令和3年6月3日に、対象期間に製作されたUDトラックスのクオンの計29,097台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたUDトラックスの詳しい情報についてご紹介いたします。
UDトラックス令和3年6月3日リコール情報
令和3年6月3日にリコール届出がされたUDトラックス対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
UDトラックス(クオン)令和3年6月3日リコール届出の対象車
令和3年6月3日にリコール届出がされたUDトラックス「クオン」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:UDトラックス クオン
型式:2PG-CD4BA 2PG-CD4BA改
対象期間:平成30年12月19日 ~ 令和3年3月17日
車台番号:JNCMBM0C9KU038541 ~ JNCMBM0C5MU060877
リコール対象車台数:68台
型式:2PG-CD4CA 2PG-CD4CA改
対象期間:平成30年12月19日 ~ 令和3年3月29日
車台番号:JNCMBM0C6KU038495 ~ JNCMBM0C7MU061254
リコール対象車台数:96台
型式:2PG-CD5AL
対象期間:平成29年9月25日 ~ 令和3年2月23日
車台番号:JNCMBN0C7HU026287 ~ JNCMBN0C1MU060249
リコール対象車台数:41台
型式:2PG-CD5BA
対象期間:平成29年6月9日 ~ 令和3年3月30日
車台番号:JNCMBN0C8HU021910 ~ JNCMBN0C7MU061342
リコール対象車台数:371台
型式:2PG-CD5BL 2PG-CD5BL改
対象期間:平成29年9月6日 ~ 令和3年3月29日
車台番号:JNCMB02C3HU025945 ~ JNCMB02C0MU061294
リコール対象車台数:331台
型式:2PG-CD5CA 2PG-CD5CA改
対象期間:平成29年4月28日 ~ 令和3年3月30日
車台番号:JNCMB02C2HU016413 ~ JNCMB02C5MU061324
リコール対象車台数:4,513台
型式:2PG-CD5CE
対象期間:平成30年2月22日 ~ 令和3年3月29日
車台番号:JNCMB02C6JU031003 ~ JNCMB02C3MU061242
リコール対象車台数:485台
型式:2PG-CD5CL
対象期間:平成29年8月3日 ~ 令和3年3月29日
車台番号:JNCMB02C6HU018195 ~ JNCMB02C2MU061250
リコール対象車台数:397台
型式:2PG-CG4CA 2PG-CG4CA改
対象期間:平成30年12月19日 ~ 令和3年3月25日
車台番号:JNCMBM0GXKU038485 ~ JNCMBM0G5MU061188
リコール対象車台数:144台
型式:2PG-CG5AA
対象期間:令和2年8月7日
車台番号:JNCMB02G9LU054751
リコール対象車台数:1台
型式:2PG-CG5BA
対象期間:平成29年9月8日 ~ 令和3年1月29日
車台番号:JNCMB02G9HU025953 ~ JNCMB02G5MU059544
リコール対象車台数:44台
型式:2PG-CG5BE 2PG-CG5BE改
対象期間:平成30年5月24日 ~ 令和3年1月28日
車台番号:JNCMB02G5JU034378 ~ JNCMB02G1MU059363
リコール対象車台数:12台
型式:2PG-CG5BL
対象期間:平成30年4月19日 ~ 令和2年10月17日
車台番号:JNCMB02G0JU033297 ~ JNCMB02G4MU056568
リコール対象車台数:8台
型式:2PG-CG5CA 2PG-CG5CA改
対象期間:平成29年6月22日 ~ 令和3年3月30日
車台番号:JNCMB02G3HU017251 ~ JNCMB02G4MU061348
リコール対象車台数:9,716台
型式:2PG-CG5CE
対象期間:平成30年2月15日 ~ 令和3年3月29日
車台番号:JNCMB02G1JU031283 ~ JNCMB02G0MU061220
リコール対象車台数:707台
型式:2PG-CG5CL
対象期間:平成29年8月3日 ~ 令和3年3月30日
車台番号:JNCMB02G5HU022337 ~ JNCMB02G0MU061332
リコール対象車台数:399台
型式:2PG-CW4AL
対象期間:平成30年12月19日 ~ 令和3年3月30日
車台番号:JNCMBM0D6KU038215 ~ JNCMBM0DXMU061306
リコール対象車台数:267台
型式:2PG-CW5AL
対象期間:平成29年5月10日 ~ 令和3年3月30日
車台番号:JNCMB02D5HU017046 ~ JNCMB02D6MU061325
リコール対象車台数:2,366台
型式:2PG-CW5BL 2PG-CW5BL改
対象期間:平成29年6月19日 ~ 令和3年3月29日
車台番号:JNCMB02D1HU022941 ~ JNCMBP0D0MU061283
リコール対象車台数:691台
型式:2PG-CW5CA 2PG-CW5CA改
対象期間:平成29年6月6日 ~ 令和3年3月26日
車台番号:JNCMB02D7HU022507 ~ JNCMB02D8MU061097
リコール対象車台数:444台
型式:2PG-CW5CL 2PG-CW5CL改
対象期間:平成29年6月6日 ~ 令和3年3月30日
車台番号:JNCMBP0D0HU022005 ~ JNCMB02D5MU061316
リコール対象車台数:574台
型式:2PG-CX5BA 2PG-CX5BA改
対象期間:平成29年7月28日 ~ 令和3年3月25日
車台番号:JNCMB02D6HU024538 ~ JNCMB02D8MU061116
リコール対象車台数:200台
型式:2PG-CX5BL 2PG-CX5BL改
対象期間:平成29年8月30日 ~ 令和3年3月11日
車台番号:JNCMB02D3HU026151 ~ JNCMB02D4MU060609
リコール対象車台数:133台
型式:2PG-GK5AAB 2PG-GK5AAB改
対象期間:平成29年11月14日 ~ 令和3年3月30日
車台番号:JNCMBP0A3HU022537 ~ JNCMB22A2MU061291
リコール対象車台数:5,038台
型式:2PG-GK5AAD 2PG-GK5AAD改
対象期間:平成29年10月31日 ~ 令和3年3月30日
車台番号:JNCMB22A4JU027834 ~ JNCMBP0A8MU061263
リコール対象車台数:1,686台
型式:2PG-GK5AAE 2PG-GK5AAE改
対象期間:平成29年12月14日 ~ 令和3年3月30日
車台番号:JNCMB22A7JU029657 ~ JNCMB22AXMU061314
リコール対象車台数:340台
型式:2PG-GK5AAK
対象期間:平成30年6月7日 ~ 令和3年3月19日
車台番号:JNCMB02A1JU034874 ~ JNCMB02AXMU060989
リコール対象車台数:6台
型式:2PG-CV4AA
対象期間:令和1年7月17日 ~ 令和1年12月4日
車台番号:JNCMBM0CXKU044820 ~ JNCMBM0C7LU048700
リコール対象車台数:5台
型式:2PG-CV4BA
対象期間:令和2年11月4日 ~ 令和3年3月26日
車台番号:JNCMBM0C1MU056356 ~ JNCMBM0C0MU061175
リコール対象車台数:14台
UDトラックス「クオン」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたUDトラックス(クオン)の不具合の部位は灯火装置(コーナリングランプ)です。
不具合の状況及び原因は、平成28年排出ガス規制対応の大型トラックの側方照射灯において、取付位置が不適切であるとわかりました。また、自動点灯(オートライト)機能を装備した車両の自動点灯/消灯プログラムが不適切が不適切なため、操作条件によりすれ違い用前照灯が消灯した際に、側方照射灯が消灯しないことがあります。これは、道路運送車両法の保安基準第33条の2(側方照射灯)で定める要件に満足しないことになります。
改善内容としては、全車両、当該灯火器から電球および配線を取り除き、側方照射灯としての機能を廃止します。
社内からの情報による発見となり、不具合の発生件数は0件、事故の有無は0件となっています。
UDトラックス「クオン」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったUDトラックスのクオンは、UDトラックス(旧日産ディーゼル工業)が製造販売している大型クラスのトラックです。2017年には、グッドデザイン賞を受賞しています。こちらでは、UDトラックスのクオンについて詳しくご紹介します。
UDトラックスのクオンがグッドデザイン賞を受賞した理由とは
UDトラックスのクオンは、2017年度グッドデザイン賞を受賞しました。日本のトラック市場において、運転手不足や運転手の高齢化が課題となっており、それを鑑みた低床フロアによる乗降性のアップや、下方視界を確保することで運転手への負担を軽減しています。無駄を省いた中で機能的な作りをしているデザイン性と、安全支援システムの両立をしている大型トラックであるという点が、社会を支える車両として明確になっているということが、グッドデザイン賞の審査員による評価となっています。