令和4年7月21日に、対象期間に製作されたスバルのWRXの計22,841台と、レヴォーグ等の計247,383台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたスバルの詳しい情報についてご紹介いたします。
スバル令和4年7月21日リコール情報
令和4年7月21日にリコール届出がされたスバル対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
スバル(WRX)令和4年7月21日リコール届出(5183)の対象車
令和4年7月21日にリコール届出がされたスバル「WRX」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:スバル WRX
型式:CBA-VAB
対象期間:令和2年11月2日~令和4年4月6日
車台番号:VAB-002001~VAB-036896
リコール対象車台数:22,841台
スバル「レヴォーグ」等の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたスバル(レヴォーグ等)の不具合の部位は後退灯(バックランプスイッチ)です。
不具合の状況及び原因は、バックランプスイッチ(後退灯)において、構成部品の材料が不適切なため、スイッチ内部の接点部に黒色被膜が生成、材料が腐食する場合がある。そのため、そのまま使用を継続すると、後退灯が点灯しなくなるおそれれがあります。
改善内容としては、全車両、車両点検し、対象であれば対策品に交換ます。
市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は56件、事故の有無は、0件となっています。
スバル(レヴォーグ等)令和4年7月21日リコール届出(5184)の対象車
令和4年7月21日にリコール届出がされたスバル「レヴォーグ」等の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:スバル レヴォーグ
型式:DBA-VM4
対象期間:平成26年5月13日 ~平成29年10月27日
車台番号:VM4-002001 ~VM4-108469
リコール対象車台数:83,053台
型式:DBA-VMG
対象期間:平成26年5月13日 ~平成29年10月27日
車台番号:VMG-002001 ~VMG-027498
リコール対象車台数:19,916台
車名通称名:スバル インプレッサ
型式:DBA-GK2
対象期間:平成28年12月7日~平成29年10月23日
車台番号:GK2-002001 ~GK2-004596
リコール対象車台数:1,408台
型式:DBA-GK3
対象期間:平成28年12月7日~平成29年10月24日
車台番号:GK3-002001 ~GK3-004063
リコール対象車台数:1,151台
型式:DBA-GK6
対象期間:平成28年10月24日~平成29年10月25日
車台番号:GK6-002001 ~GK6-006217
リコール対象車台数:2,812台
型式:DBA-GK7
対象期間:平成28年10月24日~平成29年10月24日
車台番号:GK7-002001 ~GK7-008919
リコール対象車台数:5,055台
型式:DBA-GT2
対象期間:平成28年12月7日~平成29年10月24日
車台番号:GT2-002003 ~GT2-030680
リコール対象車台数:8,174台
型式:DBA-GT3
対象期間:平成28年12月7日~平成29年10月24日
車台番号:GT3-002001 ~GT3-031978
リコール対象車台数:5,135台
型式:DBA-GT6
対象期間:平成28年10月3日~平成29年10月24日
車台番号:GT6-002001 ~GT6-030607
リコール対象車台数:9,080台
型式:DBA-GT7
対象期間:平成28年10月3日~平成29年10月26日
車台番号:GT7-002001 ~GT7-056338
リコール対象車台数:15,777台
車名通称名:スバル XV
型式:DBA-GT3
対象期間:平成29年4月21日~平成30年8月20日
車台番号:GT3-027002 ~GT3-042676
リコール対象車台数:10,953台
型式:DBA-GT7
対象期間:平成29年4月21日~平成30年8月10日
車台番号:GT7-040001 ~GT7-077392
リコール対象車台数:30,607台
車名通称名:スバル WRX
型式:DBA-VAG
対象期間:平成26年6月23日~平成29年10月24日
車台番号:VAG-002001 ~VAG-024975
リコール対象車台数:15,417台
車名通称名:スバル レガシィ
型式:DBA-BN9
対象期間:平成26年10月2日~平成29年10月24日
車台番号:BN9-002001 ~BN9-016218
リコール対象車台数:9,438台
型式:DBA-BS9
対象期間:平成26年10月2日~平成29年10月24日
車台番号:BS9-002001 ~BS9-043904
リコール対象車台数:29,407台
スバル「レヴォーグ」等の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたスバル(レヴォーグ等)の不具合の部位は電気装置(ハーネスコネクタ)です。
不具合の状況及び原因は、電動パーキングブレーキ用のハーネスコネクタにおいて、樹脂材料の選定が不適切なため、融雪剤等の影響からコネクタが割れることがあります。そのため、車両振動等によりハーネスコネクタが抜け、警告灯を点灯させ電動パーキングブレーキが作動しない、または解除できなくなるおそれがれがあります。
改善内容としては、全車両、ハーネスコネクタを点検し、対象であれば抜け止めクリップを装着します。
市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は188件、事故の有無は、0件となっています。
スバル「レヴォーグ」とはどんな車?
今回のリコール届出があったスバルのレヴォーグは、スバルが現在も生産販売中のスポーツワゴンです。スバルには先進安全技術のアイサイトがあり、レヴォーグはグレードごとにアイサイトもしくはアイサイトXが搭載されています。こちらではスバルのレヴォーグにも搭載されているアイサイトXについて、詳しくご紹介します。
スバルレヴォーグ搭載の安全技術アイサイトXとは
スバルのレヴォーグに搭載されている先進安全技術アイサイトXをご存知でしょうか。スバルが独自に開発した運転支援システムのアイサイトがさらに進化したものが、アイサイトXです。
アイサイトXでは、準天頂衛星みちびきとGPSによって、アイサイトXを搭載している車の位置を正確に把握することができています。
準天頂衛星とは、もともとの静止衛星は赤道上に位置しているのですが、準天頂衛星はその軌道を斜めに傾けることで日本の真上を通る軌道になっています。日本付近において一衛星あたりの滞空時間が長いため、正確なデータを衛星を通じて車に送ることができています。
このアイサイトXが正確な位置把握データを自動車に送ることができるため、3D高精度地図データで道路のその先までを把握することができ、走行中の車の運転支援をすることが可能になっています。特にアイサイトXが活躍する場面は高速道路で、高速道路走行中の車線変更をサポートしたり、カーブを前にした自動車の速度制御も自動で行うことができています。