令和3年11月4日に、対象期間に製作された日野自動車のデュトロの計262台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出された日野自動車の詳しい情報についてご紹介いたします。
日野自動車令和3年11月4日リコール情報
令和3年11月4日にリコール届出がされた日野自動車対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
日野自動車(デュトロ)令和3年11月4日リコール届出の対象車
令和3年11月4日にリコール届出がされた日野自動車「デュトロ」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:日野自動車 デュトロ
型式:2DG-GDY231M 2PG-GDY231M
対象期間:令和3年8月25日~令和3年9月15日
車台番号:GDY231-0001148~GDY231-0001305
リコール対象車台数:4台
型式:2DG-GDY281M 2PG-GDY281M
対象期間:令和3年8月6日~令和3年9月14日
車台番号:GDY281-0001023~GDY281-0001192
リコール対象車台数:6台
車名通称名:トヨタ ダイナ
型式:2DG-GDY231 2PG-GDY231
対象期間:令和3年8月2日~令和3年9月16日
車台番号:GDY231-0001010~GDY231-0001313
リコール対象車台数:122台
型式:2DG-GDY281 2PG-GDY281
対象期間:令和3年8月2日~令和3年9月16日
車台番号:GDY281-0001008~GDY281-0001205
リコール対象車台数:92台
型式:3BF-TRY230
対象期間:令和3年8月26日~令和3年9月16日
車台番号:TRY230-0500065~TRY230-0500343
リコール対象車台数:38台
日野自動車「デュトロ」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされた日野自動車(デュトロ)の不具合の部位は突入防止装置(車体後面構造部)です。
不具合の状況及び原因は、突入防止装置において、車体後面構造部の下縁高さの設計検討が不十分なため、基準高を超えるものがある。そのため、保安基準第18条の2を満足しないおそ
れがあります。
改善内容としては、全車両、下縁高さを点検し、基準値を超えている場合は車体後面構造部の高さを調整します。なお、点検および調整が困難な車両は、形状を変更した車体後面構造
部に交換します。
独立行政法人自動車技術総合機構からの情報による発見となり、不具合の発生件数は0件、事故の有無は無となっています。
日野自動車「デュトロ」とはどんな車?
今回リコールの届け出があった日野自動車のデュトロは、ダイハツのデルタトラックのOEMを受け登場した先代車レンジャーの後継車として、1999年に初代モデルが販売を開始しました。2011年にフルモデルチェンジを行い現在販売中のデュトロは、2代目モデルとなっています。こちらでは2021年7月に追加された日野自動車のデュトロ1.5トンクラスについて詳しく解説します。
日野のデュトロは2トンだけじゃない
日野自動車のデュトロは、2021年7月にデュトロシリーズとして初めて、1.5トンクラスを追加しました。1.5トンクラスのデュトロのラインナップは、シングルキャブとダブルキャブで、どちらのタイプも12通りの型数があります。
デュトロ1.5トンクラスには先進安全技術も搭載されています。まず、衝突回避と衝突被害軽減を支援するプリクラッシュセーフティシステム(PCS)は、ミリ波レーダーとカメラによって昼夜の車両や歩行者と昼の自転車運転者を検知します。検知時は警報とブレーキ操作支援をすることで、万が一の衝突時の被害の軽減と衝突回避に役立ちます。また、前進誤発進抑制機能も搭載されていて、アクセルとブレーキを踏み間違えた時はエンジンの出力制御とブレーキによる制動を行い、店舗の壁面などに近い時はソナーセンサ―が距離を検知してディスプレイの表示と警報音でドライバーに対して注意喚起を促します。
グレードは、必要な装備すべてが標準装備になっているスタンダードと、高級感のある装備と高機能を搭載したハイグレード、コストパフォーマンスがよく価格もお求めやすいベーシックがあります。平デッキやダンプ仕様車、ミキサー車、アルミバンタイプなどの積荷を守るタイプなど様々なバリエーションがラインナップされていますので、用途に合わせて検討することが出来ます。