令和3年1月19日に、対象期間に輸入されたアウディのA6,A7SBの計14台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたアウディの詳しい情報についてご紹介いたします。
アウディ令和3年1月19日リコール情報
令和3年1月19日にリコール届出がされたアウディ対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
アウディ(A6,A7SB)令和3年1月19日リコール届出の対象車
令和3年1月19日にリコール届出がされたアウディ「A6,A7SB(スポーツバック)」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:アウディ A6
型式:3AA-F2DKNF
対象期間:令和元年12月4日~令和2年3月13日
車台番号:WAUZZZF21LN045284~WAUZZZF2XLN043713
リコール対象車台数:13台
車名通称名:アウディ A7SB45Tq
型式:3AA-F2DKNS
対象期間:令和元年12月4日
車台番号:WAUZZZF26LN017772
リコール対象車台数:1台
アウディ「A6,A7SB」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたアウディ(A6,A7SB)の不具合の部位は電気装置(スターターオルタネーター)です。
不具合の状況及び原因は、スターターオルタネーターにおいて、製造公差の設定が不適切なためハウジングに隙間が生じているもがあることがわかりました。そのため、内部に水分が侵入し、スターターオルタネーターの回路が短絡すると、過熱熱してしまい、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。
改善内容としては、全車両、スターターオルタネーターの識別番号を確認し、該当する場合は対策品に交換します。
本国からの情報による発見となり、不具合の発生件数は0件、事故の有無は0件となっています。
アウディ「A6」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったアウディA6は、1968年から販売されていたアウディのフラグシップモデルであるアウディ・100の後継モデルです。アウディA6には、セダンとステーションワゴン(アウディではアバントといわれています)があります。こちらでは、アウディのA6について詳しくご紹介します。
アウディA6の5代目モデルはマイルドハイブリッドシステムを搭載
アウディA6の5代目モデルのセダンとアバントは、2018年にドイツ本国で正式に公開され、2019年に日本国内での販売が開始しました。搭載するエンジンは、V型6気筒3.0Lの48Vマイルドハイブリッドとなっています。48Vマイルドハイブリッドというと、通常の乗用車に搭載されるオルタネーターを強化し、内燃機関であるエンジンの補助モーターとしても利用が出来るようになっているもので、通常のガソリンのみのエンジン車に比べると10~20%の燃費向上が見込めると言われており、EUで2020年から2021年にかけて厳格化されるCO2排出基準をクリアするために、EU圏の自動車メーカーでこぞって採用されているシステムになります。