令和5年4月13日に、期間中に輸入されたジープ・コンパス計1,407台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届け出がされたジープの詳しい情報についてご紹介いたします。
自動車のリコール制度
自動車のリコール制度とは、設計や製造段階を原因とする不具合が特定の自動車(オートバイを含む)および原動機付自転車に発見され、その不具合により保安基準に不適合となる場合、道路運送車両法第63条の3に基づき、メーカーや輸入業者が国土交通大臣へその旨をあらかじめ届け出て、該当する製品を無料で修理をする制度のことです。日本では1969年6月に運輸省の通達でリコール届けの受付が開始されました。1994年7月には、道路運送車両法改正でリコール制度が法律で明記されて1995年1月に施行されました。
ジープ令和5年4月13日リコール情報
令和5年4月13日にリコール届出がされたジープ対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
ジープ令和5年4月13日リコール届出の対象車
令和5年4月13日にリコール届出がされたジープ対象車(コンパス等)は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
通称名:ジープ コンパス
型式:3BA-M624
車台番号:MCANJRBB0MFA80469~MCANJREBXMFA83004
輸入期間:令和03年10月04日~令和04年06月05日
リコール対象車台数:計1,407台
不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたジープの不具合の部位は、動力伝達装置(オートマチックトランスミッション) です。
不具合の原因と状況は、オートマチックトランスミッションにおいて、製造管理が不適切なため、オイルクーラーホースに接続されずに保護キャップで塞がれているものがあります。そのため、トランスミッションオイルが十分に冷却されず、トランスミッション温度警告灯が点灯し、最悪の場合オイルクーラーホースの接続部の保護キャップが外れ、オイルが漏れる恐れがあります。
改善内容としては、全車両、オートマチックトランスミッションを点検し、オイルクーラーホースが接続されていない場合は、オイルクーラーホースを接続します。
こちらの不具合の発見は、本国からの情報によるもので、不具合件数はなし、事故の有無はなしとなっています。
ジープ「コンパス」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったコンパスは、1941年のブランド誕生以来4×4の人気ブランドとして世界で知られるジープのステーションワゴンとなっています。現行モデルのコンパスは、Longitude(ロンジテュード)とLimited(リミテッド)があります。こちらでは、最新の現行コンパスについて詳しく解説します。
現行モデルのジープコンパスとは
現在販売中のコンパスは、グレードタイプが二通りありLongitude(ロンジテュード)とLimited(リミテッド)になっています。どちらのグレードも、同じボディカラーの展開となっており、エグゾティカレッドC/C、グレーマグネシオメタリックC/C、パールホワイト(トライコート塗装代55,000円が別途必要)、ブリリアントブラッククリスタルP/C(パールコート塗装代55,000円が別途必要)となります。最新のコンパスの搭載する先進安全技術は、車内の充実したエアバッグシステムや、難しい場所の駐車もアシストするフロント/リアパークアシスト、前方車両との安全な車間距離を制御するアダプティブクルーズコントロールなどがあります。
通称名 | コンパス | |
グレード | Longitude | Limited |
型式 | 3BA-M624 | 3BA-M624 |
トランスミッション | 電子制御式6速オートマチック | 電子制御式9速オートマチック |
駆動方式 | 前2輪駆動 | 4輪駆動(オンデマンド方式) |
全長(mm) | 4,420 | |
全幅(mm) | 1,810 | |
全高(mm) | 1,640 | |
ホイールベース(mm) | 2,635 | |
燃料エンジン種類 | 直列4気筒 マルチエア 16バルブ |