ホンダ・オデッセイの人気グレードは?歴代の人気モデルを紹介

1994年に初代モデルが発売され、現行の5代目までロングセラーを続けているホンダ・オデッセイ。当初、新型車の開発費が少なく、大人数で乗れるミニバンでありながら、当時の常識だったスライドドアを採用できませんでした。

しかし、その後それを理由に「ミニバンの定義にスライドドアが含まれなくなった」といわれるほどの影響力を持つ車種に成長しました。ここでは、そんなオデッセイの人気の理由をさまざまな視点から紹介します。

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オデッセイの人気が高い理由

オデッセイは、まさに「スタイリッシュなミニバン」の先駆者といえます。ミニバンというジャンルには収まりきれない魅力があり、中古車としても高い人気を誇っています。そんなオデッセイの人気の理由を、より詳しくみていきましょう。

走りへのこだわりが詰まっている

オデッセイの最大の特徴は、3列シートのミニバンとは思えないほどの低い車体です。特に3代目からは低床化・低重心化され、2WDモデルでは全高1550mm以下の立体駐車場にも対応できるほどに抑えられています。

この低重心レベルはミニバンよりセダンに近く、格段によい走りという特徴につながります。当時ミニバンは、車体が高くボディ剛性も弱いため安定感がない、段差ではふわふわと揺れてコーナーでは横Gに弱い、横風の影響を受けやすいなどといわれていましたが、オデッセイはこれらを見事に克服しました。

さらに、初代から2Lを超えるエンジンのみを採用し、走りに妥協しないコンセプトもまた、オデッセイの人気を支えてきました。これにより、通常の走りでは満足できないユーザーを中心に、高級かつ高性能ミニバンという独特な人気を獲得しました。

見た目がスタイリッシュでかっこいい

ミニバンの割に低床という特徴から、オデッセイにはもともとおしゃれな車というイメージがありました。しかし、2003年に登場した3代目はさらに全高が低くなり、見た目も変更されてよりスタイリッシュになりました。最近のホンダ車特有のフロントマスクは、この3代目のヒットから生まれたともいわれています。

現行の5代目モデルは、スライドドアを採用したため車高こそ高くなりましたが、それでもブランドに恥じないスタイリッシュな見た目にこだわり、迫力を感じるデザインを維持しています。

安全装備も充実している

2017年11月のマイナーチェンジ以降の現行型オデッセイは、ホンダセンシングを標準搭載し、下のような機能を備えています。

  • 衝突軽減ブレーキ
  • 誤発進抑制機能
  • 歩行者事故軽減ステアリング
  • 路外逸脱抑制機能
  • アダプティブ・クルーズ・コントロール(ハイブリッド車は全車速追従)
  • 車線維持支援システム
  • 先行車発進お知らせ機能
  • 標識認識機能

その他、マルチビューカメラシステムや後退出庫サポートは、Lサイズミニバンに分類されるオデッセイの、限られたスペースへの駐停車をしっかりサポートしてくれます。

オデッセイで人気の高いグレード

オデッセイは、多彩なグレードがラインアップされています。ここでは、2013年に発売された現行5代目の主要なグレードのオプションなど、それぞれの特徴を紹介します。

標準グレードのG

Gグレードはオデッセイの標準グレードにあたり、ヒルスタートアシスト機能や低燃費運転をサポートするエコアシスト、左側パワースライドドアを標準装備しています。

7人乗り仕様の2列目には、オットマン付きのプレミアムクレードルシートなど十分な装備を備え、8人乗りの2列目ベンチシート仕様も選べます。

安全面が充実したG・EX

G・EXグレードでは、Gグレードにホンダセンシングが加わります。ホンダセンシングが標準装備されているのは、上級のアブソルートとアブソルート・EXだけです。

セダンタイプから乗り換える場合は、車体感覚が異なり操作に不安がつきまとうものですが、ホンダセンシングがあれば不安はかなり軽減できるでしょう

最上級グレードのアブソルート・EX

アブソルート・EXは、オデッセイの最上級グレードにあたり、価格以上に走行性能・エクステリア・インテリアが充実しています。もともと高い走行性能・安定性にさらに磨きをかけたアブソルート・EXには、高速道路や山道でも加速の重さやもたつきは感じないほどの動力性能があります。

エクステリアでは、夜間に曲がる方向を先に照らしておいてくれる「LEDアクティブコーナリングライト」や、斜め後ろに車両がある場合に、その方角のドアミラーのインジケーターが点灯する「ブラインドスポットインフォメーション」が、より安全な操作をサポートします。

インテリアもまさに、乗っているだけで優越感に浸れるような高級感があります。アブソルート・EXのオーナーの多くは、どの装備も必要性を認めながらも、あえて高額な最上級グレードを求めています。「せっかくなら最上級グレードを」の思いは、オデッセイに求める要素を最も的確に表現しているともいえます。

オデッセイで人気の高いボディカラー

オデッセイのボディーカラーは全7色ですが、そのうち5色は有料で、その分車買取査定では金額を大きく左右する要素になっています。

オデッセイのアブソルート専用カラー

最も人気があるのは、アブソルート専用カラーのプレミアムヴィーナスブラック・パールで、これはすなわちアブソルートの人気を表しています。このカラーは塗装内に純金でコートされたガラス片がちりばめられており、光の当たり具合で表情を変え、品のある色合いが高級感を醸しています。

次点には、同じブラック系のクリスタルブラック・パールが入りました。まさに漆黒という表現がぴったりな黒にパールがちりばめられ、光が当たるとキラキラと上品な輝きを放ちます。ブラック系以外なら、第3位のプラチナホワイト・パールがおすすめです。膨張色のため、オデッセイの存在感を高めつつ上品な清潔感があり、ファミリーユースにも適しています。

一般に車のカラーは、黒・白・シルバーに人気があるといわれますが、オデッセイもこれにならう形でブラック系2色とホワイト系1色が上位になっています。これはこのまま買取査定で上位とされており、将来の買取を考えるならこの中から選ぶことが得策です。

オデッセイの人気を象徴する歴代モデル

オデッセイは、1994年から4度のフルモデルチェンジが行われています。特に人気なのは、3代目以降の低床化・低重心化されたモデルですが、エクステリアやインテリアには違いが見られます。

車高を低く抑えた3代目オデッセイRB1/2系

3代目オデッセイRB1/2系の最大の特徴は、低床化・低重心化により車高を1,550mmに抑え、機械式立体駐車場にも対応したことです。低床化・低重心化のほかにも、乗り心地とハンドリングの向上と、低い前項の流麗なシルエット、室内空間の拡大を実現しました。

中でもアブソルートは、18インチタイヤと専用アルミホイール、専用サスペンションを持つ人気のスポーティモデルで、揺れの少ないソリッドな乗り心地が特徴です。

全長 4,770mm
全幅 1,800mm
全高 1,550mm
車体重量 1,640kg
10・15モード燃費 11.0km/L
新車価格 281.1万円

感性豊かな4代目オデッセイRB3/4系

4代目オデッセイRB3/4系は、「感性クオリティ」をコンセプトに、人とクルマの一体感や全席の爽快感、独自の存在感をテーマに、あらゆるシーンにマッチする感性豊かなミニバンを目指して開発されました。

ボディスタイルは、先代のブラッシュアップ版と位置付けられ、機械式立体駐車場に対応した車高に抑えられたワイド&ローのフォルムが特徴です。基本的なアイデンティティが引き継がれましたが、エンジンは変更されてより力強くなり、かつ燃費性能が向上しています。

全高 4,800mm
全幅 1,800mm
全長 1,545mm
車体重量 1,660kg
10.15モード燃費 12.2km/L
新車価格 306.0万円

プラットフォームが一新した5代目オデッセイRC1/2/4系

プラットフォームを一新した5代目オデッセイRC1/2/4系は、リアをスライドドアに変更したため、先代より車高が高くなっています。薄型フュエルタンクや排気系の取り回しを見直すなど、徹底した低床化が図られ、歴代で最も広い室内空間により、高い居住性と走行性能・乗降のしやすさを実現しています。

また、インテリアも「モダンスイートルーム」をコンセプトにデザインが大きく見直され、質感が一層高くなっています。

全長 4,830mm
全幅 1,820mm
全高 1,685mm
車両重量 1,820kg
10・15モード燃費 13.6km/L
新車価格 347.6万円

人気のあるオデッセイをお得に購入するには

オデッセイは、5代目でリアにスライドドアを採用して全高が高くなったため、ユーザーの間では賛否が分かれました。そのため、人気のある3代目・4代目の中古も人気が高く、状態のよいものになるとかなりの高値になる場合があります。どちらにしても、オデッセイをお得に手に入れるためには、まとまった資金が必要です。

現在乗っている車を買取に出す

資金を手に入れる最も一般的な方法は、今乗っている車の処分です。以前は「下取り」という方法もありましたが、今は資金の得やすさと金額の高さから、車買取専門店を利用する人がほとんどです。

買取査定金額に影響する要素とは

買取金額は、車の状態を細かに見極める査定結果で決まります。査定に影響する要素は、車種や年式、走行距離などたくさんありますが、難しいのはそれらが単純に「走行距離が短ければ高い」「年式が新しいほど高い」とは限らないということです。

走行距離は1年あたり1万kmが平均とされ、それより極端に長い、また短い場合は査定額が変わる可能性があります。また、オデッセイのように旧タイプであっても人気がある場合は、年式が古くても高値をつけることがあります。

査定基準は業者によって異なる

買取査定金額は、同じ車でも業者によっては、数十万円単位で差が出ることも珍しくありません。それは、査定するポイントや基準が違うこと、その業者の持っている在庫状況に影響されることが原因で、厳密にいえば同じ業者でも、日時が違えば査定額も変わる可能性があるのです。

車を買い取る業者は多くなりましたが、その中で最も高く買い取る業者は、実際に複数の業者に査定してもらい、その結果を比較して探すしかありません。

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今ネットを中心に話題となっている車買取業者「カーネクスト」は、価値ある車を適切な金額で買い取ることはもちろん、車検切れや故障によって動かない車も、買取金額0円以上を保証しています。もし今まで「買い取りされずに処分費用だけがかさむ」と放置している車があるなら、処分するチャンスです。

しかも、通常ならそんな車は処分するだけで運搬費用や廃車手続き・解体に費用がかかりますが、カーネクストなら買取にまつわる一切の費用を無料としています。つまり、最悪でも手出し費用はゼロ、車によっては買取金額を手にする可能性があるということです。

海外では古い日本車が今も現役で走っている

こんな信じられないようなビジネスが成立するのは、カーネクストが独自に持っている海外への販路のおかげです。日本車は海外で非常に高く評価されており、国内では考えられないほど長い走行距離の車でも、まだ現役で走っています。

そこで問題になるのはメンテナンスで、交換する部品がすでに作られていない場合です。一般にメーカーが部品をストックするのは15年程度とされており、それ以上になると部品の価格が上がる、または部品そのものが手に入らなくなります。

そこに目をつけたカーネクストは、年式の古く走行距離の長い車からまだ使える部品を取り出し、必要な業者に販売する仕組みを作りました。そうすれば廃車でも「買取=仕入れ」となり、見込める売り上げに応じた買取が可能なります。

参考:カーネクスト

オデッセイをお得に購入しよう

オデッセイは、現行の5代目が新車で販売されているロングセラーですが、リアのスライドドアなどが大幅に変更されたため、先代以前のモデルにも高い人気があります。そのため、価格も独自の推移を辿っており、お得に購入するためにはまとまった資金が必要です。

その資金を確保する最も手近な方法は、今乗っている車を買い取ってもらうことです。ただ、買取金額は業者によって数十万円の差が出ることもあるため、少しでも高く買い取ってもらうためには、面倒でも複数の業者に査定してもらい、こちらから業者を選ばなくてはなりません。

好みのオデッセイは、状態がよいほど高額になることが考えられます。車買取をうまく利用して、手に入る最高のオデッセイをお得に購入しましょう。