令和4年9月21日に、対象期間に輸入されたボルボのボルボV60等の計16,007台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたボルボの詳しい情報についてご紹介いたします。
ボルボ(ボルボV60)令和4年9月21日リコール届出の対象車
令和4年9月21日にリコール届出がされたボルボ「ボルボV60」他の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
型式:DBA-ZB420
通称名:ボルボS60
対象期間:令和1年7月16日~令和2年3月21日
車台番号:7JRZS10MDLG030113 ~ 7JRZS10MDLG049421
リコール対象車台数:945台
通称名:ボルボV60
対象期間:平成30年6月18日~令和2年11月24日
車台番号:YV1ZW10MDK1000420 ~ YV1ZW10MDL2369045
リコール対象車台数:4,082台
通称名:ボルボV60クロスカントリー
対象期間:平成30年12月27日~令和2年1月27日
車台番号:YV1ZZ10MCK1000176 ~ YV1ZZ10MCL1040061
リコール対象車台数:1,212台
型式:DBA-PB420
通称名:ボルボS90
対象期間:平成28年8月26日~平成29年6月15日
車台番号:YV1PSA2MCH1002371 ~ YV1PSA2MCH1021161
リコール対象車台数:630台
型式:DBA-PB420A
通称名:ボルボS90
対象期間:平成28年7月26日
車台番号:YV1PS10MDH1000541
リコール対象車台数:1台
型式:DBA-PB420
通称名:ボルボV90
対象期間:平成29年1月7日~令和1年5月29日
車台番号:YV1PWA2MCH1007706 ~ YV1PWA2MCK1107754
リコール対象車台数:2,060台
型式:DBA-PB420A
通称名:ボルボV90
対象期間:平成29年1月15日~令和1年12月3日
車台番号:YV1PWA2MCH1008245 ~ YV1PW10MDL1128381
リコール対象車台数:45台
型式:DBA-PB420
通称名:ボルボV90クロスカントリー
対象期間:平成29年1月12日~令和1年12月18日
車台番号:YV1PZ10MCH1000160 ~ YV1PZA2MCL1107626
リコール対象車台数:967台
型式:DBA-PB420A
通称名:ボルボV90クロスカントリー
対象期間:平成29年2月17日~令和2年1月6日
車台番号:YV1PZ10MCH1000220 ~ YV1PZA2MCL1108213
リコール対象車台数:87台
型式:DBA-UB420XC
通称名:ボルボXC60
対象期間:平成29年7月12日~令和2年1月15日
車台番号:YV1UZ10MCJ1000959 ~ YV1UZ10MCL1504889
リコール対象車台数:2,421台
型式:DBA-UB420XCA
通称名:ボルボXC60
対象期間:平成29年7月12日~令和2年1月6日
車台番号:YV1UZ10MCJ1000934 ~ YV1UZ10MCL1503935
リコール対象車台数:212台
型式:DBA-LB420XC
通称名:ボルボXC60
対象期間:平成28年1月14日~令和2年1月15日
車台番号:YYV1LFA2MCG1044451 ~ YV1LF10MCL1575715
リコール対象車台数:2,967台
型式:DBA-LB420XCA
通称名:ボルボXC90
対象期間:平成28年1月14日~令和2年1月6日
車台番号:YYV1LFA2MCG1050084 ~ YV1LFA2MCL1575620
リコール対象車台数:378台
ボルボ「ボルボV60」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたボルボ(ボルボV60)の不具合の部位は燃料装置(キャップレスフューエルフィラーインサート)です。
不具合の原因は、燃料装置のキャップレスフューエルフィラーインサート(燃料給油口)において、防水設計が不適切なため、大雨等により燃料装置内部へ雨水が浸入することがあります。そのため、燃料ポンプが腐食し、走行中にエンジン警告灯の点灯、エンジン性能の低下、エンジンストール、エンジン始動不良に至るおそれがあります。
改善内容としては、全車両、キャップレスフューエルフィラーインサートまたはフューエルパイプを対策品へ交換します。また既に燃料装置へ雨水が混入していないか確認するために燃料を点検します。なお燃料装置へ雨水の混入がある場合は、燃料ポンプを交換します。
こちらは、市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は国内58件、事故の有無は国内なしとなっています。
ボルボ「ボルボV60」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったボルボV60は、2010年にボルボカーズの本国スウェーデンで販売が開始されたステーションワゴンのシリーズです。日本国内での販売は2011年から始まりました。現在は2018年にモデルチェンジした2代目モデルが販売を開始されています。こちらでは、現行のボルボV60について詳しくご紹介します。
ボルボV60に搭載される最新のエコ技術
2018年にモデルチェンジを行い、現在販売中のボルボV60は48Vのハイブリッドシステムを搭載しています。ハイブリッドシステムにはブレーキ回生エネルギーシステムが設定されていて、ブレーキング時に放出されるエネルギーは電力に変換され、バッテリーにその回生エネルギーから得た電力を充電し、加速時に再利用することで、燃料消費量を出来る限り減らすことができています。そんなボルボV60のスペックは、全長/全幅/全高が4,780mm/1,850mm/1,435mmです。燃料消費率は15.4km/Lとなっています。