日産自動車のリコール情報-令和4年12月1日リコール届出-

令和4年12月1日に、対象期間に製作された日産自動車のノート等計4,856台(届出番号5240)、NV350キャラバン等計114,115台(届出番号5241)についてリコール届出が国土交通省に提出されました。

こちらの記事では、今回リコール届け出がされた日産自動車の詳しい情報についてご紹介いたします。

日産自動車令和4年12月1日リコール情報

令和4年12月1日にリコール届出がされた日産自動車対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。

日産自動車(ノート)令和4年12月1日リコール届出(5240)の対象車

令和4年12月1日にリコール届出がされた日産自動車「ノート」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。

車名通称名:「日産自動車ノートe-Power NISMO S」
型式:DAA-HE12
 車台番号:HE12-213314 ~ HE12-419712
対象期間:平成30年8月21日 ~ 令和2年7月28日
 リコール対象車台数:4,856台

日産自動車「ノート」の不具合状況と改善内容

今回リコール届出がされた日産自動車(ノート)の不具合の部位は、電気装置(リチウムイオンバッテリ内部ヒューズ)です。

不具合の状況及び原因は、NISMO-S仕様のリチウムイオンバッテリ内部ヒューズにおいて、ヒューズの仕様設定が不適切なため、運転の仕方によっては早期に劣化が促進することがあります。そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、ヒューズが溶断し警告灯が点灯するとともに、モータへの電力供給が停止し走行不能になるおそれがあります。

改善内容としては、全車両、リチウムイオンバッテリ内部ヒューズを対策品に交換します。 

市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は34件、事故の有無は無しとなっています。

日産自動車(ノート)令和4年12月1日リコール届出(5241)の対象車

令和4年12月1日にリコール届出がされた日産自動車「ノート」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。

車名通称名:「日産自動車NV350キャラバン」

型式:LDF-VW2E26
 車台番号:VW2E26-000003 ~ VW2E26-126156
対象期間:平成24年6月16日 ~ 令和3年12月24日
 リコール対象車台数:54,100台
型式:LDF-VW6E26
 車台番号:VW6E26-000001 ~ VW6E26-120422
対象期間:平成24年6月16日 ~ 令和3年12月24日
 リコール対象車台数:41,417台
型式:LDF-CW4E26
 車台番号:CW4E26-000004 ~ CW4E26-101926
対象期間:平成24年6月26日 ~ 令和3年12月23日
 リコール対象車台数:4,567台
型式:LDF-CW8E26
 車台番号:CW8E26-000001 ~ CW8E26-104102
対象期間:平成24年6月27日 ~ 令和3年12月23日
 リコール対象車台数:10,775台
型式:LDF-DW4E26
 車台番号:DW4E26-000003 ~ DW4E26-100437
対象期間:平成24年11月21日 ~ 令和3年9月28日
 リコール対象車台数:1,051台

車名通称名:「いすゞコモ」

型式:LDF-JVW2E26
 車台番号:VW2E26-800001 ~ VW2E26-810275
対象期間:平成24年8月6日 ~ 令和3年10月14日
 リコール対象車台数:1,071台

型式:LDF-JVW6E26
 車台番号:VW6E26-800001 ~ VW6E26-810302
対象期間:平成24年8月6日 ~ 令和3年9月28日
 リコール対象車台数:893台

型式:LDF-JCW4E26
 車台番号:CW4E26-800001 ~ CW4E26-810031
対象期間:平成24年8月24日 ~ 令和3年9月30日
 リコール対象車台数:110台

型式:LDF-JCW8E26
 車台番号:CW8E26-800001 ~ CW8E26-810029
対象期間:平成24年8月24日 ~ 令和3年9月16日
 リコール対象車台数:121台

型式:LDF-JDW4E26
 車台番号:DW4E26-800001 ~ DW4E26-800010
対象期間:平成25年8月19日 ~ 平成29年2月15日
 リコール対象車台数:10台

日産自動車「NV350キャラバン」等の不具合状況と改善内容

今回リコール届出がされた日産自動車(NV350キャラバン)等の不具合の部位は、原動機(エンジン制御コンピュータ)です。

不具合の状況及び原因は、エンジン制御コンピュータにおいて、OBD診断の警告灯点灯の設定が不適切なため、特定の診断項目で異常判定時に警告灯が点灯しないおそれがあります。

改善内容としては、全車両、当該エンジン制御コンピュータのプログラムを修正します。

社内からの情報による発見となり、不具合の発生件数は0件、事故の有無は無しとなっています。

日産自動車「NV350キャラバン」とはどんな車?

今回リコールの届け出があった日産自動車のNV350キャラバンについて詳しく解説します。NV350キャラバンは、1973年の販売開始から人気の商用バンとなっており、2012年に車名を変更するまではキャラバンという車名で販売が行われていました。現行モデルは5代目モデルで、ラインナップはバン・ワゴン・ワイドバン・マイクロバス・マルチベッド・トランスポーター・特装車・AUTECH・キャラバンプロスタイル・LV(福祉車両)があります。バンタイプは2人~9人乗りまでのシート設定があり、ワゴンは10人乗り、マイクロバスは14人乗りとなります。マルチベッドは車中泊のためのベッドがオプションでカスタムが可能となっており、停車時の脱着式作業用テーブルとのアレンジも可能です。

NV350キャラバン人気のカスタムは

NV350キャラバンは、後席のアレンジ力が高いことから車中泊やアウトドアなどのカスタムにも人気が高い車です。しかし、最もカスタムされている使い方というと、ビジネスカーとしてのカスタムが多くなっています。前列シートの2席のみで後部はすべて荷室として使用するビジネスアレンジでは、工具などの収納戸棚を後部席に取り付けているドライバーもいます。揺れる車内で収納棚を取付けることが可能なのかと思われるかもしれませんが、実はNV350キャラバンにオプションでラゲッジユーティリティナットを取付けることが可能です。

ラゲッジユーティリティナットは、バンタイプのみに設定があります。後部荷室部分にナットを取付けることで、フックやバーを荷室に自在に取り付けることができ、ルーフ部分は一か所あたり5kgまで、ウエスト部分は1か所あたり3kgまで耐荷重が設定されています。ナットの規格はM6サイズとなっているので、ねじ径6ミリのボルトを使用することができます。ナットの両サイドにレールをつけてモノを固定することをも可能になっています。ルーフのラゲッジユーティリティナットにバーを取付て天井部分のデッドスペースも活かすことができるため、梯子や脚立などを立てることなく、上部に固定することも可能です。電気工事など、細かい道具や工具のほか、大掛かりな脚立などを必要とする現場でもキャラバンは活躍しています。

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