令和4年10月6日に、対象期間に製作されたトヨタ自動車のbZ4Xとスバルのソルテラの計204台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたトヨタ自動車の詳しい情報についてご紹介いたします。
トヨタ自動車令和4年10月6日リコール情報
令和4年10月6日にリコール届出がされたトヨタ自動車対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
トヨタ自動車のbZ4X 令和4年10月6日リコール届出の対象車
令和4年10月6日にリコール届出がされたトヨタ自動車「bZ4X」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名: トヨタ bZ4X
型式:ZAA-XEAM10
対象期間:令和4年3月2日~令和4年6月2日
車台番号:XEAM10-0001001~XEAM10-0001060
リコール対象車台数:42台
型式:ZAA-YEAM15
対象期間:令和4年3月2日~令和4年5月31日
車台番号:YEAM15-0001001~YEAM15-0001200
リコール対象車台数:70台
車名通称名: スバル ソルテラ
型式:ZAA-XEAM10X
対象期間:令和4年3月30日~令和4年4月21日
車台番号:XEAM10-0001021~XEAM10-0001051
リコール対象車台数:10台
型式:ZAA-YEAM15X
対象期間:令和4年3月28日~令和4年5月23日
車台番号:YEAM15-0001032~YEAM15-0001190
リコール対象車台数:82台
トヨタ自動車「bZ4X」とスバルの「ソルテラ」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたトヨタ自動車bZ4Xの不具合の部位(部品名)
- 車体(カーテンシールドエアバッグ)
- 走行装置(ディスクホイール・ハブボルト)
不具合の状況及び原因
- カーテンシールドエアバッグにおいて、車両工場での作業が不適切なため、展開補助用のストラップが正規位置に組付けられていないものがあります。そのため、エアバッグ作動時に正常に展開できず、最悪の場合、乗員が負傷するおそれがあります。
- ディスクホイール取付部において、ホイールの加工およびハブボルトの仕様が不適切なため、ハブボルトの締結力が車両の走行性能に対して不足し、連続した急加速や急制動の繰返し等で、当該ボルトが緩むことがあります。そのため、そのままの状態で走行を続けると、異音が発生し、最悪の場合、タイヤが脱落するおそれがあります。
改善内容
- 全車両、カーテンシールドエアバッグ展開補助用のストラップの組付状態を点検し、不適切なものは修正します。
- 全車両、ディスクホイールを良品に、ハブボルトを対策品に交換します。また、ハブボルトの取扱いに関する注記を記載した取扱説明書に交換します。
不具合件数/事故の有無
- 0件/無し
- 0件/無し
発見の動機
- 社内からの情報による
- 海外市場からの情報による
トヨタ自動車「bZ4X」のリコール最新情報
今回リコールの届出があったトヨタ自動車のbZ4Xとスバルのソルテラは、トヨタ自動車とスバルが共同開発を行った電気自動車です。2022年6月23日に報告されたリコール届出番号【5177】の原因が判明し、恒久対策が決定したため、今回のリコールが再度届出されています。
bZ4Xとソルテラは10月7日よりリコールを開始
トヨタのbZ4Xとスバルのソルテラは、6月23日にリコール届出していた【5177】の不具合の部位走行装置(ハブボルト)について原因を究明するまで契約申し込みの停止をしていましたが、10月6日に原因究明のリコールを再度届出し、対策部品の準備が整ったため、申し込み受付再開を発表しています。
トヨタでは、KINTO受付が10月26日午前10時より再開、トヨタレンタリース店受付は10月7日より再開としています。
スバルにおいても、共同開発車両ソルテラの販売を再開しており、10月14日時点での新車購入注文からの工場出荷時期は約5カ月程度を目途となっています。