ホンダのフィットシャトルは、使いやすさに配慮した広い車内空間が特徴の車です。家族などで街乗りに使うにはもってこいの車でしょう。今回はこちらを購入しようか考えている人に向けて、詳しい中古価格相場を業者別など詳しく解説していきます。
また、購入の際の注意点や現在の車から買い替える場合にどうすべきなのかもお伝えしていきます。どうすればお得にフィットシャトルを購入できるのか、興味のあるかたは必見の情報をお知らせいたします。
フィットシャトルの魅力と特徴
ホンダのフィットシャトルには、乗ってみたいと思わせるような魅力と特徴が以下の3つあります。ここでは、これらについて詳しく解説していきます。
フィットシャトルについて再認識してください。
使いやすさに配慮した広い車内空間
実用的に作られていることがフィットシャトルの特徴の1つです。フィットシャトルはクラス最大の荷室スペースで、5人乗っても496Lのスペースがある広い車内空間を有しています。
また、荷物の大きさや形でシートアレンジができるので、非常に使いやすく作られたいます。したがって、日々の生活ではとても使いやすい車になっています。
独自の安全基準と装備で運転をサポート
安全に運転できるという点も、フィットシャトルの特徴といえます。例えば雨の日の横滑りを抑えるVSAや自社開発のエアバックなどの安全装備。
また、ヘッドライト照射軸を自動調整するオートレベリング機構や、点灯忘れの防止が出来るオートライトコントロール機構がフィットシャトルには搭載されています。万が一の時にも安全であり、運転をサポートしてくれるのはありがたい機能だといえるでしょう。
エコな運転できるハイブリッドモデル
フィットシャトルはガソリンモデルだけでなく、ハイブリッドモデルも用意されています。こちらは何といってもエコな運転できるというのが特徴になっています。
例を挙げるとアイドリングストップなどのエコアシスト機能が搭載されていますし、スイッチ一つで低燃費モードに切り替えられるというのも特徴です。燃費のよい車に乗りたい人や維持費を抑えたい人にはもってこいの車であるでしょう。
フィットシャトルの中古車の価格相場モデル別の価格の相場
フィットシャトルの相場を確認していく上では、ガソリンエンジンとハイブリッドそれぞれの価格を把握していくべきです。両者は中古車価格帯、中古車相場ともに同じではないので、個別にみていく必要があります。
以下では詳しい相場価格を解説していきます。
フィットシャトルのガソリンエンジンタイプ
ガソリンエンジンタイプの場合には、以下のような中古車価格帯と中古車相場でした。やはり高いものでは120~140万円程の中古車価格帯になっていました。一方で安いものは20~30万円台で購入できるため、非常にリーズナブルのものもあるようです。
もちろん最安のものは状態に不安がありますので、中古車相場である55~89万円付近で良いものを探していくのが堅実でしょう。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
ガリバー | 44.8~66.0万円 | 約55.4万円 |
グーネット | 34~140.3万円 | 約88.9万円 |
カーセンサー | 24~128万円 | 約64.3万円 |
フィットシャトルのハイブリッドタイプ
ハイブリッドタイプの場合には、以下のような中古車価格帯と中古車相場でした。こちらはガソリンタイプに比べると出品されている数も多いので、実際に購入したいフィットシャトルを探していくときには選択肢は多いでしょう。
ガソリンタイプとの違いとしては中古車価格帯の下限値が5~11万円ほど高くなっていました。こちらに関してはベースグレードの価格を比較していくと、ハイブリッドタイプの方が高いことが影響していると考えられます。
また、中古車相場が2社ともに70万円台となっているのは、上にもあるように出品されている数が多いため、価格が安定しているからでしょう。したがって、お得に購入したいのであれば中古車相場付近の状態のよいものを探してください、
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
ガリバー | — | — |
グーネット | 45.4~154.9万円 | 約70.5万円 |
カーセンサー | 29~139万円 | 約76.3万円 |
おすすめの中古フィットシャトルのモデル
フィットシャトルの購入を考えるのであれば以下の2つのモデルから、あなたに適したものを選びましょう。この2つにはそれぞれよさや強みがあります。
したがって、あなたが求めるものに最も近いものを検討してください。ここでは、その内容を詳しく解説しています。
維持費の節約のためハイブリッドモデル
街乗りなどの用途で維持費を節約しながらフィットシャトルに乗りたいのあれば、ハイブリッドモデルがおすすめです。こちらは燃費が標準で25.2km/Lもあります。もちろん上級のグレードにすれば26.2km/Lと、さらに低燃費になっています。
なお、なぜこんなに走れるのかといえば燃費をよくするため、軽量化と小型がを追求しているからです。力強い走りもしてくれるので、あなたの条件が合えばこちらをどうぞ。
最高出力 | 駆動方式 | 全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 | 燃費 | 排気量 |
88ps | FF | 4.39~4.41m | 1.7m | 1.54m | 5人 | 25.0~26.2km/L | 1339cc |
雪国住まいならガソリンタイプ一択
例えば新潟などの豪雪地帯にお住いの場合では、ガソリンタイプのフィットシャトルがよいでしょう。ガソリンタイプとハイブリッドタイプでは、選べる駆動形式に差があります。というのもガソリンタイプだけ4WDが選べるのです。
したがって、こちらを選んでいただければ、雪道でも力強く走ってくれるでしょう。また、フィットに乗ったことがある人にもおすすめです。なぜなら、ステーションワゴンではありますが、フィットのよさであるコンパクトカーのような軽快感や気軽さを体感できるからです。
燃費的にはハイブリッドに負けていますが、こちらもしっかりとしたよさを持っています。
最高出力 | 駆動方式 | 全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 | 燃費 | 排気量 |
120ps | FF/4WD | 4.39m~4.41m | 1.7m | 1.54~1.57m | 5人 | 14.6~18.8km/L | 1496cc |
業者別のフィットシャトルの中古車価格
より具体的なフィットシャトルの中古車価格を把握していくためにも、ここでは業者別にタイプや年式、走行距離別に価格をみていきましょう。それでは、業者別のフィットシャトルの中古車価格以下からご覧になってください。
タイプ別
こちらで特徴的だったのは15Xクールエディション、ハイブリッドクールエディションの2つです。両者はガソリンタイプとハイブリッドタイプの違いはありますが、共に110~120万円台と高くなっていました。
したがって、こちらのグレードをお求めであれば、少し出費がかさんでしまうでしょう。一方で狙い目なのが15CとハイブリッドCです。安いものでは49万円や75万円で購入できるので、リーズナブルを求めるのであればおすすめです。
タイプ別 | ガリバー | カーセンサー | グーネット |
15X | 約55.4万円 | 約88万円 | 約96.7万円 |
15X ファインライン | — | 約92.5万円 | 約75.2万円 |
15X クールエディション | — | 約119.9万円 | 約119.9万円 |
15X Sパッケージ | — | 約75.8万円 | — |
15C | — | 約49万円 | 約69.3万円 |
ハイブリッド | — | 約95.6万円 | 約88.5万円 |
ハイブリッドC | — | 約75万円 | 約79.5万円 |
ハイブリッドファインライン | — | 約95.2万円 | 約95.2万円 |
ハイブリッドクールエディション | — | 約109万円 | 約111.2万円 |
ハイブリッドスマートセレクション | — | 約102.5万円 | 約103.5万円 |
ハイブリッドスマートセレクションクールエディション | — | 約123.4万円 | 約90.3万円 |
ハイブリッドスマートセレクションファインライン | — | 約90.3万円 | 約101.2万円 |
ハイブリッドナビプレミアムセレクション | — | 約93万円 | 約84.5万円 |
年式別
年式別でみていくと2014~2015年式は最低でも110万円以上となっているので、高値で取引されているようです。一方で1番安い年式だったのは2011年式のもので、60~80万円台で取引されていました。
ただし、8年前というだけあって状態が悪い場合も考えられるので、現実的には2011~2013年式で探していくのがよいでしょう。
年式 | ガリバー | カーセンサー | グーネット |
2015年 | — | — | 約118.6万円 |
2014年 | — | 約110.5万円 | 約111.5万円 |
2013年 | — | 約91.6万円 | 約89.4万円 |
2012年 | 約44.8万円 | 約87.8万円 | 約85.9万円 |
2011年 | 約66.0万円 | 約71.7万円 | 約79.5万円 |
走行距離別
走行距離でみていくと8万km以内のものは95~111万円と比較的高かったです。逆に安かったのは8~15万km走行している場合です。
これぐらいの距離を走行していると車としては寿命を迎えてしまっているので、安くなるのは仕方のないことでしょう。また、同時に年式が古くなっていることも考えられるので、それも影響しているでしょう。
なお、走行距離が多いと故障率も上がっていくので、安いからといって10万km以上のものは手を出さないほうが賢明です。
走行距離 | ガリバー | カーセンサー | グーネット |
~2万km | — | 約110.5万円 | 約109.4万円 |
2~5万km | — | 約102.4万円 | 約107.8万円 |
5~8万km | 約66.0万円 | 約95.6万円 | 約97.5万円 |
8~10万km | — | 約79.6万円 | 約79.2万円 |
10~15万km | — | 約49.5万円 | 約59.9万円 |
フィットシャトルを購入する際の注意点
フィットシャトルを購入する際には以下の2点に注意しましょう。これらは場合によっては部品交換が必要であったり、出費がかさんでしまうものです。
購入後に問題が発生しないように、以下を理解して検討していきましょう。
リコール対象のエアバック交換済みか
平成23年2月~12月の期間に生産されたフィットシャトルは、エアバックに欠陥があることでリコールされた経緯があります。したがって、購入しようとしているフィットシャトルがこれに該当しているのであれば、部品交換がなされているか確認しましょう。
もし交換されていないフィットシャトルに乗っているときに事故に遭ってしまえば、命にかかわることも考えられます。命はどんなものにも代えられないと肝に銘じ、業者に確認を取りましょう。
ハイブリッドの避けられないバッテリー問題
ハイブリッドのフィットシャトルにはバッテリー問題が付きまといます。基本的にハイブリッド車は燃費性能がガソリン車と比べて高いのですが、一方で高額の費用が掛かるバッテリー交換を行う必要が出てきます。
これはバッテリーが消耗品という関係上避けられないものです。したがって、バッテリー保証が付いているかどうか確認しましょう。万が一購入後に保証なしで交換した場合には20万円以上の出費となってしまいます。
そのため必ず行ってください。
現在の車から買い替える場合には
現在の車からフィットシャトルに買い替えることを検討している場合には、抑えてもらいたいポイントがあります。ここでは、買い替えの資金をしっかりと作る方法などを解説していきます。
出費を少しでも減らせるようにしていきましょう。
損をしない売却先を選ぼう
基本的に現在の車の処分をディーラーに頼むと、独自基準による査定で値段が安くなりやすいものなのです。これはディーラーでは中古車相場を考えた下取りをしていないからです。
したがって、高く売却したいのであれば買取業者にお願いしましょう。こちらであれば事前に相場を知れるし、値が付かなくても負担なく引き取ってもらえる場合があるのでお得です。
買取業者はカーネクストがおすすめ
買取業者に現在乗っている車を売却するといっても、どの業者に依頼すればよいのかわからないこともあるでしょう。そんなときには買取業者「カーネクスト」がおすすめです。
こちらは0円以上の買取保証によって必ず買い替え式が作れます。また、レッカー・書類代行・査定がすべて無料となっているので手間が掛かりません。
海外販路という強みによって高額買取も期待できるので、1度査定をお願いしてみましょう。
参考:カーネクスト
お得な中古のフィットシャトルを見つけよう
フィットシャトルは使いやすさに配慮した広い車内空間が魅力の車です。また、中古の数が出回っているので価格相場は平均で60~70万円代になっています。
なお、ガソリンタイプとハイブリッドタイプの2つがあり、それぞれ相場価格も異なっていますし、強みも違っています。あなたに適したものを検討していください。
さらに、フィットシャトルを購入する際には、リコール対象のエアバック交換済みか確認しましょう。以上をしっかりと理解して、お得な中古のフィットシャトルをみつけてください。