中古のヴィッツの選び方を徹底解説|どの業者を選べばよいか

今年20周年を迎えるヴィッツは、街中からドライブまで幅広く機能的にこなせると人気です。そんな大きな支持層を持つ車なため、当然中古車市場でも人気があります。トヨタの一大ブランドになりつつあるそんなヴィッツのポイントを見て、上手に買う方法を知っておきましょう。

ヴィッツはいろいろなニーズに対応しており、比較的どのような人でも使いやすい点が大きな売りです。小回りが利くため街中のこまごました操作から、ちょっとした遠出まであなたの希望を叶える車種です。ヴィッツの特徴から中古車の相場などを見ておき、中古車選びの選択肢として考えておきましょう。

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ヴィッツの特徴

まずはヴィッツの簡単な特徴を知っておきましょう。

ガソリンとハイブリッドから選べる

ヴィッツは販売価格の安いガソリン車と燃費性能が高いハイブリッド車の2つのタイプから選択ができます。さらにシンプルな内装、そこそこ入る車内、広さのある空間などは人気の1つです。100点満点と言う人は少なくても、ほとんどの人は80点以上をつけるというような車です。内装のシンプルさと走りを加味すると男性向けの車種ではありますが、非常に使いこなしやすい作りになっているというのが評判です。

豊富なグレードで様々なニーズに対応

そういった使用感はさまざまなグレードの車を生むことで解決しています。細かいニーズに応えるように作られたさまざまなグレードは、よりよいドライブをサポートします。全体的な点数が高いのもこの豊富なグレードを用意している点です。一般的にヴィッツはコンパクトカーの部類に入りますが、グレードの豊富さによって、穴が無い仕様になっているという評価です。

ヴィッツの中古車の価格の相場

ヴィッツの中古車価格の相場はどのくらいなのでしょうか。その傾向からモデル別の相場に関して詳しく見ていきましょう。

ヴィッツの中古車価格

ヴィッツの中古車価格相場は、年式が上がるごとに相場も上がっていきます。これは特に人気のモデルや年式が無いということが大きな理由です。したがって性能と比例して価格も推移していき、中古車の中では比較的買いやすい部類の車種です。
性能面も大きな変化があるものではなく、燃費もハイブリッドはよいですが、その以前の年式でもリッター15km前後と中古車の中では燃費性能が高く、使いやすい車です。特別人気のあるモデルが無い面、どのタイプを選んでもそんなに差異はなく、新しい方が性能がよいという形が価格面でも表れています。
ヴィッツはそのため、どれを選んでも失敗が少ない車種です。引き算で車を判断していく人にはおすすめの車種だといえるでしょう。大きなマイナスポイントは少なく、全体的な性能が高い車です。

初代 ヴィッツ 10系

ガリバー グーネット カーセンサー
中古車相場 約47.2万円 約31.9万円 約20.9万円

整備面でしっかりしている車なら、20万~40万円程度で中古車でも販売されており、いまだに使える車として人気です。大きな荷物の積み込みにやや難がある傾向ですが、使いやすさ、操作性などは高評価を得ています。新車に対して、相応な価格をしているのが初代ヴィッツで、当時はカローラを上回る販売実績を上げた車として、各地で人気がありました。コンパクトカーというカテゴリーを作った経緯があります。中古車の市場の中でも安定の人気があり、下げ止まりしない車として有名です。

2代目ヴィッツ 90系

ガリバー グーネット カーセンサー
中古車相場 約60.8万円 約62.2万円 約30.1万円

中古車では初代とそれほど変わらない価格で売っているメーカーもあるので、少し足を運べば安く買うことができるタイプです。大きくなったため、積載性はやや向上し、使いやすさや操作性はややアップしています。年数と共に比例しているヴィッツの中古車ですが、2代目はやや割安な価格です。ボディサイズも初代より一回り大きくなり、コンパクトカーの中では大きめのサイズになりました。スマートキーを採用し、エンジンのかかりもよりスムーズにサポートされています。

3代目ヴィッツ 130系

ガリバー グーネット カーセンサー
中古車相場 約98.2万円 約98.5万円 約98.2万円

新車に対して中古車がそれほど安くない価格帯なため、このタイプは新車を求めてトヨタのディーラーを訪ねてみてもよいかも知れません。ほぼ新車と変わらない中古車価格の3代目、大きなポイントは優れた空力性能を誇っており、燃費性能が格段に上がっています。内装はよりシンプルに初代に近い形になっており、古き良き仕様を残している点が人気です。

おすすめの中古ヴィッツのモデル

おすすめの中古ヴィッツのモデルを3つ取り上げて紹介します。

中古価格と年式のバランスが良い2代目

車名・グレード 出力・燃費・車体重量 排気量・乗車定員
KSP90型ヴィッツ「B」 71PS・9.6kgm・22.5km/L・990㎏ 996㏄・5人乗り
SCP90型ヴィッツ「F」 87PS・11.8kgm・20.0km/L・1020㎏ 1,296㏄・5人乗り
NCP95型ヴィッツ「F」 87PS・12.2kgm・16.0km/L・1110㎏ 1,298㏄・5人乗り
NCP91型ヴィッツ「RS」 110PS・14.4kgm・17.6km/L・1040g 1,496㏄・5人乗り

2代目は初代に比べて、中古価格と年式のバランスのよい傾向です。人気がさほどあるわけではないですが、機能面では充実しており、中古市場でも買いやすい価格で推移しています。
燃費性能も初代と比較すると格段に進歩しており、軽自動車と比較するとやや高くて大きな形でよく走る車、ステップワゴンなどと比較するとやや小回りの利くタイプのヴィッツの特徴がよく出ています。この他のタイプにもインテリジェントパッケージが用意されており、特に市街地の走行をサポートし燃費効率が格段に上がっています。年式と比較して中古車価格傾向が決まりやすいヴィッツの中でも2代目は狙い目の車種が多いです。

選択肢が豊富な3代目

車種・グレード 出力・燃費・車体重量 車体構成・乗車定員
KSP130型ヴィッツ「F」 69PS・9.4kmg・20.8km/L・97㎏ 996㏄・5人乗り
NSP135型ヴィッツ「F」 95PS・12.1kgm・18.0km/L・1080㎏ 1,329㏄・5人乗り
NSP130型ヴィッツHybrid-U-sporty 73PS・11.3kgm・34.4km/L・1110㎏ 1,496㏄・5人乗り
NSP131型ヴィッツ「RS」 109PS・14.1kgm・18.8km/L・1020㎏ 1,496㏄・5人乗り
NSP131型ヴィッツGRMN 212PS・25.5kgm・-・1140㎏ 1,797㏄・5人乗り

3代目の中期になると、いろいろな選択肢がでてきて、車種もスポーティなものからよりコンパクトカーのよさを活かしたものまで幅広く作られています。コンパクトカーの域を超えるような走りをする車種も多く、街中だけのドライブから遠出まで使えるようなものが出ています
ここで挙げたグレードはほんの一部で、より細かいニーズに沿ったラインナップをしているので、ヴィッツといってもいろいろな用途で使えるようになってきている傾向です。ハイブリッド車は当然燃費がよく、GRMNなどになるとハイオクガソリン専用になり、スポーツカーの一端と言っても過言ではありません。

割安で買うならグレードは2WDがおすすめ

割安な中古車を求めるなら、グレードは2WDがおすすめです。ヴィッツは2WDと4WDがあり、走りの安定性に優れている4WDに比較して、簡易な走行で、シンプルに作られている内装の2WDの方が使いやすいという声も聞かれます。どちらを選ぶかはあなた次第ですが、比較的中古車でも割安感のある2WDをヴィッツを選ぶべきでしょう。いろいろな車種があるのですが、走りの重厚性に対して求めるなら、ヴィッツより他の車種の車を選ぶとよいでしょう。

業者別のヴィッツの中古車価格

業者別のヴィッツの中古車価格を簡単にまとめました。それぞれについて見ていきましょう。

タイプ別

タイプ ガリバー グーネット カーセンサー
ヴィッツ アイル 約24.8万円 約98,000円 約16.8万円
ヴィッツハイブリッドF アミ― 約196.4万円 約168万円 約169.9万円

タイプとしては初期の型に入るヴィッツアイルは、やはり最新型に入るヴィッツアミ―と大きな差があります。

年式別

年式別 ガリバー グーネット カーセンサー
2001年 約39.8万円 約29万円 約19.8万円
2018年 約163.6万円 約159万円 約139.8万円

走行距離別

走行距離 ガリバー グーネット カーセンサー
1,000km未満 約163.6万円 約125.4万円 約135.2万円
50,000km以上 約85.6万円 約51.2万円 約70.2万円

当然走行距離に比例して価格は安くなる傾向です。年式が古くなるとそれに比例して価格もさがっていきます。年式の古いものに関しては、走行距離にある程度ばらつきがあるために、価格は大きな差となって表れていきます。
ガリバーの初代が若干高めなのは、走行距離がそれほどない車を数台抱えているためで、これによって価格が押し上げられている傾向です。初代に関してはほぼ0円(走行距離6.6万キロ)という販売価格の車もありました
中古車としての価値は、整備状況などによって変わるため一概に値段だけで判断するのは危険です。業者にしっかりとしている整備士がいるかいないかなどによっても大きく価値が変わります。年式の古いものに関しては部品が製造終了になっていることも多く、整備状況を整えるだけでも費用が掛かってしまうので、中古車業者の中でも敬遠されがちです。

中古ヴィッツを購入する際の注意点

中古ヴィッツを購入する際にはいくつかの注意点が存在します。

ハイブリッドの下位グレードは高級感に欠ける

内装がシンプルなのはヴィッツのよい面でもありますが、高級感がある内装になっていないというデメリットがあります。特にハイブリッドモデルの下位グレードに関しては、やや物足りなさを感じる人が多いことでしょう。これは自分でカスタマイズするか、上位グレードのヴィッツを選ぶようにして、高級感のある空間を作るとよいでしょう。年式によってかなり差があり、徐々にマイナーチェンジが進んでレトロチックな高級感ある車内空間になりつつあります。

タイミングチェーン切れに注意

タイミングチェーン切れはヴィッツの大きなトラブルの1つです。原因はエンジンオイルの管理が悪いことがほとんどで、購入後のエンジンオイル交換を怠らないことと、前のオーナーの管理がしっかりしているかどうか確認してから中古車は購入するとよいでしょう。したがって相場以下で売られているヴィッツには注意する必要があります。場合によってはエンジンオイル交換の費用も含めて予算を設定しましょう。

メンテナンス歴をチェックする

メンテナンスをしていないヴィッツは走行距離が短くても安易に買うことは危険です。前のオーナーや販売店などが整備をしっかりと行っているのかどうか、メンテナンス歴をチェックすることをおすすめします。大きな販売店ではメンテナンスのネットワークをそれなりに持っていますが、小さな中古車業者ではメンテナンスを置き去りにしてしまうこともしばしばあります。中古車販売業者が整備工場などと繋がっているかチェックしておくのも、買う前に押さえておきたいポイントです。

事前に相場を調べておく

中古車選びで損をしないためには、その車種の相場をあらかじめ把握しておくことが大切です。相場より安い車にはなんらかの理由が存在するため慎重に検討しましょう。また相場を知っておくことで、安い車を高く買わされることも無くなります。

走行距離と年式のバランスが重要

年式と走行距離のバランスもしっかり見ておきましょう。車は年間平均1万km走るのが一般的です。古い年式の車で極端に走行距離の少ない車は、走っていないためにトラブルが買ってから起こる可能性が高いです。車は走ってそれなりにメンテナンスをして初めて維持されるものだと認識し、走行距離と年式が合っていない場合には、業者に質問して理由を尋ねておきましょう。

保証内容も確認

中古車はトラブルがつきもので、購入後しっかりトラブルに対処してもらえるかどうかをチェックすることが大切です。保証内容は販売店によって大きく差異があるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。一番安心なのは、整備工場などと共同で経営しているような中古車販売業者です。このような業者はサポートが早く、いろいろな悩みに対しても丁寧に対応してくれます。

現在の車から買い替える場合には

現在の車から買い替える場合には、どうしたらよいのでしょうか。

売ったお金を元手にして購入できる

買取の価格は約10%程度が相場ですが、現在の車を買取に出して、それを元手にして新しく中古車を購入する手段もあります。年式や走行距離によって査定価格が変わり、またメンテナンス歴などによっても査定は大きく変わります。いくつかの業者に依頼することが大事なポイントですが、今ではインターネットで簡単にある程度の買取価格を知ることができるため、それを参考にして買い取り業者を選ぶ手も可能です。業者によって査定の仕方も異なり、整備状況などによっては安く買い叩かれる可能性もあります。もし、販売業者が下取りをしているようなケースはそちらを利用してもメリットが大きいです。特に売る車が年式の古くて人気のない車種の場合には、下取りを利用する方がメリットが大きくなるでしょう。
逆にインターネットで調べて年式が古くても人気のある車種は、下取りより買取を選ぶようにしましょう。あなたがお持ちの車を簡単に調べてみて、状況によって判断するとよいでしょう。

買取業者はカーネクストがおすすめ

いずれにしても業者選びが非常に大切で、業者によって10万円単位で査定が違うこともあります。そのため、世界中で販売している販売網の広さで売れない車も売れるメリットが大きいカーネクストを利用してみてはいかがでしょうか。カーネクストには、必ず値段のつく買取保証があります。また、レッカー・書類代行・査定と全て無料なので、余計な費用もかかりません。この機会にカーネクストを利用して、上手に車を売り買いしてみましょう。

参考:カーネクスト

中古ヴィッツをお得に購入しよう

ヴィッツはいろいろと魅力がある車で、街中での小回りの走行に向いているタイプですが、それなりにパワーもあります。多様性があるようで積載面はやや劣るというような不器用な一面もある車です。
お得に購入するには、事前に相場を調べることが重要です。チェックするポイントも押さえて、ヴィッツをぜひ乗り回してみましょう。使いこなせるようになると非常に使い勝手のよい相棒へと変わるはずです。
今の車に何らかの不満などを抱えている人は、中古のヴィッツを利用してみてはいかがでしょうか。あなたの悩みや車への不満をきっと解消してくれることでしょう。