スズキが開発したスペーシアは、パレットの後継車として誕生したスーパーハイト系ワゴンです。育児中の女性から支持を集めている自動車であり、今も根強い人気があります。そんなスペーシアについて、本記事で詳しく紹介していきましょう。
具体的には、スペーシアの特徴、中古車の価格の相場、おすすめモデル、購入時の注意点などを取り上げます。「子どもを乗せやすい自動車がほしい」、「安値でスペーシアを買いたい」という人などは、ぜひお役立てください。
スペーシアの特徴
2013年に販売開始したスペーシアは、どのような特徴があるのでしょうか。この自動車は、小さい子どもがいるママさん向けのスーパーハイト系ワゴンです。子どもが後部座席にいる場合、そのシートを前後に移動させられますので、運転席にいても、世話をすることが可能です。また、両側のドアはスライド式になっており、「ワンアクションパワースライドドア」というワンタッチでドアを開けられる機能を採用しています。もちろん、燃費もわるくありませんし、走行性能も申し分ありません。
スペーシアの中古車の価格の相場
中古スペーシアにはさまざまやグレードやモデルがあり、それぞれで価格の相場が異なります。購入する前には、目当ての車種についてしっかりと調べるようにしましょう。スペーシアには、多彩なグレードがあります。そして、メーカーオプションも充実しているため、グレードのみで価格相場を判断することは困難です。しかしながら、数多くのスペーシアが中古市場で流通しているため、選びやすい車といえるでしょう。
初代スペーシア MK02系
2013年リリースの「初代スペーシア MK02系」は、安ければ、数十万円で入手可能です。年式もそれほど古くはなりません。200万円をオーバーすることも、ほとんどないでしょう。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
ガリバー | 29万円〜177万円 | 約103万円 |
グーネット | 29万円~189万円 | 約109万円 |
カーセンサー | 29万円~181万円 | 約105万円 |
2代目スペーシア MK03系
2017年発売の「2代目スペーシア MK03系」は、高ければ200万円を超えることがありますが、100万円切る自動車もあります。新年式の車が欲しい人におすすめです。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
ガリバー | 85.5万円〜179万円 | 約132万円 |
グーネット | 85.5万円~198万円 | 約141万円 |
カーセンサー | 85.5万円~228万円 | 約156万円 |
スペーシア G
NA車の「G」は、30万円程度でも入手可能な種類です。マイナーチェンジは繰り返されていますので、スペックを必ず確認しておきましょう。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
ガリバー | 29万円〜159万円 | 約94万円 |
グーネット | 29万円〜159万円 | 約94万円 |
カーセンサー | 29万円〜140.4万円 | 約84万円 |
スペーシア X
「X」は、標準モデルです。30万円~150万円程度が価格幅となり、全体的に「G」よりも高めですが、グレードは上です。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
ガリバー | 37万円〜167.8万円 | 約102万円 |
グーネット | 37万円〜146万円 | 約91万円 |
カーセンサー | 34.9万円〜146.8万円 | 約90万円 |
スペーシア T
ターボ車の「T」は、「X」と似たような価格相場です。他グレードと同様に、年式によってスペックが変わりますので、事前に調べてから購入しましょう。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
ガリバー | 29.8万円〜177万円 | 約103万円 |
グーネット | 43.8万円~138万円 | 約112万円 |
カーセンサー | 43.9万円~129.8万円 | 約87万円 |
おすすめの中古スペーシアのモデル
中古スペーシアのおすすめモデルは、ターボのあるTグレード、装備が充実したXグレード、2017年以降のモデルであれば、ハイブリッドXです。これらがなぜおすすめなのか、詳しく解説していきましょう。
モデル | スペック |
X | ・マイルドハイブリッド ・アイドリングストップシステム ・フロントスタビライザー ・14インチフルホイールキャップ ・14インチアルミホイール ・155/65R14 ラジアルタイヤ ・メッキフロントグリル ・全面UVカット機能付ガラス ・IRカット機能付フロントガラス ・プレミアムUV&IRカットガラス(フロントドア) ・インパネドリンクホルダー ・インパネセンターポケット ・助手席シートアンダーボックス ・フロントアームレストボックス ・助手席シートバックポケット ・ユーティリティナット(4ヶ所) ・ファブリックシート表皮 ・運転席シートリフター ・左右独立リヤシートスライド&リクライニング機構 ・ワンタッチダブルフォールディングリヤシート[分割可倒式] ・後席スライド用ストラップ(ラゲッジフロア) ・フルオートエアコン[エアフィルター付] ・ロールサンシェード ・後席左側ワンアクションパワースライドドア[予約ロック機能/挟み込み防止機構付] ・後席右側ワンアクションパワースライドドア[予約ロック機能/挟み込み防止機構付] ・スライドドアクローザー(後席両側) ・スリムサーキュレーター ・軽量衝撃吸収ボディー TECT<テクト> ・歩行者傷害軽減ボディー ・頭部衝撃軽減構造インテリア ・運転席・助手席SRSエアバッグ ・フロントシートSRSサイドエアバッグ ・デュアルセンサーブレーキサポート ・誤発進抑制機能 ・車線逸脱警報機能 ・ふらつき警報機能 ・先行車発進お知らせ機能 ・ハイビームアシスト ・後退時ブレーキサポート ・後方誤発進抑制機能 ・リヤパーキングセンサー など |
G | ・マイルドハイブリッド ・アイドリングストップシステム ・フロントスタビライザー ・14インチフルホイールキャップ ・14インチアルミホイール ・155/65R14 ラジアルタイヤ ・メッキフロントグリル ・LEDサイドターンランプ付ドアミラー ・2トーンルーフ ・ルーフレール ・全面UVカット機能付ガラス ・IRカット機能付フロントガラス ・プレミアムUV&IRカットガラス(フロントドア) ・インパネアッパーボックス(助手席) ・インパネボックス(助手席) ・インパネセンターポケット ・助手席シートアンダーボックス ・フロントアームレストボックス ・助手席シートバックポケット ・アクセサリーソケット(後席右側) ・乗降グリップ(リヤ両側) ・ラゲッジルームランプ ・チルトステアリング ・インパネカラーパネル[アイボリー] ・フルオートエアコン[エアフィルター付] ・スリムサーキュレーター ・助手席シートベルト警告灯 ・助手席シートベルトリマインダー ・サイドアンダーミラー ・後方視界支援ミラー ・マルチリフレクターハロゲンヘッドランプ[マニュアルレベリング機構付] ・LEDヘッドランプ[ロービーム、オートレベリング機構付] ・LEDポジションランプ ・オートライトシステム ・ライト自動消灯システム など |
Tグレードはターボ装着でお買い得
Tグレードは、ターボがついているスペーシアです。他のグレードよりも、燃費が悪くなってしまいますが、ハイトワゴンというサイズだからこそ、ターボで余裕ある走行を実現できるでしょう。また、万が一のときのために有効なレーダーブレーキサポートという機能が標準装備になっていることも嬉しいポイントです。
Xグレードは充実した標準装備が魅力
Xグレードはナノイー搭載のエアコンや運転席シートリフターなどが標準装備されており、装備において充実している自動車です。また、カラーバリエーションも豊かですので、自分の好きな色をチョイスすることができるでしょう。
2代目ならハイブリッドXがおすすめ
2代目の「ハイブリッドX」は、インテリア装備が充実しており、安全性能もフルでついています。オプション追加が不要なほど充実した装備になっており、「ハイブリッドG」よりも少し高値になりますが、価格以上に、満足できる自動車です。
業者別のスペーシアの中古車価格
スペーシアの中古車価格は、業者によって異なります。ガリバー、カーセンサー、グーネットのタイプ別、年式別、走行距離別で中古価格を見ていきましょう。
タイプ別
タイプ別 | ガリバー | カーセンサー | グーネット |
ハイブリッドX | 109万円〜179万円 | 101.9万円~173.5万円 | 115万円~198万円 |
ハイブリッドG | 85.5万円〜162万円 | 85.5万円〜152.3万円 | 85.5万円~162万円 |
「ハイブリッドG」よりも、上級の「ハイブリッドX」が少し高値になっていますが、装備が充実しているため、おすすめです。「ハイブリッドG」ならば、100万円以下でも購入できるでしょう。
年式別
年式別 | ガリバー | カーセンサー | グーネット |
2013年 | 79万円~113万円 | 29万円~149.7万円 | 29万円~149.7万円 |
2017年 | 129万円~172万円 | 65.5万円~193万円 | 65.5万円~189万円 |
初代モデルの2013年のスペーシアは、安ければ30万円程度で買えます。一方、2代目は、新しい年式だからこそ、高めです。新しさを求めている人は、2代目からのグレードがおすすめです。安さ重視の人は、2013年からのグレードを選びましょう。
走行距離別
走行距離別 | ガリバー | カーセンサー | グーネット |
~1万km | 124万円~172万円 | 49.8万円~228万円 | 49.8万円~259.8万円 |
9万km~10万km | – | 37万円~104.9万円 | 37万円~104.9万円 |
スペーシアは、1万km程度の自動車が中古市場でたくさん出回っています。新車に近しい状態ですので、高めの価格になっていますが、選びやすいといえるでしょう。一方、自動車の寿命といわれる10万km前後は、それほど台数はありませんが、安値の傾向にあります。
中古スペーシアを購入する際の注意点
スペーシアを中古で買う場合、金額的に初代の中期モデルはおすすめできません。また、固めといわれている乗り心地もチェックしておきましょう。ほかにもさまざまな購入時の注意ポイントがありますので、詳細を解説します。
初代の中期モデルはおすすめできない
安さを重視するのであれば、初代の初期モデルはおすすめです。価格が低くなっており、買いやすいです。しかしながら、初代の中期モデルには注意が必要です。なぜなら、ブレーキサポートがついていないにも関わらず、ついているものと価格がそれほど変わらないからです。2015年5月からブレーキサポートがつきましたので、この年月よりも前のスペーシアには注意しましょう。全体的に相場は安めの自動車ですが、できるだけお得に購入したいのであれば、年式を必ずチェックしてください。
乗り心地を確認する
車内空間は広いというメリットがありながらも、固めの乗り心地になっているスペーシア。ちょっとしたデコボコ道でも伝わることがあり、乗り心地を重視したい人は、シートの固さをチェックしましょう。アレンジは自由自在ですので、この点に関しては、使い勝手がよくメリットに感じられます。
走行距離と年式のバランスを重視
中古自動車を買う時に基準になるのは、走行距離と年式です。1年で1万km走行が基本になりますので、このバランスがおかしい車は選ばない方が無難です。少し前の年式にも関わらず、走行距離が極端に少ない自動車は、メーター改ざんなどを行っている可能性があり、注意が必要です。
メンテナンス歴をチェックする
新しい年式であっても、少ない走行距離であっても、しっかりとメンテナンスしていない自動車は、安全面において危険です。中古車を買う時は、以前どのようなメンテナンスや修復をしてきたのか、必ず確認しましょう。自動車の状態によっては、すぐに故障してしまうリスクもあります。
保証内容も確認
販売店が提供している保証サービスの内容もチェックポイントです。期間、走行距離、範囲などはどのようになっているのかを確認してください。店舗によって内容が異なることもあり、充実した内容の販売店を見つけるようにしましょう。
現在の車から買い替える場合には
現在の車から買い替える際は、買取業者に依頼することをおすすめします。ディーラーの下取りでも問題ありませんが、買取業者の方が高値の査定額になる可能性もあります。賢い買い替え方法について紹介していきましょう。
売ったお金を元手にして購入できる
車を買い替える時、今まで乗っていた自動車をディーラーの下取りに出す人は少なくありません。しかしながら、ディーラーは、中古市場に長けていない可能性があり、高値で買い取ってくれるとは限りません。自動車の状態によっては、別途費用がかかることもあるでしょう。中古買取業者は、中古車市場に詳しく、高値の査定になるケースもあります。廃車になった場合、その手数料などを取らない業者もありますので、業者選びは非常に重要です。
おすすめなのは、全国展開している店舗です。自動車は地域によって売れる車種が異なり、日本各地に店があれば、どこかで売れることもあり、高値査定につながる可能性があります。また、販売ネットワークが広い業者もおすすめです。
自動車を高値で買い取ってもらえる時期は、決算期や中間決算期あたりですが、車を手放すタイミングを自身で決められないこともあります。基本的には早めに売ったほうが価値が高いままですので、高値で売却できる可能性があると認識しておきましょう。
買取業者はカーネクストがおすすめ
「自動車がまったく動かない」、「車が古すぎて売れないかもしれない」という人は、カーネクストがおすすめです。カーネクストは、どのような状態の車も、0円以上の買取保証をしてくれるサービスです。走行距離が多すぎても、車検切れであっても、0円以上です。
独自の販売ネットワークを持っているからこそ、0円以上の買取保証を実現しています。もちろん、車種などによっては、高値での買取も夢ではありません。ディーラーでの下取りは、どうしても査定額が低くなってしまうので、自動車の状態によって、どのサービスを利用すべきなのか、検討するようにしましょう。また、引取り手数料、全国に対応しているレッカー費用、解体費用、廃車手続き代行費用、すべて無料です。自動車税の還付手続きも無料代行しているので、還付金が戻ってくることも考えられます。費用をかけずに、自動車を売却することができます。
まずは、メーカー、車種、名前、電話番号を入力すれば、すぐに対応してくれる無料査定を利用しましょう。入力目安時間はたったの20秒です。すぐに自動車を買い取ってほしい人は、365日年中無休のフリーコールに電話をしましょう。
中古スペーシアをお得に購入しよう
子育て中のママさん目線で開発されたスペーシアは、車内が広く、両手がふさがっていても、ドアを開けられる高機能な自動車です。2013年リリースの初代、2017円発売の2代目と分けられ、G、X、Tと3種類のグレードがあります。おすすめのモデルは、Tグレード、Xグレード、ハイブリッドXです。購入する際は、初代の中期モデルを避け、固めと言われている乗り心地を確認しましょう。メンテナンス歴や販売店による保証サービス内容もチェックしてください。中古車でスペーシアをお得に購入するためには、事前の情報収集が欠かせません。さまざまな業者のスペーシアの価格をチェック、そして比較して、自分に合ったモデルを見つけるようにしましょう。