ダイハツのリコール情報-令和5年4月6日リコール届出-

令和5年4月6日に、対象期間に製作されたダイハツのハイゼット等の計5,887台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。

こちらの記事では、今回リコール届出されたダイハツの詳しい情報についてご紹介いたします。

ダイハツ令和5年4月6日リコール情報

令和5年4月6日にリコール届出がされたダイハツの対象車等(またはOEM車)および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。

ダイハツ(ハイゼット)令和5年4月6日リコール届出の対象車

令和5年4月6日にリコール届出がされたダイハツ「ハイゼット」等の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。

車名通称名:ダイハツ ハイゼット 手動変速仕様車
型式:3BD-S700V
 車台番号:S700V-0000076~S700V-0061299
 対象期間:令和3年12月3日~令和5年1月17日
 リコール対象車台数:1,741台
型式:3BD-S710V
 車台番号:S710V-0000106~S710V-0042729
 対象期間:令和3年12月3日~令和5年1月17日
 リコール対象車台数:2,823台

車名通称名:ダイハツ ハイゼットデッキバン 手動変速仕様車
型式:3BD-S700W
 車台番号:S700W-0000058~S700W-0001520
 対象期間:令和3年12月7日~令和4年12月20日
 リコール対象車台数:48台
型式:3BD-S710W
 車台番号:S710W-0000072~S710W-0003506
 対象期間:令和3年12月6日~令和5年1月16日
 リコール対象車台数:167台

車名通称名: スバル サンバー 手動変速仕様車
型式:3BD-S700B
 車台番号:S700B-0000055~S700B-0002063
 対象期間:令和3年12月13日~令和5年1月10日
 リコール対象車台数:181台
型式:3BD-S710B
 車台番号:S710B-0000054~S710B-0002655
 対象期間:令和3年12月13日~令和5年1月9日
 リコール対象車台数:444台

車名通称名:トヨタ ピクシスバン 手動変速仕様車
型式:3BD-S700M
 車台番号:S700M-0000067~S700M-0004971
 対象期間:令和3年12月14日~令和5年1月10日
 リコール対象車台数:207台
型式:3BD-S710M
 車台番号:S710M-0000060~S710M-0003114
 対象期間:令和3年12月8日~令和5年1月14日
 リコール対象車台数:276台

ダイハツ「ハイゼット」の不具合状況と改善内容

今回リコール届出がされたダイハツ(ハイゼット)等の不具合の部位は操縦装置(メータパネル)です。

不具合の状況及び原因は以下です。

MT(手動変速仕様)車において、メータパネルの設計が不適切なため、走行用前照灯(ハイビーム)の自動制御状態を運転者に表示する装置が備えられていません。そのため、保安基準第32条(前照灯等の基準)に適合しません。

改善内容としては、全車両、コンビネーションメータを対策品と交換します。

社内からの情報による発見となり、不具合の発生件数は0件、事故の有無は無しとなっています。

ダイハツ「ハイゼットカーゴ」とはどんな車?

今回リコールの届け出があったダイハツのハイゼットカーゴは、1960年から発売を開始したダイハツのなかでも長い歴史をもつ軽自動車です。2021年に17年ぶりにフルモデルチェンジがあったため、話題となりフルモデルチェンジ後は納車3か月待ちの人気車種となりました。

フルモデルチェンジしたハイゼットカーゴの特徴とは

ハイゼットカーゴは、もともと商用車としての人気が高い車のため、シンプルな外観デザインになっています。エンジンはシート下に搭載しているため、ボンネットはコンパクトに運転がしやすくなっています。フルモデルチェンジ後はトランスミッションが自動無段変速機(CVT)へと変更になりました。実はダイハツのフロントエンジンリアドライブ(FR)用のCVTは、今回のハイゼットとアトレーに初めて採用されています。商用車はこれまでMT車による手動変速機が主流だったものの、2ペダルのみで操作が可能な運転できる人の幅を拡大することを目的として、CVTが採用されました。路面状況や走行状況に応じて多段階に切り替えが可能な多段階AT車の設定をするという選択肢については、ハイゼットの商用として積載能力の高い車にする点から難しいとされていました。しかし、CVTが採用になったことで無段変速となり、ギアによる変速切り替えがなくなったので、滑らかな走りと油圧による変化は車輪までの伝達ラグが発生しないため燃費の良い車になっています。

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