令和5年4月13日に、対象期間に輸入されたプジョーの3008 HYBRID4等の計482台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたプジョーの詳しい情報についてご紹介いたします。
プジョー令和5年4月13日リコール情報
令和5年4月13日にリコール届出がされたプジョー対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
プジョー(3008 HYBRID4)令和5年4月13日リコール届出の対象車
令和5年4月13日にリコール届出がされたプジョー「3008 HYBRID4」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名:プジョー 3008 HYBRID4
型式:3LA-P845G06H
対象期間:令和02年12月07日~令和04年04月20日
車台番号:VF3M45GBULS170883~VF3M45GBUNS031988
リコール対象車台数:380台
車名:DS DS 7 クロスバックE-TENSE
型式:3LA-X745G06H
対象期間:令和02年12月07日~令和04年06月23日
車台番号:VR1J45GBULY029187~VR1J45GBUNY515901
リコール対象車台数:102台
プジョー「3008 HYBRID4」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたプジョー(3008 HYBRID4)の不具合の部位は動力伝達装置(リアドライブシャフトワッシャー)です。
不具合の状況及び原因は、リアドライブシャフトのワッシャーにおいて、製造時の装着位置が不適切なために使用過程で破損し、ABS センサーと接触するおそれがあります。このため、異音が発生すると共に、ABS 警告灯が点灯、「ABS 故障」メッセージが表示され、ABS 機能が停止するおそれがあります。
改善内容としては、全車両、ワッシャーを対策品に交換します。
こちらは、本国からの情報による発見となり、不具合の発生件数は2件、事故の有無はなしとなっています。
プジョー「3008 HYBRID4」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったプジョー3008 HYBRID4は、プジョーのプラグインハイブリッド車です。プジョー3008は、3つのパワートレーンから選べるようになっていて、1.6Lガソリンエンジンと2.0Lディーゼルエンジン、1.6Lガソリンエンジンに前後2基の電動モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドのバリエーションがあります。なかでもプジョー3008 GT HYBRID4は、プラグを差し込み充電が可能で、出力3kWの充電器であれば、約5時間で満充電が可能となっています。こちらでは、プジョー3008 HYBRID 4について解説します。
プジョーのプラグインハイブリッド車の特徴
プジョーの製造販売しているプラグインハイブリッド車の特徴がいくつかあります。まず、4つの走行モードに切り替えができるという点が大きなポイントです。4つの走行モードは、エレクトリックモードと、ハイブリッドモード、スポーツモード、4WDモードとなっています。それぞれにメリットがある走行モードは、周辺環境や道路状況、走行状況に合わせて切り替えることができます。
電力のみで走行するため、走行中の廃棄物の排出量がゼロとなるエレクトリックモードは、電力のみで走るため、ほぼ無音の静粛性の高さ、また低振動で乗り心地も良くなっています。また電動のみの走行であっても、最高速度135km/hとなっており、決してパワーがないわけではありません。内燃機関とモーターを合わせて効率よく走行するハイブリッドモードもありますし、シフトアップを遅らせて高出力エンジンを引き出すスポーツモードもあります。また4WDモードでは、グリップ状態ごとにトルクを制御することで、悪路でも安定感があり、走破性を高めるモードになっています。