令和3年12月2日に、対象期間に輸入されたメルセデスベンツのG350d等の計103台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたメルセデスベンツの詳しい情報についてご紹介いたします。
メルセデスベンツ令和3年12月2日リコール情報
令和3年12月2日にリコール届出がされたメルセデスベンツ対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
メルセデスベンツ(G350d)令和3年12月2日リコール届出(外-3327)の対象車
令和3年12月2日にリコール届出がされたメルセデスベンツ「G350d」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:メルセデスベンツG350d
型式:LDA-463348 右ハンドル
車台番号:WDB4633482X238918~WDB4633482X250597
対象期間:平成27年12月10日~平成28年8月1日
リコール対象車台数:103台
メルセデスベンツ「G350d」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたメルセデスベンツ(G350d)の不具合の部位は原動機(エンジンコントロールユニット)です。
不具合の状況及び原因は、エンジンコントロールユニットの制御プログラムにおいて、生産指示が不適切なため、誤った制御プログラムが搭載されています。そのため、排出ガスが基準値を超えるおそれがあります。
改善内容としては、全車両、エンジンコントロールユニットの制御プログラムを正規のプログラムに書き換えます。
ドイツ本社からの報告による発見となり、不具合の発生件数は0件、事故の火災0件となっています。
メルセデスベンツ(S400d 4MATIC)等の令和3年12月2日リコール届出(外-3325)の対象車
令和3年12月2日にリコール届出がされたメルセデスベンツ「S400d 4MATIC 」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:メルセデスベンツS400d 4MATIC
型式:3DA-223033 左ハンドル
車台番号:W1K2230331A002354~W1K2230331A039269
対象期間:令和2年12月16日~令和3年5月15日
リコール対象車台数:98台
型式:3DA-223033 右ハンドル
車台番号:W1K2230332A003009~W1K2230332A039723
対象期間:令和2年12月16日~令和3年5月29日
リコール対象車台数:381台
型式:3DA-223133 左ハンドル
車台番号:W1K2231331A002164~W1K2231331A039097
対象期間:令和2年12月10日~令和3年5月15日
リコール対象車台数:41台
型式:3DA-223133 右ハンドル
車台番号:W1K2231332A003758~W1K2231332A039254
対象期間:令和2年12月16日~令和3年10月6日
リコール対象車台数:113台
車名通称名:メルセデスベンツS500 4MATIC
型式:5AA-223063 左ハンドル
車台番号:W1K2230631A003732~W1K2230631A039506
対象期間:令和2年12月16日~令和3年9月15日
リコール対象車台数:268台
型式:5AA-223063 右ハンドル
車台番号:W1K2230632A002089~W1K2230632A039695
対象期間:令和2年8月10日~令和3年6月24日
リコール対象車台数:659台
型式:5AA-223163 左ハンドル
車台番号:W1K2231631A003698~W1K2231631A039751
対象期間:令和2年12月16日~令和3年7月26日
リコール対象車台数:710台
型式:5AA-223163 右ハンドル
車台番号:W1K2231632A002317~W1K2231632A039667
対象期間:令和2年12月16日~令和3年10月6日
リコール対象車台数:601台
メルセデスベンツ「S400d 4MATIC」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたメルセデスベンツ(S400d 4MATIC)の不具合の部位は座席(着座検知装置)です。
不具合の状況及び原因は、助手席の着座検知装置において、エアバッグコントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、作動が停止することがあります。そのため、人が着座しているにも関わらず、着座を検知しないため、衝突時にエアバッグが展開しないおそれがあります。
改善内容としては、全車両、エアバッグコントロールユニットの制御プログラムを対策プログラムに書き換えます。
市場からの報告による発見となり、不具合の発生件数は7件、事故の火災0件となっています。
メルセデスベンツ(S400d 4MATIC)の令和3年12月2日リコール届出(外-3326)の対象車
令和3年12月2日にリコール届出がされたメルセデスベンツ「S400d 4MATIC 」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:メルセデスベンツS400d 4MATIC
型式:3DA-223033 左ハンドル
車台番号:W1K2230331A004627~W1K2230331A006079
対象期間:令和2年12月16日~令和3年2月8日
リコール対象車台数:27台
型式:3DA-223033 右ハンドル
車台番号:W1K2230332A004634~W1K2230332A024084
対象期間:令和2年12月16日~令和3年5月6日
リコール対象車台数:80台
型式:3DA-223133 右ハンドル
車台番号:W1K2231332A004879~W1K2231332A006038
対象期間:令和2年12月16日~令和3年4月7日
リコール対象車台数:8台
メルセデスベンツ「S400d 4MATIC」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたメルセデスベンツ(S400d 4MATIC)の不具合の部位は燃料装置(燃料ホース)です。
不具合の状況及び原因は、燃料タンク内にある燃料ホースにおいて、レイアウトが不適切なため、燃料レベルセンサに干渉するものがあります。そのため、実際の燃料量と燃料計の表示が一致せず、燃料が多く表示されてそのままの状態で走行を続けると、最悪の場合、燃料切れにより走行不能に至るおそれがあります。
改善内容としては、全車両、燃料ホースの配索を修正して固定します。
ドイツ本社からの報告による発見となり、不具合の発生件数は0件、事故の火災0件となっています。
メルセデスベンツ「メルセデス・ベンツS400d 4MATIC」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったメルセデスベンツのS400d 4MATICは、S(Special)クラスとなり、メルセデスベンツの最上級グレードにあたる車種です。こちらでは最新の現行モデル、メルセデスベンツのS400d 4MATICについて詳しくご紹介します。
メルセデスベンツS400d 4MATICの最新モデル搭載の最新技術とは
メルセデスベンツのS400d 4MATICは、8年ぶりにフルモデルチェンジを行ったメルセデスベンツSクラスの最新モデルです。最上級グレードにあたるSクラスということで、最新の装備が搭載されています。例えば、S400d 4MATICロングに標準装備されている「ジェスチャーコントロール」は、フロントにあるメディアインターフェースのMBUXに、物理的に触れることなく一部操作が可能になっています。「ハイ、メルセデス!」と声をかけると音声認識が出来、もちろんタッチスクリーンにも対応しています。また、後部座席の後席左右に取り付けられたリアエアバッグも、S400d 4MATICロングに標準装備されています。リアエアバッグは日本初搭載となっており、前席だけでなく後席の乗員の安全性も向上しています。