ミラココアは、ダイハツの基幹車種である7代目ミラの派生モデルとして発売された、ハッチバック型の軽自動車です。2009年8月に発売を開始してから、2度のマイナーチェンジを行い、2018年2月まで販売をしていました。
4種類のグレードに加えて、駆動形式が4WDのタイプや、特別仕様車のスペシャルコーデも発売されているのも、この車が幅広い客層に人気がある表れです。これから、より詳しくミラココアの魅力について説明をしていきます。
ミラココアの魅力と特徴
ダイハツのミラココアは、毎年、目的別や走行性など様々な車種がリリースをされ、販売台数を伸ばしている軽自動車市場の中で、女性をターゲットとして開発された車です。
燃費性能は、ダイハツの新技術「イーステクノロジー」の導入により、ハイブリット車にも負けない低燃費を実現。総排気量658ccの直列3気筒エンジンは、高速道路では物足りなさを感じてしまいますが、街乗り走行では十分な走行性能を備えています。また、ボディカラーや内装の色が豊富な色からカスタマイズできることや、女性の使い勝手を考えた収納やインテリアも大きな魅力のひとつです。
燃費性能や走行性能に優れている
ミラココアには、総排気量658ccの水冷直列3気筒12バルブDOHC横置エンジンが搭載されおり、街乗りでは十分なスペックを持っています。また、導入されているイーステクノロジーは、停車時に時速7km以下になるとエンジンが停止する「新エコアイドル」というアイドリング機能が備わっていて、異例の好燃費を実現しています。燃費は、4WD車でもJC08モードで26.8km/L、FFなら29Km/Lを達成しており、全車種で100%エコカー減税対象車となりました。
自由自在にカスタマイズが可能なボディカラー
ミラココアの魅力の一つにあげられるのは、ボディカラーが豊富なことです。ココアプラスXを例にあげるとボディカラーで15色、内装で3色、フロントパネルカラーで3つ、それぞれの組み合わせ次第で、160通りのパターンが作れます。ダイハツ社ではエクステリアデザインを決めるに際して、約9割が女性ユーザーという利点をいかし、徹底してリサーチやヒアリングを行い、女性が求める「選ぶ楽しさ」を具現化をしました。
ミラココアの中古車の価格相場
ミラココアは、2008年に初代が発売以降から現在まで、女性をメインに幅広い年齢層から支持される自動車です。標準仕様車を含めて、4つグレードと駆動方式の違いでFF仕様車と4WD仕様車が中古車市場に数多くの車が出回っています。
ミラココアの中古車価格
ミラココアの中古車価格には、10年前の年式ものから2018年やグレードの違いや、FFや4WD仕様があるため10万円代〜140万円代まで幅広く存在します。中には、中古車ですが価格が新車と変わらない150万円代のものもあります。可能性として一度名義登録だけを行い、全く走行してない未使用車の場合がありますので、よく仕様を確認してください。
1番人気のあるプラスX
たくさんあるミラココアのグレードの中で、一番人気があるのはプラスXというモデルです。標準タイプのミラココアと比べると一番の大きな違いは、ルーフレールとLEDのヘッドランプとルームランプが標準装備されているところです。LEDヘッドランプは、標準タイプの従来型のハロゲンランプが淡い暖色系に対して、白色の発光で消費電力も少なく寿命も約15年と長い特徴があります。ルーフレールは、その見た目でも質感が高くなり印象が変わるパーツですが、ルーフがある分、全高が1,560mmとなり1,550mmまでの立体駐車場は使えなくなりますので、注意が必要です。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
ガリバー | 40万円~145万円 | 約112万円 |
グーネット | 10万円~139万円 | 約75万円 |
カーセンサー | 10万円~138万円 | 約74万円 |
標準タイプの上位グレードであるX
標準タイプの上位グレードであるXタイプは、エクステリアとして、フロントグリルとリアバンパーが下位モデルと異なり、見た目としてもオシャレな佇まいをしています。他にも、下位グレードのLとの違いとして、オートエアコン、キーフリーシステムが装備されていて、フルホイールキャップもツートンカラーとなり、全体として上質な仕上がりです。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
ガリバー | 70万円~120万円 | 約95万円 |
グーネット | 10万円~139万円 | 約75万円 |
カーセンサー | 10万円~139万円 | 約75万円 |
ベースグレードのL
ベースグレードのLは、価格を抑えたモデルのため、装備も外観は上位グレードと比べると、寂しい印象があります。基本的な装備はついていますが、安全装備としてABSがオプション設定とされているので、ベースグレードのLを選ぶ場合は、ABSをオプション装備をつけることをおすすめします。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
ガリバー | 95万円~112万円 | 約104万円 |
グーネット | 11万円~123万円 | 約67万円 |
カーセンサー | 11万円~122万円 | 約67万円 |
おすすめの中古ミラココアのモデル
ミラココアは、2008年の初期モデルから、2018年の最終モデルまで、2度のマイナーチェンジと年ごとに一部装備の改良を行ってきました。年式が古くても装備の充実性から、人気の高い年式やタイプがあります。
ゆったり乗れる2011年式のミラXスペシャル
ダイハツ ミラXスペシャルは、見た目として1990年代のモデルを思い出すようなフォルムをしていて、その外観に合わせて3眼のタコメーターが、レトロなイメージを感じさせてくれます。燃費も24.5km/Lを実現し、「TOPAZ」を目指した低燃費の車として評価されています。操作性としても、最小回転が半径4.2mと小回りが効き、細い道や車庫入れも楽々とハンドルさばきができるので、運転が苦手な女性にも人気がある車種です。
最高出力 | 駆動方式 | 全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 | 燃費 | 排気量 |
58ps | FF | 3,395m | 1,475m | 1,530m | 4人 | 24.5km/L | 658cc |
ツートンカラーも選べる2015年式のミラココアプラスX
ミラココアプラスXは、女性ドライバーをターゲットに「自分で選べる・カスタマイズ」をテーマとして作られた車です。その一つとして、車体・パネルカラー・シートの色を11色から組み合わせて、選択ができるようになっています。
室内空間も、買い物好きの女性にも使いやすいように、助手席近くには荷物や紙袋が引っ掛けれるようにショッピングフックがついていたり、大小様々な収納スペースが12個もあって、女性にとって嬉しい作りになっています。
最高出力 | 駆動方式 | 全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 | 燃費 | 排気量 |
52ps | FF | 3,395m | 1,475m | 1,560m | 4人 | 29km/L | 658cc |
第3のエコカーと呼ばれた2015年式のミライース
ミライースは、「第3のエコカー」として燃費のよさに高評価を得ています。テーマは「eco&smart」としており、走行燃費は2WD車で35.2km/Lと長く走れ、経済的にも嬉しい車です。低燃費を実現できたのは「イーステクノロジー」で、エネルギーを効率よく利用することで進化したエコカーを開発できるようになりました。また、安全面でもミラ・イース L SAにはスマートアシストという衝突被害軽減ブレーキがあり、安全性も兼ね備えています。
最高出力 | 駆動方式 | 全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 | 燃費 | 排気量 |
◯ps | FF | 3,395m | 1,475m | 1,490m | 4人 | 35.2km/L | 658cc |
業者別のミラココアの中古車価格
現在は、さまざまな中古車販売サイトが登場していて、ミラココアもグレードとタイプ違いで数多く取り扱われています。ここでは、中古車販売サイト別のミラココアの平均中古車価格を表にまとめました。
タイプ別
ミラココアのタイプ別の価格を見ると、特別仕様車のスペシャルコーデや4WD仕様車が比較的に中古車価格が高めとなっています。ココアプラスXとココアXは、販売台数も多く、中古車価格も30万円代〜140万円代と幅広く揃ってます。
タイプ別 | ガリバー | カーセンサー | グーネット |
ココア プラスX | 約112万円 | 約75万円 | 約74万円 |
ココア プラスX スペシャルコーデ | 約99万円 | 約86万円 | 約100万円 |
ココア プラスX 4WD | 約95万円 | 約87万円 | 約83万円 |
ココア プラスG | 約93万円 | 約68万円 | 約59万円 |
ココア X | 約95万円 | 約75万円 | 約75万円 |
ココア X 4WD | 約96万円 | 約80万円 | 約83万円 |
ココア L | 約104万円 | 約67万円 | 約67万円 |
年式別
ミラココアの年式で価格を見ると、2017年〜2018年式の価格が高めとなっていることがわかります。年式が古いものは平均価格も低く求めやすい価格です。2013年式〜2015年式は、種類も多く幅広い価格帯から選べます。
年式 | ガリバー | カーセンサー | グーネット |
2009年 | 約69万円 | 約50万円 | 約50万円 |
2011年 | 約93万円 | 約58万円 | 約58万円 |
2013年 | 約95万円 | 約82万円 | 約85万円 |
2015年 | 約120万円 | 約80万円 | 約80万円 |
2018年 | 約127万円 | 約124万円 | 約127万円 |
走行距離別
ミラココアの走行距離で価格帯を見ると、走行距離が1万km以内が価格が高く、年式も新しいです。1万kmを越えると、価格も大きく下がり、5万km以内が販売台数も最も多く価格帯も広がります。
走行距離 | ガリバー | カーセンサー | グーネット |
500~1万km | 約130万円 | 約107万円 | 約107万円 |
1万~5万km | 約100万円 | 約88万円 | 約88万円 |
5万~10万km | 約87万円 | 約68万円 | 約69万円 |
10万~20万km | 約43万円 | 約37万円 | 約37万円 |
ミラココアを購入する際の注意点
中古車を購入する場合、事前に車の相場や仕様を確認しておくことと、その目で現物をきちんと確認することが大切です。
未使用車は選ばない
新車同様のミラココアを手に入れる方法として、未使用車を検討している人もいるかもしれませんが、ミラココアについては、未使用車はおすすめできません。未使用車は、一度名義登録を行いナンバーが発行されたものの、一度も走行はしていないので、新品に近い状態になります。しかし、ミラココアについては、諸費用を含めても新車で購入した場合とは価格差も少なく、未使用車にはあまりメリットはありません。
エンストが起こらないかチェックする
ミラココアで、2009年8月~2010年2月の期間に生産されたL675SのFF車には、エンストが多発するトラブルがありましたので、注意してください。エンジンを制御するECUのプログラムが不適切なことで、停車する直前や停止中にエンジン回転数が低くなりエンストが発生しました。改善措置として、ECUのプログラムのアップデートが行われましたので、該当する年式だった場合は、念のため確認をしてください。
現在の車から買い替える場合には
中古のミラココアを購入する選択肢として、現在所有している車からの買い替えを考えている人も多いでしょう。ここでは、車を買い替える際の買取業者について解説していきます。
今乗っている車は買取に出す
現在の車を買取に出してその金額を元手に購入する場合は、車の年式や走行距離、ボディカラーによっても査定価格は変わります。一つの買取業者だけではなく、何社かに査定をお願いして条件のよいところを選びましょう。
買取業者はカーネクストがおすすめ
買取業者を選ぶ際には、業者の専門性はもちろんのこと、買い取り実績の豊富さや査定時の対応などにも注視することがポイントです。数多くの買取業者の中でもカーネクストは、全国各地に3,000カ所以上のネットワークを持ち、顧客満足度95%を誇っているのでおすすめです。カーネクストでは、どのような状態の車でも0円以上の買取保証や廃車に関する一連の費用が無料であることが特徴です。また、独自のネットワークを使って海外に販売網を持っており、高価買取が実現できるとして多くの利用者に支持されています。
【導入リンク:カーネクスト】
ミラココアの中古車をお得に購入しよう
ミラココアは、初期モデルが2008年に登場してから、2018年までにマイナーチェンジを行いながら、グレードの違いや特別仕様車が発売されてきました。中古車市場では、グレードや年式が同じでも、カラーが違ったりオプションが加わっているものなど、価格も含めてさまざまです。買取業者を上手に利用して、自分の好みに合ったお気に入りのミラココアをお得に購入しましょう。