トヨタのスターレットは、1973年にデビューし、多くの人から支持を集めていましたが、1999年に販売終了し、ヴィッツが後継車となりました。新車では購入できないものの、中古車では、今も入手できます。このページでは、そんなスターレットの中古車価格相場を紹介します。
併せて、スターレットの魅力と特徴、おすすめモデル、購入する際の注意ポイントなども取り上げます。できるだけスターレットを安く購入したい人などは、ぜひ参考にしてください。
スターレットの魅力と特徴
スターレットは、優れた走行性能を持ち、コンパクトなボディサイズでかっこいいと評判の自動車です。こうしたスターレットの魅力と特徴について深掘りしていきましょう。
ハッチバック型のスポーツカー
スターレットは、初代からレースなどのモータスポーツでも使われてきた自動車です。
世代 | エンジン | 排気量 | 駆動方式 | シフト |
初代(1973年~1978年) | 2K型 1L3K型/1.2L | 1290cc | FR | 4速MT フロア |
2代目(1978年~1984年) | 3K型/4K-U型/4K-EU型 | 1295cc | FF | 5速MT フロア |
3代目(1984年~1989年) | E型(2E-LU/2E-ELU/2E-TELU/2E-LJ)/ 1N型 | 1295cc | FF | 5速MT フロア |
4代目(1989年~1995年) | 4E-F型/4E-FE型/4E-FTE型/1N型 | 1331〜1453cc | FF、フルタイム4WD | 3AT、4AT、4MT、5MT |
5代目(1996年~1999年) | 4E-FE/4E-FTE/1N | 1331〜1453cc | FF、フルタイム4WD | 3AT、4AT、4MT、5MT |
世代ごとでエンジンを改良し、さまざまなレースに出場し、実績を積み上げてきた車でもあります。コンパクトな車体ながらも、運転しやすい、ドライブが楽しいという口コミ評価もあり、高い走行性を誇り、ターボエンジンも魅力のひとつです。
- ルフレF
- グランツァV エクレセントパケ
- カラット
- ルフレF リミテッド
- カラット リミテッド
- ルフレX
- グランツァS
- GT
- ソレイユL など
また、こうしたさまざまなグレードがあることも特徴です。
女性人気も高い
世代とグレードによってボディデザインは異なりますが、サイズはコンパクトであり、全体的に丸いフォルムで、女性からも支持されている自動車です。また、「リセ」という女性向けのグレードもあります。
基本的には、どの世代もグレードもかっこいいデザインに仕上げられており、幅広い層から愛されている車です。購入前は、世代別・グレード別のエクステリア・インテリアを調べておきましょう。内装に関しては、人によってはオシャレではないと感じる可能性もあります。
スターレットの中古車の価格相場
スターレットの中古車は、どれぐらいの価格になっているのでしょうか。中古車価格全体と、モデル別の価格相場を見ていきましょう。
スターレットの中古車価格
スターレットの中古車価格目安は、約60~150万円です。相場は変動しますが、同じ年代の自動車と比較すると、やや低価格で販売されている傾向にあるでしょう。それほど中古車市場に出回っている自動車ではありませんが、新しいモデルであれば、見つけにくいわけではありません。
モデル別の価格の相場
スターレット EP91、スターレット EP71、スターレット EP82といったモデル別の価格の相場を紹介します。モデルによって、どれぐらい価格が異なるのでしょうか。
スターレット EP91
1996年1月~1999年8月の5代目スターレット「EP91型」は、安ければ数万円、高ければ100万円近くの価格相場です。スターレットの中で一番新しいモデルのため、全体的に高めの価格設定と言えるでしょう。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
ガリバー | 8〜129万円 | 約68万円 |
グーネット | 8~99万円 | 約54万円 |
カーセンサー | 8~99万円 | 約42万円 |
スターレット EP71
1984年10月~1989年の3代目スターレット「EP71型」は、30年以上前の自動車のため、中古車市場にそれほど出回っておらず、価格も安めです。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
ガリバー | – | – |
グーネット | 40万円 | 約40万円 |
カーセンサー | – | – |
スターレット EP82
1989年12月~1995年の4代目スターレット「EP82型」は、100万円以下で入手可能です。安ければ、数万円程度です。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
ガリバー | 10〜89万円 | 約50万円 |
グーネット | 9~89万円 | 約49万円 |
カーセンサー | 37~89万円 | 約66万円 |
おすすめの中古スターレットのモデル
4代目スターレット「EP82型」、5代目スターレット「EP91型」は、おすすめモデルです。それぞれの特徴を見ていきましょう。
スターレット EP82
4代目スターレット「EP82型」は、全車DOHC化し、3ドアタイプと5ドアタイプの2種類あり、衝突安全ボディも採用さている自動車です。ノンターボ「Si」、ターボユニットを載せた「GT」ともに、高いスペックであり、多くの人から支持を集めています。
最高出力 | 駆動方式 | 全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 | 燃費 | 排気量 |
– | FF / 4WD | 3,770mm | 1,600mm | 1,380mm | 5人 | – | – |
スターレット EP91
エアバッグなどの安全装備が標準設定になり、4WDも追加された5代目スターレット「EP91型」は、最終モデルです。1.5Lディーゼルもあるルフレ、1.3Lターボのグランツァ、ドレスアップされたカラット、5ドアのみのリミックスというモデルがあり、それぞれに特徴があります。
最高出力 | 駆動方式 | 全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 | 燃費 | 排気量 |
– | FF / 4WD | 3,740~3,790mm | 1,625mm | 1,400mm | 5人 | – | – |
業者別のスターレットの中古車価格
ガリバー、カーセンサー、グーネットといった業者別にスターレットの中古車価格も解説しましょう。タイプ、年式、走行距離別に紹介します。
タイプ別
特別仕様車である「カラット リミテッド」やグランツァは、どの業者もそれほど中古車価格に違いがありません。新車時点では、100万円をオーバーしますので、中古車は非常に安値で入手可能です。
タイプ別 | ガリバー | カーセンサー | グーネット |
カラット リミテッド | 約18万円 | 約21万円 | 約18万円 |
グランツァS | 約13万円 | 約45万円 | – |
年式別
基本的に中古車は、「新しい年式=高値」「古い年式=安値」という価格設定ですが、スターレットは場合によっては、新しい年式の方が安い時もあります。
年式 | ガリバー | カーセンサー | グーネット |
1992年 | – | 約89万円 | 約60万円 |
1994年 | – | 約66万円 | 約70万円 |
1998年 | – | 約60万円 | 約70万円 |
走行距離別
他の中古車と同様に、「少ない走行距離=高値」「多い走行距離=安値」という価格設定になっています。走行距離1~2万kmであれば、100万円を超えるケースもあるでしょう。
走行距離 | ガリバー | カーセンサー | グーネット |
1~2万km | – | 約82万円 | 約125万円 |
4~5万km | – | 約90万円 | 約50万円 |
8~9万km | – | 約62万円 | 約60万円 |
スターレットを購入する際の注意点
スターレットを買う時、ヘッドライトとエンジンをチェックしましょう。なぜ確認しなければならないのか、詳しく解説します。
ヘッドライトをチェック
スターレットのヘッドライトは、クスミや黄ばみによる光量不足などにより、車検に通らないというリスクがあります。しかも、中古パーツは数が少なく、光量が足りない可能性もあるでしょう。そのため、購入時には、ヘッドライトの状態を確認することをおすすめします。
エンジンの確認
自動車の心臓であるエンジンの状態もチェックしましょう。エンジンルームを確認する際は、エンジンやオイルだけではなく、消耗品であるベルト類なども見て、状態次第では、交換することをおすすめします。また、エンジンだけではなく、ミッション、エクステリア、タイヤ、サスペンションなども確認しておきましょう。
現在の車から買い替える場合には
スターレットに乗り換える際は、車検の前に買い替えることをおすすめします。なぜなら、車検費用を支払う必要がなくなるからです。また、今乗っている自動車を買取依頼する際は、業者選びが重要です。このような上手に車を買い替える方法について解説します。
車検の前に買い替えよう
車検には、24カ月法定点検費用、交換部品・整備費用、自動車重量税、自賠責保険料などを支払う必要があります。普通車であれば、10万円程度かかることもあり、決して安いわけではありません。だからこそ、車検前に買い替えすれば、こうした費用が不要になり、スターレット入手のための購入費に充当できるでしょう。
車検費用は、自動車が古ければ古いほど、高額になる傾向があります。交換部品が増えるだけではなく、税金もアップします。そのため、欲しい自動車が決定している人は、3~7年を目安にし、早めに売りに出しましょう。自動車の価値は、日に日に下落するため、早めに売却することで、高額査定も期待できます。
買取業者を選ぶ際は、海外に広がる販路を持っているのか、査定士の対応は悪くないか、サービス内容は充実しているのかチェックしましょう。ディーラーの下取りは、新車をメインに取り扱い、転売目的で車を引き取る業者ではないため、高額買取は期待できませんので、注意が必要です。
査定前は、よい印象を与えるために、しっかりと車を消臭・クリーニングしておきましょう。査定依頼する際は、タバコを吸っていない、土禁にしていた、ペットを乗せていないなど、プラスになる要素を探し、アピールすることも重要です。
もっとも重要なことは、業者によって査定額や保証内容などが異なるため、しっかりと調べてから選ぶことです。
買取業者はカーネクストがおすすめ
売れそうにない自動車に乗っている人は、廃車買取業者のカーネクストがおすすめです。
- 年式が古すぎる自動車
- 走行距離が多すぎる自動車
- 故障している自動車
- まったく動かない自動車
- 車検切れしている自動車 など
こうした状態の自動車でも買取対象にし、しかも、グローバルに広がる販路を持ち、パーツごとの再利用をしているため、0円以上の買取保証サービスもあります。
さらに、ディーラーなどほかの業者であれば、数万円かかってしまう可能性もある廃車費用も取られません。具体的には、廃車代行手続き費用、車の引き取り手数料、自動車の解体費用、全国対応のレッカー費用などが無料サービスです。
査定も無料であり、メーカー、車種、電話番号、氏名などを専用フォームに入力するだけで、あっという間に申し込みできます。車種や自動車の状態によっては、別の業者と10万円以上差がつく時もあるでしょう。早めに売却したい人は、年中無休のフリーコールで、専門スタッフに相談できます。
- できるだけ高額で売りたい
- 10年以上走っているけれども買取可能か
- 10万km以上乗っているので売れるのか心配
- 廃車のやり方がよくわからない
- 故障した車を動かせなくて困っている
そんな人は、0円以上の買取保証、廃車費用無料のカーネクストに買取依頼しませんか。
導入リンク:カーネクスト
スターレットを中古で賢く選ぼう
トヨタのスターレットは、1999年まで販売していたスポーティな自動車です。初代から5代目までリリースされ、さまざまなグレードもあります。オシャレなデザイン性は、女性からも評価が高く、専用グレードも出ています。基本的には、走行性に優れている自動車と言えるでしょう。
スターレットの中古車価格は、安値の場合は数万円、高値の場合は100万円をオーバーします。5代目スターレット「EP91型」がもっとも高く、3代目スターレット「EP71型」は安い傾向にあるでしょう。こうしたモデルだけではなく、年式、走行距離によっても、中古車価格相場は異なります。
スターレットを購入する際の注意ポイントは、ヘッドライトとエンジンを確認することです。ヘッドライトの不具合により、車検を通らない可能性があります。エンジンは、車の重要部分ですので、買う前に、必ず確認しておきましょう。併せて、外観や内装などの細かい部分もチェックしてください。
いずれにせよ、スターレットは、価格的には入手しやすい自動車です。スターレットを中古車で賢く選び、今まで以上にカーライフを満喫しませんか。