クロノスの評価は?口コミを参考に魅力と欠点をチェックしよう

マツダのクロノスは個性的な車です。販売が開始された1990年代には、ほかのセダン車とは一風変わった外観を持ち、当時はまだ珍しいエンジンを搭載していました。さらに、ある黒歴史を持った車として、登場から長い年月が経った今でも存在感を放つ車です。
今回は、クロノスはどのように評価されているのか、口コミを参考にまとめました。中古でクロノスを購入しようと検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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クロノスの特徴

クロノスは1990年代に販売されていた車種で、当時の車としてはデザイン面と機能面で、鮮烈な印象を与えた車でした。海外での人気は特に高く、運転のしやすさに定評があったようです。このような、クロノスの特徴を紹介します。

カペラの後継車

クロノスが登場したのは、バブル末期の1991年です。当時のマツダの期間車種であった、カペラの後継車種としてデビューしました。5ナンバーであったカペラよりも、ボディの大きい3ナンバー車です。側面の衝突安全基準に対応するために、ワイドなボディになりました。当時の日本のセダンは直線的で、細長いフォルムが特徴的でしたが、クロノスは曲線的で丸みを帯びたスタイルで、新鮮なデザインでした。エンジンは世界最小クラスの新開発のK型V6エンジンを搭載しています。当時の基準では安全面、デザイン面、機能面で優れた車といえるでしょう。

評価の分かれる珍しい車

クロノスはかつて、マツダの経営難の引き金となった「クロノスの悲劇」の主役であることで有名です。当時のマツダは、国内での人気がいまひとつでした。そこで「多チャネル化」戦略を実行し、ブランドの刷新と販売網の拡大を狙います。
その戦略とは、ディーラー店ごとに異なるブランド名を掲げ、各店舗が異なるタイプの自動車を売るというものでした。「マツダ」の名前を伏せながら販売車種を拡充させて、新鮮な気持ちで車を買ってもらおうという作戦です。
そこでさまざまな種類の車を用意するために、利用されたのがクロノスでした。セダンやハッチバックタイプの、クロノスを基盤とした派生モデルが、10車種ほど誕生することになります。その結果、名前も見た目も似たような車が登場したため、消費者は混乱して販売台数は伸び悩みました。さらに、追い打ちをかけるようにバブル経済が崩壊し、マツダは経営難に陥ってしまったのです。
これが「クロノスの悲劇」です。名前だけを聞くと、クロノスが悪さをしたと思われがちですが、この話を聞くと、クロノスは被害者であることがわかります。この一件で国内での評価は低くなりましたが、クロノス自体はよい車種なので、ファンからは愛されています。

クロノスのおすすめ人気グレード

クロノスにはたくさんの派生モデルがありましたが、ここでは基となった「クロノス」のおすすめのグレードを紹介します。

25グランツーリスモ-X

クロノスのおすすめのグレードは、「25グランツーリスモ-X」です。2.5LV6DOHCのKL-ZE型エンジンを搭載し、最高出力は200psに達します。当時のミドルセダンクラスで、V6エンジン搭載した車ははかなり珍しかったようです。国内での販売は、1996年に終了しています。

クロノスに乗っている人の口コミ評価

クロノスに寄せられた口コミを参考に、さまざまな面から評価を見ていきましょう。古い車種の割に、性能は及第点の評価が多いです。特筆して、性能を評価している方は少ないですが、スタイリングは高評価が多く、マニアから高い支持を集めていることがわかります。見た目や乗り心地から、エンジンや走行性能といった機能に関することをまとめました。

エクステリアに関する口コミ

クロノスのエクステリアに関しては、曲線を基調とした幅の広い車体は落ち着きと信頼感があり、多くの方から好まれているようです。口コミには、以下のような意見が見られます。

  • 良くも悪くも真面目なデザイン
  • 丸みを持ったセダンは斬新で、好感を持った
  • 曲線ベースのシンプルなフォルムは面が少なく、華美な印象はない
  • 全幅が大きくなって、見た目敵に安心感のある

インテリアに関する口コミ

下記の通り、インテリアに関する口コミも好評で、ネオヒストリックカーの雰囲気が好まれているようです。

  • 内装は落ち着いた雰囲気で品があり、長年乗っても飽きない
  • 簡素な内装ですが、シートは柔らかく、高級感も感じる
  • 横幅が広いので室内がとても広く、後部座席に3人乗っても窮屈することなく快適に乗れた
  • 運転席はゆとりのある空間で視界が開けているので、安心して運転できる

エンジン性能に関する口コミ

エンジンの性能に関しては、口コミを見ると、V6エンジンの静粛性とパワーを気に入っている方が多いです。

  • このクラスでは珍しいV6エンジンは静粛性が高くて振動も少なく、高回転までよく回る
  • V6エンジンはシルキーで乗り心地がいい
  • 古い車種にしては静かで、走りも力強い
  • エンジンの吹け上がりも良好で、スタートから気持ちよくドライブできる

走行性能に関する口コミ

クロノスの走行性能についての口コミでは、足元の柔らかさと素直なハンドリングが高評価で、さまざまな場面で活躍してくれるようです。

  • 足回りが柔らかい。これは、好みがわかれるかもしれないが私は好き
  • ハンドリングに機敏に反応してくれて、思い通りの運転ができる
  • 意外と砂利道などの悪路にも強い
  • 街乗りに適していて、仕事からプライベートまで幅広く使える

クロノスの口コミからわかる欠点

クロノスに関するマイナスの口コミを参考にまとめました。古い車種なので、昨今の自動車の性能の基準で判断すると、不満に感じる点が見つかります。

エンジンに関する不満

最新のエンジン性能を基準にすると、見劣りする部分が目立ちます。燃費に関しては賛否両論あり、個体差があるようです。

  • V6エンジンにしてはエンジン音がうるさいと思いました。乗り心地もあまりよくないです。
  • クロノスはエンジンの不調が起こりやすいので、それが原因での買い替えが多いようです。
  • 街乗りでの燃費があまりよくありません。

高速度の走行やカーブには注意

クロノスは、足元が柔らかい点が特徴的でしたが、苦手とする方もいるようです。地面をしっかりと捉えていないので、高速度での走行時時は特に注意しましょう。

  • 足元がフニャフニャで、地面をしっかりと捉えていない。
  • 急なカーブや高速度に弱いと感じました。
  • 高速道路のコーナーで新入速度を誤ったときには、車体が船のようにロールしてしまい、焦りました。
  • 足元の柔らかさゆえに小回りが利きづらく、車庫入れの際に苦労しています。

クロノスをお得に購入するには

クロノスは1997年で販売が終了しているので、現在手に入れるには中古車を購入することになります。ここでは、中古のクロノスをお得に手に入れる方法について解説します。

現在所有している車を売却する

新しい車を購入することは、大きな出費になります。できるだけ費用を抑えたいところですが、さらに古い車の処理についても考えなくてはなりません。中古車買い取り業者に買い取ってもらうか、解体して廃車にするかの選択になることが多いです。
廃車に出す場合は、お金や時間が意外にかかります。引き取り費用や解体費用に加えて、車が動かない状態の場合は、レッカー移動にもお金がかかります。また、廃車手続きは必要書類が多くて面倒なうえに、代行してもらうとさらに費用がかかります。
ただでさえ新車購入費用は多額なのに、古い車の処理にもお金をかけることは賢明ではありません。できるだけ手間やお金をかけずに古い車を手放し、気持ちよく新しい車を迎え入れたいものです。そのためには、中古車買い取り業者に、できるだけ高い値段で売却するとよいでしょう。車の状態によって価格は変わるので、複数の業者を比較検討することをおすすめします。

買取業者はカーネクストがおすすめ

解体工場に車を解体してもらうより、中古車買い取り業者に買い取ってもらうほうがお得です。売却で得たお金を新車購入費用に充てられれば、出費を抑えられます。ただ、車の状態によっては買取ってもらえず、反対に引き取り手数料を取られてしまうことも。
そこでおすすめの買取業者は、カーネクストです。カーネクストは、どんな状態の車でも0円以上での買取を保証しています。海外に販路を持っているので、日本では売れないような状態の車でも買い取ってくれるのです。走行距離の長い車や、事故などで破損している車でも、手数料をかけずに引き取ってもらえます。
さらに、レッカー移動や解体費用、廃車手続き代行費用はすべて無料で、面倒な手続きを代わりにやってもらい、お金をかけずに古い車を手放せます。まずはホームページから無料査定をして、自分の車がどれくらいの値段で買い取ってもらえるかチェックしてみましょう。

参考:カーネクスト

クロノスの評価を参考にしてお得に購入しよう

「クロノスの悲劇」のせいで、悪いイメージを持たれがちなクロノスですが、車種自体は優秀で、現在でも愛車にしている方はいるようです。短命に終わった車なので、道ですれ違うことも少なく、個性をアピールできる車ともいえるでしょう。賛否両論の評価がある、珍しい車種クロノスの購入を検討している方は、口コミを参考に下調べすることをおすすめします。そして、買い替える場合は上手に買取業者を利用して、お得にクロノスを手に入れましょう。