令和2年8月20日に、令和元年7月9日~令和元年10月4日に製作されたUDトラックス計323台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届け出がされたUDトラックスの詳しい情報についてご紹介いたします。
UDトラックス令和2年8月20日リコール情報
令和2年8月20日にリコール届出がされたUDトラックス対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
令和2年8月20日リコール届出のUDトラックス対象車
令和2年8月20日にリコール届出がされたUDトラックス対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
通称名:クオン
型式:2PG-CD5AL、2PG-CD5BL、2PG-CD5BL改、2PG-CD5CL 、2PG-CG4CA、2PG-CG4CA改、2PG-CG5BL 、2PG-CG5CL、2PG-CW4AL 、2PG-CW5AL、2PG-CW5BL 、2PG-CW5CL、2PG-CX5BL
車台番号:JNCMBN0C2KU046163、JNCMB02C3KU044969 ~ JNCMBN0C5LU047258、JNCMB02CXKU044998 ~ JNCMB02C6LU047236、JNCMBM0G2KU046225 ~ JNCMBM0G2KU046371、JNCMB02G2KU046280、JNCMB02G8KU045084 ~ JNCMBP0G3LU047175、JNCMBM0D1KU045184 ~ JNCMBM0D9LU046682、JNCMB02D0KU044405 ~ JNCMBP0D3LU047201、JNCMB02D3KU044852 ~ JNCMB02D8LU047229、JNCMB02D2KU045118 ~ JNCMBP0D7LU047153、JNCMB02D8KU045480 ~ JNCMB02D8KU046497
リコール対象車台数:計323台
不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたUDトラックスの不具合状況は、重ね板ばね式緩衝装置付大型トラックのVロッドにおいて、製造工程が不適切なため、センタージョイント部ボールスリーブとフランジとの嵌合が不十分なものがあるとのことです。そのため、段差乗り越えなどの大きな変動等を繰り返し受けると、フランジを固定するボルトの締結力が低下し、センタージョイントのハウジングが破損して最悪の場合、走行安定性が損なわれるおそれがあります。改善内容としては、全車両Vロッドを対策品に交換を行います。
リコール届出以外の車の制度
車に関する制度にはリコールと似た制度で、改善対策やサービスキャンペーンというものがあります。それぞれについてもご説明いたします。
改善対策
改善対策とは、自動車等の構造・装置または性能が自動車の安全上、公害防止上の規定に適合しなくなる恐れがある状態、または適合していない状態で、原因が設計または製作の過程にある場合に、それを国土交通省大臣に届け出て自動車を回収し無料で修理する制度のことです。所有している車に改善対策が届けだされた場合もリコールと同様、メーカーから改善対策の通知が届きます。
サービスキャンペーン
リコールまたは改善対策に該当しない場合であり、商品性や品質の改善のためにメーカーが無料で行う自動車の修理を行う国土交通省の通達に基づく制度のことです。サービスキャンペーンとリコール・改善対策の大きな違いは重要度です。サービスキャンペーンはあくまで商品の改善・向上を目的として行われるものです。サービスキャンペーンは、走行には問題のない内容となっています。