フォルクスワーゲンのリコール情報-令和5年2月2日リコール届出-

令和5年2月2日に、対象期間に輸入されたフォルクスワーゲンザ・ビートル等の計8,607台のリコールについて、リコール届出が国土交通省に提出されました。

こちらの記事では、今回リコール届け出がされたフォルクスワーゲンの詳しい情報についてご紹介いたします。

フォルクスワーゲン令和5年2月2日リコール情報

令和5年2月2日にリコール届出がされたフォルクスワーゲン対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。

フォルクスワーゲン・ザ・ビートルの令和5年2月2日リコール届出(外-3556)の対象車

令和5年2月2日にリコール届出がされたフォルクスワーゲン・ザ・ビートルの対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。

車名通称名:フォルクスワーゲン・ザ・ビートル1.2/77kW
型式:DBA-16CBZ
対象期間:平成26年8月6日~平成28年9月7日
車台番号:WVWZZZ16ZFM600487~WVWZZZ16ZGM639101
リコール対象車台数:7,097台

車名通称名:フォルクスワーゲン・ザ・ビートルカブリオレ1.2
型式:DBA-16CBZK
対象期間:平成26年8月6日~平成28年9月7日
車台番号:WVWZZZ16ZFM800255~WVWZZZ16ZGM823722
リコール対象車台数:645台

車名通称名:フォルクスワーゲン・ザ・ビートル2.0T
型式:ABA-16CPL
対象期間:平成26年8月6日~平成28年9月28日
車台番号:WVWZZZ16ZFM600842~WVWZZZ16ZGM638766
リコール対象車台数:369台

車名通称名:フォルクスワーゲン・ザ・ビートルDUNE1.4/110kW
型式:ABA-16CZDW
対象期間:平成28年4月12日~平成28年9月7日
車台番号:WVWZZZ16ZGM622579~WVWZZZ16ZGM635285
リコール対象車台数:496台

フォルクスワーゲン・ザ・ビートルの不具合状況と改善内容

今回リコール届出がされたフォルクスワーゲン・ザ・ビートル等の不具合の部位は、エアバッグ装置(インフレータ)です。

不具合の状況及び原因は下記になります。

運転席用エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、高い湿度の環境下で大きな温度変化を繰り返すと、ガス発生剤が劣化することがあります。そのため、エアバッグ展開時にインフレータ容器が破損するおそれがあります。

改善内容としては、全車両、運転席用エアバッグユニットを対策品と交換します。

ドイツ本社からの情報による発見のため、不具合の発生件数は4件、事故の有無もなしとなっています。

フォルクスワーゲン・ザ・ビートルとはどんな車?

今回リコールの届け出があったフォルクスワーゲン・ザ・ビートルは、フォルクスワーゲンが製造販売していたハッチバッククーペです。本国では2011年から2019年までの生産期間となっており、生産終了後は在庫のみの対応となっていましたが、現在は販売も終了しています。フォルクスワーゲンでカリスマ的人気のあるタイプ1の系譜を継いだモデルとなっていて、タイプワンのモチーフとして登場したニュービートルに続き、ザ・ビートルが生産されました。タイプワンはカブトムシ(ビートル)の通称で呼ばれ、日本国内でも親しまれたモデルだったことから、人気が高く、販売終了後も中古車市場での流通数は決して少なくありません。こちらではザ・ビートルについてご紹介します。

フォルクスワーゲン・ザ・ビートルの特徴

フォルクスワーゲンのザ・ビートルは、前輪駆動(FF)の3ドアハッチバッククーペとなっています。ベースはフォルクスワーゲン・ジェッタとされていて、Cセグメントクラスのベースになることから全長が長く、先駆モデルのニュービートルよりも全長が長く、全高は低く、全幅は広くなっています。そのため室内空間が以前よりも確保できています。

タイプワン・ニュービートルの系譜を継いだビートル(カブトムシ)のようなエクステリアデザインは、前期モデルと後期モデルでフロントバンパーのデザインのみやや異なります。製造年でみると、2016年9月のマイナーチェンジ後が後期モデルとなります。

ザ・ビートルのトランスミッションは7DSGです。DSGとはDirectShiftGearboxの略で、フォルクスワーゲンの2ペダルMTといわれるトランスミッションです。2ペダルMTとは、通常のマニュアルミッション車のようなクラッチぺダルはなく、またオートマのようなコンバーターの装備もないものの、2組の電動制御されたクラッチが組み込まれているので、クラッチペダル操作は不要でギアチェンジが行えるようになっています。フロアMTモードでなら、セミオートマでシフトチェンジが可能です。

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