トヨタ車のクラウンは、同社だけではなくあらゆる車種の中でも、高級乗用車として知られています。街中を走れば、その圧倒的存在感によって目立ち、走行性能や乗り心地なども、ほかの自動車の追随を許しません。そんなクラウンを所有している人も、数年乗っていれば乗り換えを検討するでしょう。
この記事では、クラウンを買取に出して、新車の購入資金に充てようと考えている人に向けて、グレードや年式別の買取査定相場を紹介します。併せて、クラウンを高く売却するコツや、買取を依頼するときの注意点も見ていきましょう。できるだけ高値で売却したい人などは、参考にしてください。
クラウンのグレード別買取査定相場
クラウンには、ラグジュアリー仕様のロイヤル、スポーツ仕様のアスリートといったグレードがあります。それぞれの買取査定相場を見ていきましょう。
ラグジュアリー仕様のロイヤルの場合
3年落ち、5年落ちであれば、ある程度高い買取査定相場になっていますが、10年落ちのロイヤルになると一気に価格が下落します。
年式(3万キロ基準) | 買取査定相場 |
3年落ち | 約200万円 |
5年落ち | 約145万円 |
10年落ち | 約15万円 |
ロイヤルサルーンの買取相場も、ロイヤルと同様に10年落ちになると、非常に低くなります。
年式(3万キロ基準) | 買取査定相場 |
3年落ち | 約240万円 |
5年落ち | 約170万円 |
10年落ち | 約20万円 |
スポーツ仕様のアスリートの場合
スポーツ仕様のアスリートも、3年落ち、5年落ちの買取相場は高く、10年落ちは一気に低くなります。つまり、できるだけ早く買取に出したほうが高値査定を目指せます。
年式(3万キロ基準) | 買取査定相場 |
3年落ち | 約230万円 |
5年落ち | 約170万円 |
10年落ち | 約20万円 |
クラウンのモデル別買取査定相場
2013年式、2014年式、2011年式、2008年式、2007年式の買取査定相場を見ていきましょう。2019年1~3月の査定年月で解説します。
4代目クラウンの場合
4代目クラウンは、全体的にハイブリッドのほうが買取金額が高いです。しかしガソリン車は、穏やかな値落ち率の傾向にあります。
モデル | 買取査定相場 |
2013年式ハイブリッドロイヤルサルーン | 約170万円 |
2014年式アスリートハイブリッド | 約205万円 |
以下のグレードは、高値で売れる傾向にあるでしょう。
- ハイブリッド アスリートS
- 2.0アスリートS-T
- ハイブリッドロイヤルサルーン
- アスリート2.5S
3代目クラウンの場合
サンルーフつきあるいは本革仕様の自動車の場合、高値になる傾向があります。また、4代目クラウンと同様に、アスリートのほうが高い買取査定相場になるでしょう。
モデル | 買取査定相場 |
2008年式ハイブリッドベースグレード | 約45万円 |
2011年式2.5アスリートアニバーサリーエディション | 約105万円 |
2代目クラウンの場合
2007年式のクラウンは古い年式のため、当然ながら買取査定相場は低いです。しかし、スーパーホワイトII、ブラック、ホワイトパールクリスタルシャインといったカラーは人気が高いため査定においてプラスになる可能性があるでしょう。
モデル | 買取査定相場 |
2007年式3.0ロイヤルサルーン | 約10万円 |
2007年式3.5アスリート | 約15万円 |
クラウンを高く売却するコツ
クラウンを高値で売却するためには、装備を純正品に変えて、複数の買取店と交渉することをおすすめします。このように、自動車をできるだけ高く売るコツを見ていきましょう。
装備品を純正品に変える
エアロやホイールパーツなど、純正品以外をつけている人は少なくありません。純正品以外を楽しむことも構いませんが、査定依頼する際には純正品に戻すようにしましょう。そうすれば、査定額をアップさせられます。
また、クラウンアスリートの旧式車であれば、社外のパーツ、オーディオ、カーナビでも、高値になる可能性も秘めています。少なくとも、純正品は処分せずに保管しておきましょう。
複数の買取店と交渉する
基本的に自動車を売却する際は、さまざまな買取店と交渉し競合させることをおすすめします。そうすれば、買取価格アップを狙えるためです。
一つの買取店だけで買取価格を判断しても、高いのか安いのかがわからずに、損してしまうリスクがあるでしょう。交渉する際は、他店の買取価格を提示して、それよりも少し高い金額であれば売ると伝えると、効果的です。
クラウンの買取を依頼するときの注意点
自動車の買取を依頼する際は、ディーラーによる下取りは避けましょう。また、費用をかけて車検を通す必要もありません。以下で、クラウンの買取を依頼するときの注意ポイントをまとめていきます。
ディーラー下取りは避ける
ディーラーは、新車に関して、非常に詳しいです。そして、新車の販売に注力している業態でもあります。だからこそ、中古自動車の買取額アップは難しい傾向にあるでしょう。転売目的でクラウンを下取りするわけでもありません。
できる限り買取額を高めるためには、ディーラーではなく、中古車の専門買取業者に依頼することをおすすめします。そうすれば、中古車や中古車マーケットに詳しいので、正確な額を導き出し、高額査定も不可能ではありません。
さらに高値で売るためには、個人売買という手段もありますが、トラブル発生時に非常に手間がかかりますので、買取業者に依頼して、安心・安全に売買を進めましょう。
わざわざ車検を通す必要はなし
「車検を通して売ったほうが高額査定になる」という説もありますが、必ずしもそうとはいえません。なぜなら、車検にはさまざまな費用がかかり、その費用分、査定額が上がるわけではないためです。つまり、わざわざ車検を通す必要はないといえます。無駄なコストを抑えるためにも、車検には通さずに自動車を売ってしまいましょう。
また、自動車の売却前によい印象を与えるために、車全体をクリーニングしましょう。そうすれば、「自動車を大事にしていない」「車を雑に扱っている」などと思われず、好印象を与えられます。定期的にメンテナンスすることで、さらに好印象を目指せます。
消臭することもおすすめしますが、芳香剤の香りが苦手な人もいるため、注意しましょう。いずれにせよ、「自動車を丁寧に扱っている」ということが伝われば、査定時に有利になる可能性もあります。
クラウンを高く買い取ってくれる業者は
輸出の販路を持っている業者は、自動車を高く買い取ってくれる可能性があります。なぜなら、クラウンは海外需要も高いためです。ここで、車を高く買い取ってくれる業者について、詳しく紹介します。
輸出の販路を持っている業者
クラウンは、日本だけではなく、海外でも人気です。そのため、海外販売ルートを持っている業者を選ぶことで高値査定も夢ではありません。業者によって、さまざまな特徴があり、サービス内容も異なるので、ホームページなどをチェックするようにしましょう。
また、業者自体にもバリエーションがあり、中古買取だけではなく、廃車買取という種類もあります。こうした業者別のメリット・デメリットについても理解を深め、賢く自動車を売却しましょう。
クラウンの買取はカーネクストがおすすめ
自動車売却は、ディーラー下取り、中古買取業者への依頼など、さまざまな方法がありますが、車の状態次第では、廃車買取をおすすめします。その業者の中でも、カーネクストは非常に便利なサービスとして知られています。
なぜ、非常に便利なサービスなのかといえば、動かない自動車、走行距離が多すぎる車、年式が古すぎる自動車、故障している車など、どんな車でも買取対象にしているためです。さらに、グローバルに広がる販路を持ち、パーツの再利用などを行い、0円以上の買取保証を実現していることも見逃せません。
またカーネクストでは、別の業者などであれば数万円かかってしまう、廃車に関連する費用もすべて無料サービスです。日本全国対応のレッカー費用、廃車手続きの代行費用、解体費用、引取り手数料、自動車税の還付手続き代行などの負担はありません。
車種、メーカー、氏名、電話番号などを専用フォームに入力するだけの無料査定サービスもあり、すぐに車を売却したい人や、わからないことがある人向けに、年中無休のフリーコールもあります。そして、車の状態や車種によっては、他社と10万円以上差がつくこともあるほど、高額査定も実現できます。そんなカーネクストで、お得に自動車を売却しませんか。
参考:カーネクスト
クラウンの高価買取を目指そう
高級自動車として知られるクラウンは、グレードや年式によって、買取査定相場が異なります。基本的には、新しい年式、少ない走行距離の自動車が高くなり、そうではないクラウンは、高値査定を目指せません。人気のあるボディカラーなどであれば、査定においてプラス要素になるでしょう。
クラウンを高く売るためためには、装備を純正品に戻し、さまざまな買取店と交渉することです。ディーラーの下取りは避け、車検には通さなくてもよいでしょう。このように、高値売却を目指すためには、ちょっとしたコツがあることを認識しておいてください。
また、クラウンを高く買い取ってくれる業者もあり、それは、輸出の販路を持っている業者です。車の状態次第では、廃車買取もおすすめです。査定相場や業者について深く知り、高価買取を目指しませんか。