海外の自動車のような外観が魅力的なアテンザを新車で購入しようとすると、ある程度高値になってしまいます。できる限り安値で買いたい人は、中古車のアテンザをチョイスしましょう。この記事では、そんな中古のアテンザの選び方を徹底解説していきます。
具体的には、アテンザの特徴や中古車の価格の相場、おすすめのモデル、購入する際の注意点などを取り上げていきます。「中古のアテンザの購入を検討している」「今すぐに自動車を乗り換えたい」という人は参考にしてください。
アテンザの特徴
まずは、アテンザイの特徴をまとめていきます。走行性が安定しており、オリジナルなデザインは魅力の1つです。セダンとワゴン2つのボディタイプがあることも特徴として挙げられるでしょう。
安定した走行性
アテンザの特徴でまず挙げられるのは、安定している走行性です。カーブでももちろん安定していますが、特筆すべきところは、直進の安定性でしょう。速度を上げてドライブしても、自動車にブレがありません。長い距離を走る際も、疲労が蓄積でしょう。また、エンジン音もそれほどうるさくなく、快適です。
個性的なデザイン
アテンザのデザインは、日本車という雰囲気ではなく、どちらかといえば外車のようなスタイルです。そのため、人によっては好まないデザインかもしれませんが、個性派の人にはおすすめです。スポーティーな雰囲気も醸し出しています。
セダンとワゴン2つのボディタイプ
多くの自動車は1つのタイプしか販売されませんが、アテンザは2つのタイプをリリースしています。それは、5ドアステーションワゴンと4ドアセダンです。自分に合ったタイプを選べることは、嬉しいポイントです。年式によっては、スポーツタイプもあります。
アテンザの中古車の価格の相場
アテンザの中古車は、どれぐらいの価格相場なのでしょうか。全体的な中古車価格と初代、2代目、3代目のモデル別に相場をまとめていきます。
アテンザの中古車価格
今のアテンザには、スカイアクティブテクノロジーを搭載しています。スカイアクティブエンジンによって、低燃費となり、高い評価を得ました。だからこそ、中古車市場でも価格が高めに設定されています。スカイアクティブテクノロジーのない初代、2代目は、比較的安値になるでしょう。
モデル別の価格の相場
アテンザには、初代、2代目、3代目のモデルがあり、それぞれ中古市場での価値が異なります。詳しい金額などを見ていきます。
初代 マツダ アテンザ GG系
マツダ・アテンザの初代は、2002年からスタートしました。2002年から2008年までが初代ですので、価格は低くなっています。走行距離や車の状態によっては、初代から選べるかもしれません。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
ガリバー | 5万円〜76万円 | 約40万円 |
グーネット | 21万円~51万円 | 約35万円 |
カーセンサー | 19.8万円~178万円 | 約100万円 |
2代目 マツダ アテンザ GH系
2008年から2012年までが2代目です。初代と比較すると、中古車の価格帯がアップしますが、それほど高値になることはありません。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
ガリバー | 5万円〜226.8万円 | 約115万円 |
グーネット | 45万円~109万円 | 約75万円 |
カーセンサー | 45万円~109万円 | 約75万円 |
3代目 マツダ アテンザ GJ系
2012年からは、3代目のアテンザです。ほとんど新車のような価格の中古車もありますが、ハイスペックになるため、新しさを求めている人におすすめです。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
ガリバー | 44.8万円〜408.9万円 | 約225万円 |
グーネット | 69万円~408.9万円 | 約162万円 |
カーセンサー | 65.9万円~398.8万円 | 約225万円 |
おすすめの中古アテンザのモデル
アテンザの中古車の中でおすすめなのは、3代目アテンザセダンです。2015年式のアテンザワゴンも無視できません。こうした種類がなぜおすすめできるのか、詳しく解説していきましょう。
モデル別 | スペック |
アテンザ セダン 20S 2WD (6EC-AT) |
・SKYACTIV-G 2.0 ・SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS(スカイアクティブ ビークル ダイナミクス) G-ベクタリング コントロール(GVC) ・LEDヘッドランプ(ハイ/ロービーム:オートレべリング[光軸調整]機構付)&ユニット内シグネチャーLEDランプ ・LEDリアコンビランプ&ユニット内シグネチャーLEDランプ ・225/55R17 97Vタイヤ&17×7½Jインチアルミホイール(ガンメタリック塗装) ・インパネデコレーションパネル ナチュラルヘアライン ・ドライブセレクション ・インテリジェント・ドライブ・マスター(i-DM) ・8インチWVGAセンターディスプレイ ・アクティブ・ドライビング・ディスプレイ(フロントガラス照射タイプ/カラー) ・コマンダーコントロール ・プッシュボタンスタートシステム |
アテンザ ワゴン 20S 2WD (6EC-AT) |
・SKYACTIV-G 2.0 ・SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS(スカイアクティブ ビークル ダイナミクス) G-ベクタリング コントロール(GVC) ・LEDヘッドランプ(ハイ/ロービーム:オートレべリング[光軸調整]機構付)&ユニット内シグネチャーLEDランプ ・LEDリアコンビランプ&ユニット内シグネチャーLEDランプ ・ルーフレール ・225/55R17 97Vタイヤ&17×7½Jインチアルミホイール(ガンメタリック塗装) ・インパネデコレーションパネル ナチュラルヘアライン ・ドライブセレクション ・インテリジェント・ドライブ・マスター(i-DM) ・8インチWVGAセンターディスプレイ ・アクティブ・ドライビング・ディスプレイ(フロントガラス照射タイプ/カラー) ・コマンダーコントロール ・プッシュボタンスタートシステム |
上質な走行性が魅力の3代目アテンザセダン
2012年に前のモデルから新しく生まれ変わった3代目アテンザセダンは、上質な内装に、走り心地も抜群の種類です。2,200ccのクリーンディーゼルも大きな特徴です。ガソリンではなく、ディーゼルを選択すれば、維持費がそれほどかかりません。長距離走行する人におすすめのタイプです。
最新式の車にお得に乗りたいなら2015年式のアテンザワゴン
アテンザワゴンは2015年にデザインや機能性の改良を行いました。2016年にも少し改良していますが、2015年式とそれほど大きな違いはありません。そのため、購入費用を抑えたい人は、2015年式のアテンザワゴンがおすすめです。燃費がよく、それほど維持費もかからないワゴン車です。
個性的なラインナップが魅力の2代目
2008年からアテンザイの2代目が始まり、多彩なラインナップを展開するようになりました。セダンだけではなく、ワゴンやスポーツモデルもリリースし、自分の好きな種類を選べることはポイントです。また、中古価格もそれほど高値にならず、入手しやすいでしょう。
業者別のアテンザの中古車価格
業者によって、アテンザイの中古価格は異なります。ガリバー、カーセンサー、グーネットではどのような金額になっているのか、タイプ別、年式別、走行距離別に紹介していきましょう。
タイプ別
タイプ別 | ガリバー | カーセンサー | グーネット |
セダン | 5万円~408.9万円 | 65.9万円~398.8万円 | 21万円~408.9万円 |
ワゴン | 73.9万円〜380.3万円 | 56.8万円~375万円 | 73.9万円~380.3万円 |
アテンザには、セダンとワゴンタイプがあり、セダンの方が高値に設定されていますが、価格幅が広く、車に強いこだわりがなければ、安値での入手も可能です。
年式別
年式別 | ガリバー | カーセンサー | グーネット |
2002年 | 52万円 | – | 14.8万円~24.9万円 |
2018年 | – | 298万円~398.8万円 | 245万円~378万円 |
アテンザがスタートした2002年と最新の2018年を比較すると、金額の差がとても大きいことがわかります。2002年式も、メンテナンス状況次第では乗り続けることができるかもしれませんので、業者に問い合わせてみてください。2018年式は、新車のような値段設定になっています。
走行距離別
走行距離別 | ガリバー | カーセンサー | グーネット |
~1万km | 308万円 | 156.6万円~398.8万円 | 68万円~408.9万円 |
9万km~10万km | – | 49.9万円~144.8万円 | 18万円~130万円 |
1万kmでは、300万円をオーバーする自動車が多い傾向にあります。ほとんど新車と変わらないため、高値です。自動車の寿命といわれる10万km近くになると、入手しやすい価格となります。もちろん、状態次第では乗り続けられます。
中古アテンザを購入する際の注意点
さまざまな魅力を持つアテンザですが、中古車を買う際は、いくつか注意ポイントがあります。中古アテンザを購入する際の注意点を細かく解説していきます。
i-Stop機能が正常に作動するかチェック
アテンザには、燃費向上に効果的な「i-Stop」というものが搭載されています。これはアイドリングストップ機能であり、作動に異常はないのか、購入前に必ず確認しましょう。
リコール車はリスクが高い
クリーンディーゼルを採用した3代目からは、燃料費を抑えられるようになりましたが、一方で、リコールも多くなっています。1年数回あるほど、アテンザのリコールは多いといっても過言ではありません。もちろんリコール車は、外装やエンジンなどにトラブルを起こしてしまい、大変危険です。
アテンザを選ぶ際は、リコール車の対象になっているのか、年式などを調べるようにしましょう。そして、対象になっている場合は、しっかりと修復しているのかチェックしてください。リコール報告前に売られた自動車の場合、対応していないこともありますため、十分注意しましょう。
走行距離と年式のバランスを重視
中古車を購入する際、走行距離と年式のバランスを確認することは、とても重要です。新しい年式にも関わらず走行距離が多い場合や、旧式でも走行距離が少ない自動車は、メーター改ざんなどをしている可能性もあるため、注意が必要です。
自動車は、1年に1万km走行することが基本です。そのため、5年前の車であれば、5万kmが走行距離と年式のバランスがよいということになります。もちろん、走行距離が多すぎる場合は、すぐに乗れなくなってしまう、あるいは修理に出すことになる可能性がありますので、バランス以外もチェックしておきましょう。
メンテナンス歴をチェックする
中古車を購入する際は、どのようなメンテナンスが行われてきたのか、必ずチェックしましょう。少ない走行距離であっても、メンテナンスを怠っていた自動車は選ばない方がよいです。定期的に点検しなければ、自動車の部品は劣化が進みます。
メンテナンス歴がチェックできない中古車は、整備していない可能性があるため、記録簿がついている車を選びましょう。過去に事故を起こした車や、水没した自動車がその事実を隠して売られていることもあり、基本的には安値になっていますが、騙されないように注意が必要です。
保証内容も確認
中古販売店による保証の充実度も重要です。購入後のトラブルにしっかり対応してもらえるのか、期間や走行距離、修理範囲など、保証内容は販売店によって異なるため、事前にチェックすることをおすすめします。できるだけ無料で対応してもらえる保証内容であれば、費用を節約できます。
優良中古販売店の見極め方は、スタッフの対応がしっかりとしているのか、自社で工場を持っているのか、口コミで評判は高いのかなど、いくつか基準があります。実績が豊富にあるのかも、無視できない要素です。購入後、しっかりとフォローしてくれる販売店であれば、安心して中古車に乗り続けられます。
現在の車から買い替える場合には
今乗っている自動車から、別の中古車を買い替える際は、中古買取業者に依頼することをおすすめします。そうすれば、売ったお金を元手にして新しい車を購入可能です。自動車の状態によっては、廃車買取業者を選択しましょう。こうした賢い買い替え方法について確認していきます。
売ったお金を元手にして購入できる
現在の自動車から買い替える際は、ディーラーの下取りを利用することも可能です。しかしながら、ディーラーは、中古車に詳しいとは言い切れないため、適切な査定額にならないこともあるでしょう。だからこそ、中古買取業者を選ぶようにしてください。
中古買取業者を選ぶコツは、全国展開しているか否かです。車は、基本的にエリアによって人気車種が異なります。日本各地に店舗を構えている業者の場合は、売れる可能性が高まるため、高値で買い取ってくれることも考えられるでしょう。
まずは、各サイトで車の相場価格を調べ、一括査定サイトを利用することもおすすめです。複数の業者からの査定額を比較でき、相場を把握していれば、高値を出している業者を選択可能です。また、自動車は古くなると価値が下落してしまうので、売ることを決断した際は、なるべく早めに行動しましょう。
買取業者はカーネクストがおすすめ
「走行距離が多すぎて売れそうにない」、「旧式なので買い取ってくれるか心配」という自動車であっても、カーネクストは、0円以上の買取保証を行っているサービスです。海外販売ネットワークを持ち、パーツなどを再利用することで、0円以上の買取保証を実現しています。
また、多走行車や古い車以外にも、車検切れや不動車にも対応しています。ディーラーなどに廃車をお願いすると数万円ほどの諸費用がかかりますが、カーネクストは、引取り手数料、解体費用、廃車手続き代行費が無料です。全国に対応しているレッカーの料金もかかりません。自動車税の還付手続きの代行も、無料で行っています。
まずは、無料査定してみましょう。メーカーや車種、名前、電話番号などを入力するだけで、すぐに手続きができます。自動車の状態や車種によっては、高値での買い取りも夢ではありません。早めに買い取ってほしい人は、年中無休のフリーコールに電話して、相談してみましょう。
参考:カーネクスト
中古アテンザをお得に購入しよう
安定した走行性能があり個性的なデザインで、さまざまなタイプのあるアテンザは、多くの人から支持を集めている自動車です。初代アテンザGG系、2代目アテンザGH系、3代目アテンザGJ系によって、中古車価格帯は異なりますが、どれも人気があります。
おすすめの中古アテンザのモデルは、上質な走行性が魅力的な3代目アテンザセダン、マイナーモデルチェンジ前のお得な2015年式アテンザワゴンなどです。2代目から個性的なラインアップが揃い、より魅力的な自動車になりました。幅広いラインアップだからこそ、自分に合った種類を選択できます。
中古アテンザを購入する前に、i-Stop機能が正常に作動するかをチェックしましょう。また、アテンザのリコールは多い傾向にありますので、対象車なのか否か、必ず確認してください。ほかにも走行距離と年式のバランスやメンテナンス歴、保証内容などもチェックして、中古のアテンザをお得に購入しましょう。