トヨタ・マークXは、かつてミドルサイズセダンとして人気のあった「マークII」の後継車種として、2004年11月に登場しました。マークXは高級セダンとして知られ、多くの人に愛されて、警察車両としても使われています。今回はそんなマークXの口コミ評価を中心に、口コミから読み取れる欠点について徹底解説していきます。
マークXの特徴
マークXの特徴というと、走行性能と安全性の高さが挙げられます。高速運転中でも、マークXならではのサスペンションによって安定した走行ができ、高速でもブレの少ない走りが魅力といえます。安全装置は、「プリクラッシュセーフティシステム」という衝突時に警報を鳴らすシステムや、「レーダークルーズコントロール」という一定の速度を保てるシステムを搭載しています。
また、走行モード制御スイッチがあり、例えばスポーティーな走りや、雪道での安全な走りなど、そのときのシチュエーションでモードを変更することが可能。そんなマークXの新車価格は、おおよそ238万~561万6,000円で、平均燃費は10.0~11.8km/Lと、あまりよいとはいえないでしょう。
マークXのおすすめ人気グレード
高級セダンとして知られるマークXの、人気グレード2つを紹介していきます。「250S/250SFour」と「250g」のグレードの特徴を、詳しく見ていきましょう。この2つのグレードにはどのような違いがあるのか、比較しながら見ていくのもよいでしょう。
スポーツセダンらしさを求めるなら250S/250S Four
大人なスポーツセダンらしさのある「250S/250S Four」は、快適性とスポーツセダンの両方を求める人におすすめのグレードです。助手席には、電動でシート位置を調節できるパワーシート機能と、ナノイー機能が搭載され、乗る人の快適性を保ちながら、ドライバーに対しての快適性も守られます。
さらに250S/250S Fourは、アクセルとブレーキがアルミペダルで、オートマ車にのみ搭載されるパドルシフトなど、運転の楽しさを感じられる装備が揃っています。まさに、快適性もスポーティーさも併せ持った、バランスのよいグレードといえます。
街乗りならスタンダードグレード250Gがおすすめ
スタンダードグレードの「250G」は、プレミアムなグレードにも負けず劣らずな内装が備わっています。普通に街乗りとしてマークXを乗る分には、205Gでも十分よい走りをするでしょう。燃費は11.8km/Lで、250Gよりも上のクラスと1.8kmの差があります。しかし、プレミアムグレードはスタンダードよりも一気に値段が跳ねあがるので、スタンダードでも十分ではないでしょうか。
スーパーインテリジェント6速オートマチックではありますが、近年見かけなくなった後輪駆動を組み合わせることにより、加速と変速フィーリングで燃費のよいグレードです。また、250Gには「シーケンシャルシフトマチック」というものを装備しています。これは、トヨタ乗用車の「マニュアルモード付自動変速機」に使っているシステムのこと。これにより、マニュアル車のような感覚を味わえます。
マークXに乗っている人の口コミ評価
マークXを購入しようか検討中なら、まずは口コミ評価をチェックしてみましょう。マークXに実際に乗っている人のリアルな声を見てみることで、購入するか否かの判断がつけられるはずです。口コミ評価は、「エクステリアデザイン」「内装」「走行性能」「エンジン性能」の4つの観点から紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
エクステリアデザインに関する口コミ
マークXのエクステリアのデザインに関する口コミには下記のような声があり、好きという人や好みが分かれるデザインという意見が多いです。
- 角4のライトが格好良く感じる
- マイナーチェンジする前よりも、フロント部分が格好よく進化した
- 見た目は好きか嫌いかは個々の好みによる
- アグレッシブデザインで自分は嫌ではない
内装に関する口コミ
マークXのおすすめなところは内装のデザインです。年齢層が高めでありながら、若者向けとしてもスポーティーさも兼ね備えています。そんなマークXの内装に関する口コミ評価は、次のように「快適性のある車」と評価されています。
- 同じレベルのセダンとしては後部座席が十分よい
- クラウンにはないトランクスルーは勝手がよい
- 長時間ドライブでも疲労を感じない
内装は国内・他社の同じレベルの車の中でも、マークXは高級感があります。セダンの特徴ともいえる天井の低さという部分は、マークXの高級感とスポーティーさによって、打ち消される程度のものです。
走行性能に関する口コミ
マークXの走行性能に関する口コミ評価には、次のような声が多いです。
- 6superECTが採用されたことで変速が滑らかになり、マニュアル車を運転しているような感覚になる
- スイッチを押すことで3つのモードを楽しめる
3つのモードとは、アクセル操作の反応を早められる「SPORTMODE」、駆動力を制御できる「SNOWMODE」、エコドライブの助けになる「ECOMODE」です。
ドライビング状況によってモード変更することで、快適性もあるうえに環境への配慮もできるところが、走行性能に対して評価されています。走りに関しても、「電子制御フルタイム4WDによる安定した走りができる」という声もあります。
エンジン性能に関する口コミ
マークXのエンジンは、排気量2499cc、最高出力149kw、最大トルク243Nmです。燃費は10.2~11.8km/Lと、燃費はよいとはいえませんが、それでもマークXのエンジン性能に関してもよい評価は多いです。例えば、下記のような意見がありました。
- エンジンがしっかりしているから安定した加速ができる
- ブレーキの効きが個人的に申し分なく思う
実燃費はカタログ燃費とは異なり、約8km/Lとされていますが、大方予想どおりという声もあります。燃費は悪いもののハイブリッド車ではないため、仕方ないといわれています。
マークXの口コミからわかる欠点
エクステリア、内装、走行性能やエンジン性能など、どの分野においても評価されることが多いマークX。そんなマークXの口コミ評価から読み取れる、欠点があります。口コミではよいところばかりではなく、悪いところにも目を向けましょう。どのような欠点があるのか、詳しく見ていきます。
好き嫌いが分かれるフロントマスク
エクステリアデザインではよい評価が多かったマークXですが、外観は人それぞれの好みがあるため、評価は分かれます。「アグレッシブで格好よい」という評価もありながら、一方では「若者向けデザインではなくおじさんぽい」という評価もあります。結局はそれぞれの好みなので、気に入ればよい評価になりますし、気に入らなければ悪い評価となるでしょう。
燃費性能や環境性能がイマイチ
マークXには、ハイブリッドシステムがないということ、そして「ダウンサイジングターボ」という排気量を減らしつつ、パワーを確保するシステムもありません。そのため、燃費性能や環境性能に対しては、あまりよくないという意見もあります。近年では、環境に配慮したハイブリッドが多く販売されているので、このような意見が多くなるのでしょう。
そしてマークXは6速ですが、同じレベルの車に多いのは7速~9速なので、物足りないという声もあります。どこか時代遅れと感じてしまう点は、否めないでしょう。
柔らかすぎてサポート感に欠けるシート
マークXのシートが柔らかすぎるという点において、サポート感がなく強さが欲しいという意見があります。また、シートの質感も高いほうではなく、あまり高級感は感じられないでしょう。さらに、後部座席の乗降性は、全高が低いため、あまりよいものとはいえません。
マークXをお得に購入するには
マークXの購入を考えているとき、どうせならお得なほうがよいと考えるでしょう。では、どのようにしたらお買い得にマークXを購入できるか、解説します。
現在乗っている車を買取に出す
マークXをお得に購入する術は、今乗っている車を買取に出すことです。買い取ってもらい、その買取金額をマークXの購入資金に充てましょう。少しでも安くなったほうが、断然よいはずです。もちろん、今乗っている車の年式や走行距離などによって、査定金額が変わります。したがって、今の車の状態をよく確認して、買取業者を選びましょう。
カーネクストを利用する
買取業者といっても、業者はたくさんあるため、悪徳なところではなくよい業者選びが大切です。そこでおすすめなのが、カーネクストです。カーネクストは0円以上の買取保証、そしてレッカー代・書類代行・査定の全てが無料と、うれしいサービスをしています。業者によっては、費用を取るところもあるため、カーネクストを選べば費用を抑えられる点も、うれしいポイントでしょう。
さらに、世界中に販路を広く持っており、そういったところもカーネクストを選ぶメリットです。マークXの購入の際は、ぜひ今乗っている車の買取をカーネクストにお任せしましょう。
今乗っている車を売ってマークXをお得に購入しよう
トヨタ・マークXは、エクステリアや内装、走行性能やエンジン性能のすべてによい評価もあるもの、若者受けしない点や、燃費・環境への悪さなどの欠点が見られます。しかし、個々の好みが分かれるとはいえ、マークXの外観は格好いいという声が多いです。また乗り心地も悪くはなく、スポーツセダンを求めているならマークXがおすすめです。マークXへの買い替えなら、今の車を買取に出すことがお得に購入するポイント。適切な買取業者に依頼して買い取ってもらい、マークXの購入資金に充てましょう。