令和2年12月17日に、対象期間に製作されたホンダのインサイトの計2,100台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたホンダの詳しい情報についてご紹介いたします。
ホンダ令和2年12月17日リコール情報
令和2年12月17日にリコール届出がされたホンダ対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
ホンダ(インサイト)令和2年12月17日リコール届出の対象車
令和2年12月17日にリコール届出がされたホンダ「インサイト」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:ホンダインサイト
型式:6AA-ZE4
対象期間:令和元年9月9日~令和元年11月1日
車台番号:ZE4-1008507~ZE4-1009122
リコール対象車台数:603台
対象期間:令和元年11月5日~令和2年3月31日
車台番号:ZE4-1100001~ZE4-1101706
リコール対象車台数:1,497台
ホンダ「インサイト」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたホンダ(インサイト)の不具合の部位は、電気装置(DC-DCコンバータ)です。
不具合の状況及び原因は、パワーコントロールユニットの電圧変換装置(DC-DCコンバータ)において、バッテリへの供給電圧を制御する回路上の素子の製造管理が不適切だったことがわかりました。バッテリへの供給電圧の制御に関わるため冷間始動後にフェールセーフモードへ移行して、バッテリへの給電を停止することがあります。バッテリへの給電が停止するとバッテリ充電不足となり、警告灯や警告表示が点灯し、走行不能となるおそれがあります。
改善内容としては、全車両、パワーコントロールユニット内の給電制御プログラムを対策プログラムに書き換えます。
市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は11件、事故の有無は無となっています。
ホンダ「インサイト」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったホンダのインサイトは、本田技研工業が生産販売を行っているハイブリッド専用車です。初代モデルの販売は1999年から行われており、現在は2018年にフルモデルチェンジを行った3代目モデルが販売中となっています。こちらでは、ホンダのインサイトについて詳しくご紹介します。
ホンダインサイトの多数の受賞歴
ホンダが1999年から20年以上から生産販売を続けているインサイトには、2021年のいままでに沢山の受賞歴があります。2009年に登場した2代目モデルは、2009-2010日本自動車殿堂カーオブザイヤー、2009年度グッドデザイン賞金賞、2010年次RJCカーオブザイヤーを受賞しています。特定非営利活動法人日本自動車殿堂によるカーオブザイヤー受賞の理由は、当時のハイブリッド専用車のなかでも大胆な低価格戦略で販売をされていたインサイトは、189万円からというお求めやすい価格であったことや、ホンダらしい軽快な走りをハイブリッド車でも達成できている環境性能と走行性能のバランスの高さが要因となっています。