インテグラの中古車価格はどれくらい?各モデルの特徴も解説

人気車種を現在も多く生み出している自動車メーカー「ホンダ」。1985年に製造販売を開始し、DOHC(ダブル・オーバーヘッド・カムシャフト)搭載セダン型であり、スポーツカーモデルのインテグラは、30年以上経過した今も、根強いファンが多い車です。今回は、生産終了後も人気のインテグラの魅力や中古車価格の相場など、さまざまな角度からお伝えします。

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インテグラの魅力と特徴

インテグラといえば、1985年発売当時から生産中止となる2006年まで、多くのファンを作ってきた車種。その魅力は大きく二つあります。

走りに特化したパーツを装備している

ホンダがまだ「本田技研工業」と名乗っていた時代の、ハッチバック型クイントの後継車として発売され、当初は「クイントインテグラ」と呼ばれていました。特に、エンジンはDOHC(ダブル・オーバーヘッド・カムシャフト)方式が採用され、1.8Lと小さめであったものの最高出力は200㎰と、他社のエンジンと比べて群を抜いていました。
その後、発売された最終形態ともいわれるインテグラRでは、エンジンが2.0Lに、最高出力も220psとパワーアップしています。さらに、高性能エンジンを活かすために、ミッションには6MTを採用しています。これにより、ショートストロークで操作性も上がり、フットワークもかなり軽くなりました。

シンプルで飽きの来ないデザイン

インテグラが長年、多くの方に愛用される理由の一つに、そのデザインがあります。近年の車は、さまざまな部分にこだわり、凝ったデザインが多くなっています。しかし、ホンダ・インテグラのように、数十年に渡って愛用される車は、意外にもシンプルで機能性はもちろんですが、飽きが来ないデザインが魅力でもあります。
外観はシンプルで、3ドアタイプの車ですが、トランク部分が広く設計されており、走りや性能だけではない部分も人気となっています。

インテグラの中古車の価格相場

今もなお、人気のホンダ・インテグラですが、実際に現在はどのくらいの価格で取引されているのか、相場も確認してみましょう。

インテグラの中古車価格

車の走行距離や履修歴の有無なども関係ありますが、1985年から1989年にかけて販売されていた初代のインテグラは、中古車市場には滅多に出回らないのですが、相当な高値になることは必須です。
ただし、1989年以降の平成になってから販売されているモデルに関しては、中古車市場に多く出回っており、相場は値下がり傾向にあり、状態や年式、走行距離の差はありますが、100万円以下でも手に入れられる車です。

ダイナミックで躍動感の溢れるタイプR

ホンダ・インテグラの最終形態ともいわれるタイプRは、初代と同じく3ドアに戻っています。サスペンションなどにも改良を加え、エンジンはK20型を採用し、専用のスポイラーを備えたスパルタンなスタイルが魅力の、ハイパフォーマンスタイプです。
タイプRの相場としては、市場に出回っている台数が多いため、価格帯は広くなっていますが、さすがに10万円台で購入できる車は少ないようです。購入後もしっかり走れる車を探している方の目安にもなる、走行距離が10万km以上の車であれば、100万円以下でも購入できるようです。しかし5万km以下になると、ほとんどが100万円台です。
稀に2万km以下という状態が、よい車種の場合は200万円台ということもあるので、自分の理想のインテリアを探しているという方は、タイプRもおすすめです。

中古車価格帯 中古車相場
ガリバー 104.8~166.4万円 約145.9万円
グーネット 59~279.8万円 約78.9万円
カーセンサー 19.8~119.9万円 約39.5万円

基本性能を備えたDC5系

タイプRと同じく、生産終了になる2006年まで生産された最後のモデルで、通称4代目モデルと呼ばれているものです。2004年にマイナーチェンジをしており、タイプSといわれる場合もあります。DC5系と呼ばれるモデルは、タイプRとタイプS、isという三種類が該当しています。
インテグラDC5系に関しては、走行距離が10万kmを超えるとぐんと金額が低くなる傾向があります。まれに、履修歴などもなく走行距離が5万km以下で、状態がよい車の場合は100万~200万円台で販売されている場合が多いようです。また、ボディカラーもホワイトが人気のようで、ブラック、ブルーなどに比べて、販売価格は高めに設定されている会社が多いようです。

中古車価格帯 中古車相場
ガリバー 42.6万円 約42.6万円
グーネット 19.8~119.9万円 約78.9万円
カーセンサー 16~119.9万円 約38.5万円

おすすめの中古インテグラのモデル

ホンダ・インテグラは、これまでに3回のモデルチェンジを行っています。また、大きなモデルチェンジ以外にも、マイナーチェンジを繰り返しており、個人でのカスタマイズをされている方も多いので、中古車市場には幅広いモデルが出回っています。

パワフルでスムーズな走りの2代目インテグラ

スポーツカーモデルとして、発売された初代から大きくモデルチェンジされたのが、この2代目と呼ばれるDA5~DA8系といわれています。1989年から1993年にかけて発売されたモデルで、平成になって最初のモデルチェンジになります。「カッコインテグラ」や「気持ちインテグラ」という愛称でも親しまれていました。
2代目から運転席と助手席、トランクという3ドアハッチバッククーペ型から、後部座席にもドアを付けた4ドアハーフトップへと、大きなモデルチェンジをしています。平成に入り、4ドアモデルが人気となったことも背景に、さまざまなニーズにこたえるため、廉価での販売モデルや機能を省略化したモデルなど、消費者側が選び安くなっていることも特徴です。また、今上(平成)天皇の最後の愛車としても有名なモデルです。

最高出力 駆動方式 全長 全幅 全高 乗車定員 燃費 排気量
105ps FF 4.4m 1.6m 1.3m 5人 8.4km/L 1800cc

※いずれも4ドアハーフトップモデルのデータ

エンジンがパワーアップした3代目インテグラ

1993年から2001年にかけて製造されたモデルで、DC1やDB6~DB9型と呼ばれることもあるモデルです。特に、1994年まで製造されたモデルは丸いヘッドランプですが、1994年にマイナーチェンジしたときには、初代と同じ横長のヘッドランプになっています。これが生産終了となる4代目インテグラまで継続しています。
このモデルから、VTEC 1.8L直列4気筒DOHCエンジンを起用し、心地よい加速と燃費向上のバランスが取れたモデルです。最大出力は1Lあたり100㎰と、パワーアップしているのに加えてトルクフルなので、扱いやすくなっていることも特徴です。
FFだけではなく、2WDや4WDと駆動タイプや、MTとATがこのモデルから選択ができるようになっています。

最高出力 駆動方式 全長 全幅 全高 乗車定員 燃費 排気量
200ps FF/4WD 4.5m 1.6m 1.3m 4人 13.4km/L 1797cc

業者別のインテグラの中古車価格

ここでは、インテグラのタイプ、年式、走行距離という部門に注目して、中古車販売業者の情報をまとめています。

タイプ別

初代、2代目は中古車市場にもあまり出回っておらず、比較的新しい3代目、4代目のインテグラが中心です。中でもタイプRは最も多いタイプで、価格も業者によって80万~150万円程と幅が広いです。

タイプ別 ガリバー カーセンサー グーネット
is 約42.6万円
タイプR 約145.9万円 約78.9万円
1.6XSi 約94.8万円 約94.8万円
1.6ZX 約89万円 約77万円
ZXi 約46万円
ZS
1.6Ti 約46.5万円 約39.7万円
1.6Xi 約39万円
1.8 Si VTEC 約112.4万円 約119万円
1.8 SiR 約69.8万円 約74.4万円
1.8 SiR-G 約63.4万円 約64.6万円
2.0 iS 約36.2万円
2.0 タイプS 約47.3万円

年式別

1990年代後半から2003年にかけてが、中古車市場の中心です。古い年代のもので1992年、まれに80年代のものも出てくるようですが、現在も走行できる状態となっている98年~2003年が中古車市場を占めています。年式が古くても、新しいものより高いケースもあり、必ずしも年式が古いからといって、安いわけではないようです

年式 ガリバー カーセンサー グーネット
1992年 約81.8万円 約72.8万円
1998年 約166.6万円 約37.3万円 約107.7万円
2003年 約42.6万円 約43.1万円 約64.2万円

走行距離別

比較的、走行距離が少ない1万km台の中古車もありましたが、中心となるのは5万km以上の車になります。やはり走行距離が少ないほうが、価格が高い傾向にありますが、走行距離が7万kmを超えていても、100万円近いものもあります

走行距離 ガリバー カーセンサー グーネット
1万~3万km 約88.1万円 約164.7万円
3万~5万km 約65.0万円 約93.9万円
7万~10万㎞ 約96.9万円 約44.9万円 約85.7万円

インテグラを購入する際の注意点

中古自動車を購入する際には、いろいろと注意すべき点がありますが、具体的にはどのようなポイントを確認すべきなのかを一緒に見ていきましょう。

エンジンの整備がされているか確認する

中古車を購入される際に、チェックするポイントは多いと思いますが、まず第一にエンジンのことを確認しましょう。特にインテグラの場合、加速などを重視しているスポーツカーモデルのため、エンジンは高回転のものが使用されています。そのため、エンジンへの負荷が大きくなるので、こまめな点検や整備が必要な車です。
購入する際には、エンジンのチェックや整備の確認、エンジンを実際にかけてみて、自分の耳で異音がないか確認するようにしてください。

足回りが摩耗していないかをチェックする

中古車購入の際に全般的にいわれていますが、「足回り=サスペンション」やタイヤ、アームなどの部品に摩耗がないかチェックしましょう。インテグラは、もともと車好きな方が乗っていることが多い車種です。そのため、無理な走行やドリフト走行など、激しい乗り方をしている人が前のオーナーだった場合、足回り・下回りが消耗していて、購入後すぐに故障してしまうケースも。したがって、車の心臓部分のエンジンと並ぶ重要なパーツだけに、しっかりとチェックしましょう。もちろん、経年劣化も考えられるので、年式が古い車種ほど、足回りのチェックが必須になります。

現在の車から買い替える場合には

現在、すでに車を所有していて、ホンダ・インテグラの購入を考えているという方には、今乗っている車の買取をおすすめします。買取業者の選び方やポイントも、あわせて確認していきましょう。

今乗っている車は買取に出す

すでに乗っている車がある場合は、その車を買取に出すことが一番です。すでにローンなどの支払いが終わっている場合は、買い取ってもらった金額が、そのまま車の頭金として購入可能です。また、ローンが残っている場合でも、買取金額をローン返済に回し、新たに車を買い替えるという方法もあります。
ただ、車を手放す時期や年式、走行距離などの条件によっては、査定価格が変化するため、複数の買取業者に見積もりを依頼することが大切です。比較することで、より高く買い取ってもらえることはもちろんですが、条件などもよい買取業者を選ぶようにしましょう。

買取業者はカーネクストがおすすめ

今回のホンダ・インテグラの購入を、より現実的にお考えの方におすすめなのが、カーネクストです。買取業者によっては、買取価格に数万円~数十万円の差が出てしまう場合があります。最近は比較サイトもありますが、基本的には電話のやり取りになってしまうので、仕事が忙しい人には向きません。
そんな方におすすめなのが、カーネクストです。日本全国で車買取実績を作っており、どんな車でも0円以上の買取を保証しています。また、車の買取に必要な諸経費といわれる、レッカー移動費や書類代行費、出張費などがすべて無料です。
もちろん、事故車、故障車の買取も行っているので、どんな車でも安心して査定依頼ができます。海外に広い販路を持っているからこそできる買取なのです。

参考:カーネクスト

インテグラの中古をお得に購入しよう

1985年発売ということで、ご覧の方の年代によっては「懐かしい」「憧れだった」という方もいるのではないでしょうか。確かに年代によっては古い車ですが、中古車市場には多く出回っており相場も10万円台~200万円台と幅広いので、この機会に憧れのホンダ・インテグラに乗って、ドライブを楽しむのはいかがでしょうか。
最新の車もいいですが、昭和後期から平成にかけてのバブルを駆け抜けたこの車を、この機会に探してみてください。現在乗っている車の買取を依頼する際に、合わせて中古車購入を依頼すると、お得に購入できる場合が多いのでお試しください。