ダイハツのタントといえば、幅広い層から支持を集める人気車種です。その魅力から購入した人も多いでしょう。しかし、購入後に何らかの理由で手放さなければならなくなった人もいるでしょう。
今回はそんな人にために、グレードや年式別にタントの買取査定相場を解説していきます。なお、タントは中古車市場においても需給のバランスが取れているため、軽自動車の中では高めの買取価格がつくケースも多いので、高価買取の期待が持てます。高価買取を目指すコツを理解して、ぜひ高く売却していきましょう。
タントのグレード別買取査定相場
タントの売却を考えているのであれば、買取査定相場を知ることは必要なことです。なぜなら、具体的な額がわかれば売却したほうが得であるのかどうか考えられるからです。ここでは、2つのグレード別に相場価格がどのようになっているのかを解説していきます。
なお、年式に関しては2015年のものを選び、走行距離別でまとめました。それぞれの価格を把握して、おおよその相場を掴んでください。
タントLの場合
タントLでは、2015年という年式の場合には40~70万円台がおおよその買取価格帯となりますが、結果としては45~60万円とそれに等しいような内容でした。
また、走行距離が増えることで買取価格が落ちていきますが、6万km以上ではほぼ同様の価格となっています。そのため、こちらは走行距離が長い場合は、高価買取は難しいと考えられます。
買取価格を平均してみると約51.1万円となるので、買取査定相場はこのくらいであるといえるでしょう。
走行距離 | 買取価格 |
~2万km | 約60.3万円 |
~4万km | 約53.7万円 |
~6万km | 約49.8万円 |
~8万km | 約47.1万円 |
~10万km | 約45.0万円 |
タントXの場合
タントXでは、以下のような結果になりました。2015年の年式の価格帯と比較すると、54~71万円ほどとなります。ただし、同じタントLと比べると、同じ年式の場合でもこちらはあまり価格が落ちていません。
特に走行距離が2万kmであると約70.5万円の買取価格になっており、こちらは年式の価格帯の上限値70万円台になっています。また、最も値が落ちている10万kmであっても約53.5万円とタントLと比べれば8万円も差があります。
したがって、比較的こちらは高値で売買が可能であるでしょう。買取価格を平均してみると約60.4万円となり、買取査定相場としてもタントLと比べて高く買取されています。
走行距離 | 買取価格 |
~2万km | 約70.5万円 |
~4万km | 約63.2万円 |
~6万km | 約58.9万円 |
~8万km | 約55.9万円 |
~10万km | 約53.5万円 |
タント年式別買取査定相場
タントの買取査定相場を考えていく上では、年式も大切なポイントです。年式によっては相場にも影響を与えるので、それぞれでどのくらい買取価格が違うのか知っておくべきです。
そこで、ここでは2つの年式でどれくらい買取査定相場が異なっているのかを解説していきます。あなたのタントがこれに合致しているのであれば、参考にしてください。なお、走行距離に関しては4万kmまでの場合となっています。
2017年発売の3代目改良モデルの場合
こちらの3代目改良モデルの場合では全体としても相場価格はわかりませんでしたが、カスタムX トップエディションリミテッドSAIIIというグレードで、買取査定相場は約128.5万円となっていました。やはり、比較的新しい年式であるので高価買取が期待できるようです。
また、中古車価格相場については約150万円となっていました。安いものでも102万円と比較的安定した価格で売買されているようです。価格が高くなっている場合は、あまり乗っていないもののようです。
まとめると、この年式では中古車価格相場としても安定した価格で売買されているため、買取価格も比較的高くなると考えられます。
2016年発売の3代目改良の場合
こちらの3代目改良モデルの場合では買取査定相場は約128万円となっていました。この年式までがちょうど3年落ちのリミットとなるので、やはり高く買取されているようです。したがって、こちらを所有しているのであれば、車の状態などにもよりますが高値で売却できると考えられます。
また、中古車価格相場は約124.3万円でした。こちらに関しては2017年のものに比べて1年年式が古いので、走行距離を重ねているものもあり、安いものでは72万円でした。一方で高いものは176.5万円といったものもあり、強気に売り出しているものもあるようです。
まとめると、高価買取という意味では2016年までの年式であれば、比較的高値が期待できると考えられるでしょう。
タントを高く売却するコツ
タントの売却を決断して買取業者に依頼しようとしているのなら、タントを高く売るコツを知っておくべきです。そのコツとは以下の2つがあげられます。
多少の手間は掛かってしまいますが、決して難しいことではありません。少しでも高く売るためにコツをしっかりと理解して、実践してください。
査定アップに繋がるポイントをアピール
査定というものは減点性のものではありません。プラスになる要素があれば加点されていくものなのです。したがって、プラス査定になるポイントはしっかりアピールするようにしてください。
例えば、禁煙車であったことや事故歴がないこと、しっかりと点検を行なっていたことなどがあればそれを伝えましょう。そうすれば高価買取につながっていくでしょう。
なお、くれぐれも嘘はいわないようにしましょう。これは後でわかったときにペナルティが発生してしまうからです。
車を綺麗な状態にしておく
査定のポイントは車の状態も関係してきます。したがって、査定時に車が汚れた状態だと査定額を減額される可能性があります。そうなると非常に残念なことになってしまうので、査定前に車をきれいにしておきましょう。
方法としては、洗車をしたり、車内に掃除機をかけるなどいろいろありますが、できる範囲で掃除をした後に審査に臨んでください。
タントの買取を依頼する時の注意点
タントの買取を依頼する場合には注意すべきことが以下の2つあります。これらは行っていたり、行ってしまうと査定結果に悪影響を及ぼしてしまうものです。
したがって、しっかりと注意点を理解して、所有する車に当てはまる場合には対処していきましょう。そうすれば納得のいく買取ができるでしょう。
オプションのイルミネーションはマイナス査定になる可能性
買取ったタントは中古市場に売り出されることになります。しかし、そのタントが売れにくい状態であれば、買取額にも響くことになります。具体的にはオプションのイルミネーションが挙げられます。こちらをつけている場合は、奇抜な印象になってしまうため再販しにくいとされており、マイナス査定になる可能性があります。
したがって、イルミネーションを取った上で査定してもらうか、多少影響があることを考えた上で査定に出してください。
カーナビは外さないようにする
カーナビを付けている場合には外さなくても問題ないです。むしろプラス査定になることが多いため、外さずに査定に出したほうがよいでしょう。
特にカーナビの中でも高価なものを付けている場合には、大きくプラスになる可能性があります。したがって、あなたのタントにカーナビが付いているのであれば、それは外さずにそのまま査定に出しましょう。
タントを高く買い取ってくれる業者は
タントを高く買い取ってほしければ、業者選びもしっかりと行いましょう。場合によっては業者の選択によって、大きく買取額に差がつくこともあり得ます。
以下のポイントを押さえつつ、適切な業者に依頼してください。そうすれば、高くタントを売却することができるでしょう。
ディーラーの下取りは損をする可能性が高い
基本的にタントの高価買取を狙うのであればディーラーでの下取りはやめておきましょう。ディーラーは、買い取った車を転売して利益を出すことをせず、オークションに売却しているだけだからです。
そのため、下取り価格は買取業者よりも低くなる可能性が高いです。高価買取を望んでいるのであれば、ディーラー以外で買い取ってもらいましょう。
タントの買取はカーネクストがおすすめ
買取業者と一言でいっても、さまざまな業者があります。したがって、いざ依頼しようとしてもどこにお願いしようかと悩むときもあるでしょう。そんなときには、買取業者の「カーネクスト」がおすすめです。
こちらは外輸出販売の直売ルートを保有している業者です。また、地方でも買取が可能です。加えてレッカー代や書類の代行を無料で対応してくれるという、充実したサービスも行っています。業者選びに迷った際には、カーネクストを利用してみてはいかがでしょうか。
参考:カーネクスト
タントの高価買取を目指そう
ダイハツのタントはグレード別では、ある程度の買取価格帯に位置していますが、それぞれで違いはあります。また、タントの年式別買取査定相場は2017年、2016年共に高価買取が可能なようです。
なお、タントを高く売却したいのであれば、査定アップに繋がるポイントをアピールするなどしっかりコツを押さえましょう。さらに、タントの買取を依頼する際には、カーナビは外さずに査定に出したほうがよいです。高値で売るコツを理解して、タントの高価買取を目指しましょう。