姉妹に例えればシルビアの妹。姉に似たヤンチャ娘で、だからこそ魅力があり発売開始から30年が経とうとする今でも人気の高い名車「180SX」は、今でも中古市場で高値をつけています。しかし価格にはかなりの幅があり、180SXとしてどれが良質か、自分に合っているかを見極めるのは大変です。
まずは180SXの魅力と特徴やモデルごとの注意ポイントを知り、価格相場と合わせて自分にぴったりな一台を探す目安にしてください。
180SXの魅力と特徴
180SXは、1989年に登場した、当時「スペシャリティカー」を得意としていた日産のハッチバックタイプ車です。バブル時代に大いに脚光を浴びた180SXの魅力と特徴を見てみましょう。
5代目シルビアを日本規格にしたモデル
180SXは、通称「ワンエイティ」。5代目シルビア(S13型)の海外仕様車「240SX」を、日本で乗りやすい企画に落とし込んだモデルで、シルビアの姉妹車としても有名です。
販売期間は1989年から1998年のわずか9年間で、マイナーチェンジはありましたが、一度もフルモデルチェンジすることなくたった一代で販売終了しました。マイナーチェンジを境に前期(RS13・KRS13)・中期(RPS13・KRPS13)・後期(RPS13)と分けられますが、基本構造は変わっていません。
当時流行りのリトラクタブルヘッドライト
NSXやRX-7など、往年のスポーツカーによく見られるリトラクタブル・ヘッドライト(格納式前照灯)は、180SXも搭載した代表的モデルの一つです。リトラクタブル・ヘッドライトが採用されたのは、当時のシルビアではヘッドライトの高さが北米の法規に適していなかったためと言われています。
シルビアと合体させた180SXならではのドレスアップ
180SXならではのドレスアップといえば、「ワンビア」と「シルエイティ」です。「ワンビア」とはシルビアのフロントを180SXに交換したもので、ワンエイティの前とシルビアの後ろをつなげた造語です。「シルエイティ」はその逆で180SXのフロントをシルビアに交換したものです。これができたのは、シルビアと180SXが互いにフロントのバルクヘッドから後ろが違うだけで、そこから先のフロント骨格やメカニズムが全く同じだからです。
多くのシルビアと180SXが改装されましたが、メジャーだったシルエイティは日産が商標登録し、1998年には「純正のシルエイティ」が500台限定で販売されています。
180sxの中古車の価格相場
180SXにはフルモデルチェンジはありませんでしたが、2度のマイナーチェンジと上級・廉価というグレード設定があり、それぞれに対象ユーザーが異なり、台数や状態はまちまちですから価格にもかなりの差異があります。
180sxの中古車価格
もともと中古車は年式や走行距離など状態によって価格が変わる上に、スポーツカーである180SXでは修理歴の有無や改造部分、故障部分など個体差が大きく、さらに価格の幅が広くなっています。生産中止から20年経つ現在でも大人気で、今もじわりじわりと価格は上がってきています。
180SXには多くのモデルが存在します。ターボの有無、廉価グレードか上級グレードか要素によって区別されていますので、ここではタイプ別の価格帯と価格相場を紹介します。
タイプS
タイプSは1996年のビッグマイナーチェンジの際に、SR20DE型2,000cc自然吸気エンジンを搭載した上級グレードとして設定されました。また、1997年さらに装備を充実したタイプGの元となったグレードでもあります。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
ガリバー | 49万~198万円 | 約109万円 |
グーネット | 55万~198万円 | 約106万円 |
カーセンサー | 75万~198万円 | 約132万円 |
タイプR
タイプRは中期にあったターボがついた廉価グレードです。もともとタイプⅡと呼ばれていましたが1994年のグレード名称変更の際に変更されました。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
ガリバー | 69万~229万円 | 約163万円 |
グーネット | 69万~239万円 | 約169万円 |
カーセンサー | 50万~320万円 | 約227万円 |
タイプX
タイプXはもともと1992年に追加された標準装備の充実した上級グレード「タイプⅢ」です。当時新型のデジタル表示式オートエアコンはタイプⅢだけに装備されており、1994年のグレード名称変更の際に「タイプX」とされました。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
ガリバー | 49万~298万円 | 約151万円 |
グーネット | 50万~298万円 | 約144万円 |
カーセンサー | 58万~298万万円 | 約179万円 |
タイプI
タイプⅠは初期型グレードの一つで、スピーカーやパワーウインドウがつかない競技用のベース車両用途と設定されていましたが、1994年に廃止されています。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
ガリバー | 179万~188万円 | 約184万円 |
グーネット | 248万~248万円 | 約248万円 |
カーセンサー | 248万~248万円 | 約248万円 |
おすすめの中古180sxのモデル
180SXは2度のマイナーチェンジ、複数のタイプの存在、加えてスポーツタイプである特性から中古車の状態を測ることが難しいとされています。ここではその中で人気のあるオススメのモデルを紹介します。
ターボ車のみの初期型で装備の充実した「タイプⅡ」
1989年に登場した180SXにはフロントバンパー上部に横長の開口部が左右一つずつあるのが特徴で、これは当時日産のデザイン方針だった翼型グリルを模したダミーグリルです。エンジンはシルビア前期のS13型と同じ1.8Lですが、DOHCターボのみのモータースポーツ色の濃いものでした。
最高出力 | 駆動方式 | 全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 | 燃費 | 排気量 |
175ps | FR | 4.54m | 1.69m | 1.29m | 4人 | 11.0km/L | 1,809cc |
中古車台数が最も多い中期型「タイプⅢ」
1991年、シルビアS13と同時期に行われたマイナーチェンジでエンジンを2.0Lに換装、フロントグリルを廃止しスッキリしたグリルレスバンパーになりました。さらに内装標準装備を充実させた豪華グレードがこのタイプⅢです。またこの中期型は市場に流通している180SXで最も台数が多いのも特徴です。
最高出力 | 駆動方式 | 全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 | 燃費 | 排気量 |
205ps | FR | 4.54m | 1.69m | 1.29m | 4人 | 10.0km/L | 1,998cc |
ビッグマイナーチェンジした後期型「タイプS」
徐々にスポーツクーペ市場自体が縮小し販売台数は先細りする中、180SXに1996年に最後のビッグマイナーチェンジが行われました。その際、かねてから入門編として追加の要望の高かったNA(自然吸気)のSR20DEエンジン搭載の「タイプS」が登場しました。
フロントバンパーのデザイン変更や大型リアウイングの装着、テールランプは点灯時にスカイライン風の丸目4灯式としてスポーツイメージを高め、リアブレーキも容量がアップしています。
最高出力 | 駆動方式 | 全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 | 燃費 | 排気量 |
140ps | FR | 4.52m | 1.69m | 1.29m | 4人 | 11.8km/L | 1,998cc |
業者別の180sxの中古車価格
より具体的に、180SXの価格を種類別に見てみましょう。ここではタイプ、年式、走行距離別に大手販売店の平均価格を挙げています。
タイプ別
内装の充実度に従って相場価格は上がる傾向があります。ただ、タイプⅠについては流通する台数が少ないため価格は高くなっています。
タイプ別 | ガリバー | カーセンサー | グーネット |
タイプS | 約109万円 | 約132万円 | 約106万円 |
タイプR | 約163万円 | 約227万円 | 約169万円 |
タイプX | 約151万円 | 約179万円 | 約144万円 |
タイプⅠ | 約184万円 | 約248万円 | 約248万円 |
年式別
やはり人気があるのは、流通数の少ない初期型と比較的新しい後期型ですが、大きな差はありません。全体的に150万円以上と高額です。
年式 | ガリバー | カーセンサー | グーネット |
初期型(1989〜1991年) | 約238万円 | – | 約169万円 |
中期型(1991〜1996年) | 約161万円 | 約146万円 | 約121万円 |
後期型(1996〜1998年) | 約177万円 | 約162万円 | 約175万円 |
走行距離別
走行距離から見えるのは、中古車として流通しているのは10万km以上の過走行車が主流だということです。経過年数からすれば10万km未満というのはやや少ない走行距離です。足回り・エンジン周りの状態は入念にチェックすべきかもしれません。
走行距離 | ガリバー | カーセンサー | グーネット |
~5万km | 約238万円 | 約226万円 | 約215万円 |
5万〜10万km | 約154万円 | 約169万円 | 約166万円 |
10万km〜 | 約109万円 | 約122万円 | 約124万円 |
180sxを購入する際の注意点
180SXは20年前に生産が終了し、それまでのわずか10年間だけ販売されていました。スポーツタイプという特性もあり「おそらくこうだろう」という思い込みは後悔の原因になりかねません。180SXならではの注意すべき点を押さえて少しでもよい中古車選びに役立てましょう。
外装が交換されたものが多い
180SXは、その互換性の高さとスポーツタイプの特性からフェンダーやエアロなどパーツが交換されていることが多いため、一見しただけでは状態を判断しにくいという特徴がありますから、通常とは違う見方が必要です。
まず車体全体では、修復歴の有無やボディーの歪み、下回りやフェンダー内部のサビやクラックをチェックしましょう。ボディーは補強部分のパーツが多く出回っていますから対処できますが、内部のサビは程度によっては修理に数十万円かかることもあるので十分な注意が必要です。
リアハッチの開閉がスムーズか確認する
180SXはボディー剛性の弱さからさまざまな原因によりハッチに歪みが生じるなどしてしっかり開閉できないことがあるので、必ず購入前に自分の手で開閉してみる必要があります。開閉時の手ごたえや感触、また開いた状態・しまった状態のボディー全体の様子もチェックしてください。またダンパーが弱っていないかも同時に確かめましょう。
エンジンの動作やエンジン周りの状態
販売店に任せているとうっかり忘れてしまいそうになるのが実際のエンジン動作の確認です。できれば自分でエンジンをかけてみて、アイドリングが安定しているかどうか、マフラーから白煙・黒煙が出ないかを確認しましょう。
季節によってはエアコンのチェックも漏れてしまいがちです。もしコンプレッサーに故障があると付随するパーツ一式交換しなくてはならなくなり、10万円以上の修理代がかかることもあります。エアコンも併せて稼働の様子を確認しておきたいものです。
現在の車から買い替える場合には
前々から180SXを買うために資金を用意していても、想定より良い中古車があれば追加の資金が必要になってきます。そうでなくても状態のよい180SXは、300万円もする高価なものです。用意する方法を一つでも多く知っておくことは満足のいく180SXを手に入れることに役立ちます。
売ったお金を元手にお得に買い換えよう
以前は新しく車を買うとき、現在乗っていた車を下取りに出して値引きしてもらうのが主流でした。しかし下取りは車がどんなによい状態でも金額が大きくなるわけではありません。下取りは原則として「値引き」の対象であり、下取りする車の状態は問題とされないためです。それが今では、専門業者による車買取を利用する人が多くなりました。価値のある車は、立派な商品として「欲しい」という人は多く、価格も上がるものです。そのため車買取は状態がよい車ほど高く買い取るのです。こうして手に入れた資金があれば、180SXも手に入れやすくなります。今、新しく車を手に入れるには、車買取が重要なカギとなっているのです。
買取業者はカーネクストがおすすめ
しかし、買取は共通したルールがあるわけではありません。業者や店舗によって金額はまちまちで、場合によっては数十万円差がつくこともあります。重要なのは「よい条件で、高く買い取ってくれる業者を見極める」ことです。
最近ネットで話題の全国規模の買取業者「カーネクスト」は、ネットで簡易査定を受けることができます。しかも状態が悪く、故障や事故で動かせない車のレッカー費用や、廃車ならその手続き代行も、かかる費用も無料。しかも買い取る車はどんな車でも0円以上の買取金額を保証しています。
このビジネスを可能にしているのは、カーネクストがもつ世界への販売網です。日本車は国内でニーズはなくても海外では現役の商品として売買されています。廃車・故障車であっても使われている部品が無事なら部品単位で販売することもできるため、何らかの形で売却することが可能なのです。
事故車・故障車だから買い替えできないと諦めていた人でも、カーネクストなら買い取ってくれる可能性があります。見積もりは無料ですから、一度問い合わせる価値はあっても損することはありません。
中古の180sxを手に入れよう
車の魅力は何といっても「走り」にあります。快適ながら、思うような操作性とその実感は普段の暮らしでは味わえない喜びです。180SXは、もう20年前に生産終了しているとはいえ、ファンには今も欲しい車であることに違いはありません。
180SXは幅広いラインアップで、流通する価格もさまざまで状態がよいものは300万円もする高価な車です。その資金を用意するのは簡単ではなく、利用できるものは全て利用しなくてはなりません。
そのとき役立つのがカーネクストの車買取です。価値のある車はもちろん、動かない車でも買取金額が返ってくる可能性もあり、処分にかかる費用も無料だからです。中古の180SXを手に入れるならカーネクストの車買取をうまく活用しましょう。