アルトラパンを中古で手に入れるための注意すべきポイントを解説

昔は一家に一台が普通でしたが、今は「一人に一台」が当たり前です。女性にとっても車はごく普通の「必需品」であり、普段使いにも使いやすさや乗り心地、ファッション面でこだわる人が増えてきました。

2002年に初代が発売されたアルトラパンは、まさにそんな「女性」をターゲットに開発されました。かわいらしいフォルムやカラー、そして内装は多くの女性を「クルマのトリコ」にしています。ここではそんなアルトラパンを中古で買うために必要な特徴や注意点を紹介します。

アルトラパンの魅力と特徴

スズキ・アルトラパンは2002年から販売されているハッチバック型の軽自動車です。当時スズキの主力だった「アルト」のユーザーが高齢者や男性に偏ったことを受け、女性層を獲得すべくターゲットに据えて開発されました。



女性に人気の丸みを帯びたデザイン

アルトラパンは基本構造をボックススタイルとしながらも、「お弁当箱」をモチーフに丸みを帯びたボディ、かわいらしい丸型ヘッドライト、フロントグリルと統一されたフロントデザインと、特にターゲットと設定した女性層が「欲しい」と思えるクルマです。

フレンチミントパールやシフォンアイボリーなど7種類から選べるボディーカラーも、自分らしさや好みにこだわる女性にはうれしいポイントです。明るい配色の内装も、女性がまるで「自分の部屋にいるような」印象を与え、友だちとのドライブをより楽しく、快適にしてくれます。

乗車スタイル別に工夫された構造

内装には手触りのよいレザー調の素材を使い、体格に合わせて位置を変更できるチルトステアリングや運転席シートリフターなど実用的な装備も備えています。

女性のファッションに多いパンツ・スカートスタイルだけでなくフォーマルやドレスでも乗り降りしやすいよう開口部が地上から330mmと低床となっており、狭い駐車場で一気にドアが開いてしまうことを防ぐ「フロントドア中間2段ストッパー」を搭載するなど、より安全に・使いやすくなっています。

アルトラパンの中古車の価格相場

アルトラパンは、中古車市場でも人気車種です。各モデルごとに年式や走行距離もさまざまで、「状態のよいお買い得な車」も見つかりやすいと言われています。

アルトラパンの中古車価格

アルトラパンの新車価格は107万円から138万円ですが、中古車でも100万円を超えるものが見られます。これはアルトラパンが「届出済みの未使用車」が多いためで、そのほとんどは走行距離3,000km未満の「新古車」とされる車です。

ただ、通常の中古車とすると、すでに15年を超える歴史がありますから、走行距離によっては車体価格が「10万円」など低価格からラインアップされており、好みや予算によって自由に選びやすい車種だといえます。

モデル別の価格の相場

アルトラパンは2002年に発売され、現在までに2度のフルモデルチェンジがありました。ここではモデルごとの価格相場を見てみましょう。

2008年までの初代アルトラパン

初代アルトラパンは、ターゲットを女性に絞った最初のモデルです。街乗りに対応できる低回転域の扱いやすさを狙ったインタークーラー付きMターボ仕様など3種類があり、トランスミッションはコラムシフトの4速ATのほか、SSのみフロアシフトの5速MTが用意されていました。

  中古車価格帯 中古車相場
ガリバー 29万円~85万円 約40万円
グーネット 0.1万円~118万円 約24万円
カーセンサー 7万円~99万円 約32万円

2015年までの2代目アルトラパン

2代目アルトラパンには、初代と同じエンジンが採用され、VVT付自然吸気しようとインタークーラー付ターボ仕様の2種類が用意されました。トランスミッションには新たにスリップ制御付ロックアップ機構を備えた4速ATに、新しくCVTが設定されグレードによって選べるようになりました。

  中古車価格帯 中古車相場
ガリバー 29万円~108万円 約69万円
グーネット 2.8万円~125万円 約54万円
カーセンサー 15万円~135万円 約69万円

最新の3代目アルトラパン

3代目は、スズキ車内の商品企画や技術規格のスタッフなどで構成される「女性ワーキンググループ」が企画やマーケティングだけでなく開発段階から携わっていたため、購買層の中心となる若い女性の志向を踏まえたデザインへ内外装ともに大幅に変更されました。

エンジンにはアイドリングストップシステムを改良されたほか、エネチャージ・エコクールを搭載し高い燃費性能をマークしました。

  中古車価格帯 中古車相場
ガリバー 94万円~149万円 約122万円
グーネット 47万円~153万円 約110万円
カーセンサー 47万円~153万円 約108万円

おすすめの中古アルトラパンのモデル

アルトラパンは、フルモデルチェンジが2度、それぞれにグレードがあるため特徴もモデルごとにかなり違いがあります。その中でおすすめなのは「G 2WD 5AGS」と「初代のSS」です。

安全と節約のためG 2WD 5AGS

最も人気があるのは「G 2WD 5AGS」モデルです。フルモデルチェンジで120kgに及ぶ大規模な軽量化もあり、JC08モード燃費は2WD車で35.6km/L、4 WD車でも33.2km/Lと燃費性能が大幅に改善しました。

その他、レーダーブレーキサポート(衝突被害軽減ブレーキ)や誤発進抑制機能、エマージェンシーストップシグナルを全車に標準装備し、全方位モニター用のフロントカメラやサイドカメラ・バックカメラを利用できるなど安全面も強化されています。

最高出力 駆動方式 全長 全幅 全高 乗車定員 燃費 排気量
63ps 2WD 3,395m 1,475m 1,525m 4人 35.6km/L 658cc

男性も満足する安い初代のSS

初代アルトラパンは女性をターゲットに開発されましたが、それは主にデザイン面におけるコンセプトです。「SS」モデルはインタークーラー付ターボを搭載し、車高を10mm下げた専用ローダウンサスペンション、14インチの偏平タイヤと専用アルミホイールなどスポーティーなモデルとして2003年に追加されました。

往年のスポーツカーを現代風にアレンジしたエクステリア、体をしっかりホールドしてくれる赤ステッチ入りのヘッドレスト一体型バケットシート、本革巻きステアリングホイールやシルバー塗装の専用インストルメントパネルなどアルトラパンの中でも異色なモデルです。

しかも5速MT、フルタイム4WDで高いスポーティドライブが可能として男性ユーザーからも高く評価されています。

最高出力 駆動方式 全長 全幅 全高 乗車定員 燃費 排気量
64ps 4WD 3,395m 1,475m 1,255m 4人 18.8km/L 658cc

業者別のアルトラパンの中古車価格

それでは、業者別のアルトラパン中古車価格を見てみましょう。とは言っても状態や年式など基準によってバラバラですから、比較しやすく「タイプ別」、「年式別」、「走行距離別」にそれぞれ調べました。

タイプ別

タイプ(グレード)にはベースとなる「G」から上級の「X」まで4種類あります。これ以外の特別仕様車は比較的高めですが、基本となるグレードによる平均価格の差は高くても24万円ほどです。グレードで選ぶというより車の「個別の装備や状態」が価格を決めると言えそうです。

タイプ別 ガリバー カーセンサー グーネット
X 約92万円 約81万円 約77万円
S 約86万円 約78万円 約76万円
L 約76万円 約64万円 約69万円
G 約68万円 約69万円 約72万円


年式別

年式は、フルモデルチェンジの年式ごとに比較します。初代・2代目までの価格は50万円から70万円代前半ですが、3代目になるといわゆる「未使用車」が含まれているため急激に価格が上がっています。予算に余裕があれば3代目の中からお買い得車を探すのも1つの方法です。

年式 ガリバー カーセンサー グーネット
2002〜2008年 約57万円 約63万円 約59万円
2009〜2015年 約47万円 約73万円 約68万円
2016年〜 約125万円 約102万円 約105万円


走行距離別

初代のアルトラパンは発売からすでに15年以上経過していますから、かなりの走行距離になっていても仕方ありません。ただ、5万kmを超えると緩やかに下がっていますから、走行距離で区別するなら5万kmを1つの基準にするとよいでしょう。

走行距離 ガリバー カーセンサー グーネット
~1万km 約124万円 約94万円 約84万円
1万~3万km 約104万円 約78万円 約78万円
3万〜5万km 約94万円 約65万円 約65万円
5万〜7万km 約65万円 約59万円 約51万円
7万〜10万km 約61万円 約51万円 約50万円
10万km〜 約44万円 約46万円 約45万円

アルトラパンを購入する際の注意点

アルトラパンを中古車で買うときには、いくつか注意すべき点があります。中には「そんな場面にならないとわからない」ようなこともありますから、次に紹介する2点もきちんと把握しておきましょう。

特定のモデルは修理に一苦労

ラパンの中古部品は需要が多いと言われます。そのため程度が悪くても在庫があるなら新品と変わらない値段であることも少なくなく、業界では「ぶつけてはいけないクルマ」の一台とされています。もともとヘッドライトやテールランプはおしゃれなデザインの割に新品定価が安く設定されていますが、古いモデルはこのリスクも考えて購入を検討すべきです。

オイル漏れとミラーの不具合の対応

ラパンには何度かリコールが発生していますが、中でも「4WDのオイル漏れ」と「電動格納ドアミラー内部の部品破損リスク」には注意が必要です。

2010年10月22日〜2015年5月13日に生産された4WDのアルトラパンは、デフオイルを密閉するシール材の形状が不適切なことが原因でオイル漏れが発生する危険があり、また2008年11月3日〜2011年7月18日に生産された「HE22S」の電動格納ドアミラーには内部の部品が破損する可能性があります。

どちらも正式に改善修理がされますが、該当する車なら修理済みかどうかは間違いなく確認しておきたいところです。

現在の車から買い替える場合には

いくらお買い得なアルトラパンとはいえ、買い替えるとなるとまとまった資金が必要です。そのときあてにするのが「今乗っている車」ですが、それがあまりに古く故障や事故などで車として価値がないと思えるようなものなら、ただ費用だけがかかると考えがちですがそうとばかりは言えません。

廃車にするより買取業者でお金に変える

もはや「廃車寸前」なら、自動車ディーラーに持ち込んで下取りしてもらおうとしても値段がつかない可能性が高くなります。しかしそのまま廃車にすれば費用だけがかかり、買い替える車の費用がただ増えてしまいますが、そんな車でも買取業者に依頼すれば値段がつく可能性があります。

これは、ディーラーの下取りが「次の販売を見越していないサービスの一環」であることに対して、買取業者は「なんとかして販売することを前提としている」ことの違いによるものです。下取りにすれば手続きは全てディーラーが代行するなど便利な面もありますが、資金の確保と考えると買取業者の方がより高額だと言われています。

買取業者はカーネクストがおすすめ

買取業者の中でも特に「カーネクスト」には利用すべき確固たる理由があります。もちろん車の価値を適切に評価して買取価格を決めるのはもちろん、廃車も含め「どんな車でも買取金額0円以上を保証」していることはより安心して買取査定してもらうためにはありがたいサービスです。

海外への販路が廃車買取の強い味方に

一見買取業者にとって振りとも思えるこのサービスは、カーネクストが独自に持つ「海外への販路」が支えています。日本車は国内でこそ年式が古くなれば乗れないとされますが、それでも海外では現役で使われていることがよくあります。

そのとき必要になるのが「故障や破損のための交換用部品」です。年式が古いと部品そのものが生産されておらず、状態を見極めてこれらを買い取った車や廃車から抜き取ればたちまち商品になります。廃車買取は、そのための貴重な「仕入」なのです。

廃車でも運搬や手続きの費用は無料

さらにうれしいのは、廃車であっても買取にかかる運搬や手続きの費用の一切が無料だということです。廃車も無料で手続きを代行してくれますから、ディーラーの下取りと比べても手軽さは負けていません。車に全く価値がなく、廃車にするしかなくてもかかる費用はゼロ、車の買い替えには全く影響しないのです。

参考:カーネクスト

実用的な普段使いに中古のアルトラパン

スズキ・アルトラパンは低いコストで手軽に乗れる普段使いに便利な軽自動車です。外観や内装は女性をターゲットに磨き上げられ、フロントドア開口部の広さやドアの開きすぎを防ぐ2段ストッパーなど実用的な機能も搭載しとても便利に使うことができます。

中古では最新タイプは高額なものもありますが、一定の年式はリーズナブルなものが豊富なのも特徴で、お買い得な中古車を探しやすい車種でもあります。自分の好みに合う、それでいて長く使えそうな状態のよい中古車を探すなら、まさにこのアルトラパンはぴったりです。間違いない一台を見つけるため、アルトラパンの特徴やチェックのポイントをしっかり把握しましょう。