クラウンは現在マジェスタとロイヤル、アスリートの3種類あり、それぞれ特徴があるのでどちらに決めようか迷うこともあります。しかも、クラウンの新車を買うにはかなりの出費がかかってしまうのです。クラウンを新車で購入するということは、ある意味男性にとってはステイタスとなるでしょう。
しかし、新車を購入するのは二の足を踏む方には、中古車を考えられてはいかがでしょうか。中古というとあまりよくないイメージがあるかもしれないですが、今の中古車は新車に近いものも販売されているからおすすめです。では、クラウンの特徴や魅力、中古車価格の相場を知り、中古でも上質なクラウンを手に入れましょう。
クラウンの特徴
クラウンが最初に発売されたのは1955年で、国産の乗用車としては息の長いモデルで、多くの人を魅了していました。今でこそ海外でも販売され始めておりますが、基本的には国内で販売することを基準としています。
トヨタが誇る高級セダン
クラウンはトヨタが誇る高級セダンで、誰もが一度はステイタスのために乗ってみたいと思うでしょう。未だにクラスのトップセラーを誇る人気をキープする車種です。スピードはそれほど出さなくても、迫力があるのに上品で見るものを虜にしてしまう魅力があります。
クラウンの内装も居心地がよく、ゆったりとしているので住居性が高く、長く乗っていたいと思わせるようです。クラウンはひと昔前までは、年配の男性が乗る車のイメージがありましたが、今はフロントマスクが若々しくチェンジされて、30〜40代の若者の間でも注目され始めています。
異なる3つのタイプ
クラウンには、それぞれ自分の好みに合うタイプが揃っているので特徴を見ていきましょう。
最高級モデルのマジェスタ
マジェスタは、クラウンの中でも最高級のモデルで、販売価格も飛び抜けて高いのが特徴です。マジェスタはリヤシート周りがよく、リヤシートヒーターが搭載されており、後部座席の暑い寒いというストレスがなくなります。
他の2つのタイプのよいところを吸収した上で、マジェスタにしか搭載されていない装備も揃っています。これだけ見ると、なんてマジェスタは贅沢なのでしょうか。
スポーティーな走りを楽しむアスリート
クラウンとスポーツはあまり結びつかないという人も多いのですが、クラウンにもスポーティーな走りにこだわったモデルがあります。そのためロイヤルよりも、車高を低く設定して安定さを重要としている一方で、クラウンらしい快適さも兼ね備えて走りを楽しむことができることが特徴です。
充実したインテリア装備が魅力のロイヤル
最高級のマジェスタには及ばないながらも、同じ価格帯の車としてはインテリア装備がかなり充実しています。快適に運転するための機能が標準装備されているため、ロイヤルでも十分に楽しめます。
マジェスタに比べると全長が10cm短く、アスリートに比べると価格も少し安くなります。ロイヤルにはガソリンエンジンのモデルもありますが、もし燃費にこだわるならハイブリットがよいのではないでしょうか。
クラウンの中古車の価格の相場
中古車販売店では、クラウンはどのくらいの価格で売られているか気になるところです。年式によって販売価格に大きく影響されます。
クラウンの中古車価格
年式によって価格の相場は110万円〜220万円程度で、2013年代以降となってくると価格も220万円以上となります。古い年式のものほど、販売価格も安めに設定されています。
また、グレードによっても価格が変わってきており、人気のある車種やなかなか手に入りにくいものは当然価格も高くなっているのです。中古車販売店の中でも、クラウンを保有している数が多いところほど比較もしやすくなります。
モデル別の価格の相場
三大中古車販売店の「ガリバー・グーネット・カーセンサー」で、売り出されている価格の平均を新車と中古車で比較してみましょう。
クラウンマジェスタ
初代モデルは1991年から発売されて、クラウンの派生モデルとして誕生しました。販売して間もない頃はマジェスタはクラウンとセルシオの間に入る形なので、評価が分かれやすいのが特徴です。
マジェスタ新車 | マジェスタ中古車価格帯 | |
ガリバー | 610万円~792万円 | 54万8,840円〜226万8,860円 |
グーネット | 642万円〜715万円 | 23万円〜579万9,000円 |
カーセンサー | 610万円〜715万円 | 30万円〜478万8,000円 |
クラウンアスリート
クラウンの唯一のスポーティーシリーズとして、1984年に登場しました。14代目までなるとロイヤルとの差別化を図るために、フロントはアグレッシブな印象を与えています。年々人気と実力をつけ始めて、クラウンの主力シリーズとして昇格しているのが特徴です。
中古車販売店 | アスリート新車 | アスリート中古車価格帯 |
ガリバー | 461万円~559万円 | 33万8,840円〜409万8,660円 |
グーネット | 367万円〜618万円 | 13万円〜364万9,000円 |
カーセンサー | 357万円〜619万円 | 19万7,000万円~530万円 |
クラウンロイヤル
クラウンのラグジュアリーシリーズとして多くの人々に愛され、1974年にはロイヤルの名前が加わり当時は最高級という意味のロイヤルサルーンが誕生しました。1991年より本格的にシリーズ化となっています。
中古車販売店 | ロイヤル新車 | ロイヤル中古車価格帯 |
ガリバー | 345万円~567万円 | 34万8,840円〜228万円 |
グーネット | 360万円〜550万円 | 10万円〜1,471万1,000円 |
カーセンサー | 353万円〜599万円 | 18万円〜545万円 |
おすすめの中古クラウンのモデル
自分がどこに基準をおきたいかで、どのクラウンにすればよいのかが見えてきます。そのためにも、それぞれのスペックをよく比較して見ることが大切なポイントです。また、新車価格でもマジェスタのほうが、ベーシックモデルでも250万円の差が出てくるでしょう。
アスリートのベーシックモデルはレギュラーガソリンタイプ、マジェスタはハイブリッド専用モデルとなっています。
設備重視ならマジェスタ
設備面でよりよいものをと考える人には、マジェスタがおすすめです。デザイン的にも王道なビジュアルのマジェスタは、ビジネスシーンでも使いやすいのです。マジェスタの内装はあくまでもリラックスできる空間を重要視していて、各部位からのノイズをなくし、イメージとしてはホテルのラウンジのようでくつろげる場所となるでしょう。
グレード | ハイブリット専用V6 3,5エンジン | ハイブリット専用 直 4 2.5 エンジン |
総排気量 | 3.456L | 2.493L |
最高出力 | 292ps | 178ps |
最大トルク | 354N・m | 221N・m |
走りを重視ならアスリート
走行性能を重視する人にはアスリートがおすすめです。より躍動感を感じることができ、デザインもクールなので2019年全車種人気ランキングで31位となっています。マジェスタは141位でしたので、人気の差は歴然です。
グレード | 走行性能 |
総排気量 | 2,499L |
使用燃料 | レギュラーガソリン |
最高出力ネット | 235PS |
最大トルクネット | 350N・m |
業者別のクラウンの中古車価格
中古車販売店のガリバー・カーセンサー・グーネットで、クラウンの中古車価格を比較してみましょう。新しいものでも走行距離で価格が変わったり、状態がよいものですと年式が古くても高めで販売していることもあります。
クラウンのタイプ別
ロイヤルサルーンとアスリートGでは、価格がそれほど大きく開いていないのが特徴です。
タイプ | ガリバー | カーセンサー | グーネット |
ロイヤルサルーン | 34万8,840円〜409万8,000円 | 19万円〜385万2,000円 | 21万9,000円〜360万円 |
アスリートG | 44万8,220円〜329万8,320円 | 21万円〜393万5,000円 | 13万円〜365万5,000円 |
クラウンの年式
ガリバーは比較的新しいものより、年数が経っているもののほうが得意としているようです。また、年式が8年違うだけでかなり差が大きくなっています。
年式 | ガリバー | カーセンサー | グーネット |
2010年 | 104万8,680円〜199万8,000円 | 65万6,000円〜270万円 | 65万円〜269万8,000円 |
2018年 | 該当なし | 387万7,000円〜799万円 | 412万1,000円〜545万円 |
クラウンの走行距離別
走行距離が10万km以上でも、状態がよければそれほど大差はないように見えます。
走行距離 | ガリバー | カーセンサー | グーネット |
〜10,000km | 364万8,240円 | 165万9,000円〜405万円 | 167万円 |
90,000km〜 | 49万8,960円〜244万円 | 28万円〜258万6,000円 | 13万円〜135万5,000円 |
中古クラウンを購入する際の注意点
中古車はクラウンだけではなく、購入する前にしっかり調べておかないといけないもので、その判断をどうすればいいのかを見ていきます。知っているのと知らないのとでは、購入したあとに差が出てくるので気をつけてください。
必ず現車を見て判断する
まずは、ホームページ上の写真だけを見て判断するのではなく、必ず現車を見るようにしてください。車体の傷みや車内の汚れなどは、実物を見て確認する必要があります。ホームページだと遠目からのきれいな写真しか撮らないので、内装や汚れもわからないことが多いです。
そして、実際に乗り降りしてみたり、車内の匂いもチェックしておきます。匂いは意外と染み付いて取れないものなので、タバコや芳香剤の嫌な匂いを感じたら避けるようにしたほうがよいです。
エンジンの状態を確認する
エンジンをかけたときにスムーズに始動しなかったり、異音がすることがないかを確認します。大きすぎる振動や白煙や黒煙の排出がある場合も、大きな不具合を抱えている可能性があるため注意が必要です。
もし200系を購入予定があるなら、ハイマウントストップランプの球切れに注意してください。この頃のクラウンはブレーキを踏み続けることで、LEDランプが熱を持ってしまって故障することが多発していました。リコール車として扱われたけれど、万が一混じっている可能性もありますので、販売員に確認することが大切だです。
メンテナンス状態も確認
メンテナンスが長い間行われておらず、悪条件下で放置されていた車を選ばないために、整備歴はしっかり確認する必要があります。車は走らせていないと劣化してしまう現象が起こり、購入してから実際に走ってみると故障してしまったというケースも報告されてるようです。
また、意外なところで走行距離が短く、放置されている車は劣化しやすい特徴があります。車はやはり定期的に車を動かしてあげないと、エンジンがかかりにくくなるというのは誰もが経験していることでしょう。
一般的にいわれているのが、車を普通に乗っているのであればだいたい1万kmが平均ですので、これよりも少ないというのは中古車を買うにあたりあまりよくないことなのです。このような車を急に走らせてしまうと、車自体が悲鳴をあげて故障する原因になるので気をつけましょう。
中古車を購入するときは、販売員に整備記録簿を確認したいと伝えて、どのような整備をしてきたかを教えてもらうようにしたほうがよいです。事故車の場合も、この記録簿に記載されてあるからすぐに確認できます。
保証内容も重要
特に中古車を購入するときはなにかあった場合、保証がどうなっているかということが重要になってきます。個人同士のやりとりであれば「ノークレーム・ノーリターン」ということで保証はない場合も多いです。しかし、しっかりた中古車販売店であれば、必ず保証は付いているのです。
故障した際に自腹で修理にならないように、保証内容を販売員から理解できるように聞かなくてはなりません。また、車検についてですが、車検がいつまでというのがフロントガラスの上についてあるはずです。なるべく車検が残っている車を選んだほうが、名義変更するだけですぐに乗車できます。
車検が切れていたりしていたら、車検費用や整備費用が別にかかっていて、早く乗りたいのに点検のためになかなか手元にやってこない状況になるからあまりおすすめはしません。
中古販売者の中には「車検残りあり」などの表示があるかもしれません。しかし、残っていても1〜2カ月しか期間がなく、すぐに車検に出すようなことになってしまいます。面倒や手間を考えると、車検には50,000円以上かかるため、少し金額が高くなってもよいので車検期間が長いほうが安心です。
現在の車から買い替える場合には
今乗っている愛車が少しくたびれてきて、新しくクラウンを買い替えたいと思っているなら当然少しでも高く売りたいと思うでしょう。そこで、今の車を買取に出すにはよい買取業者選びが重要になってきます。
売ったお金を元手にして購入できる
買取業車に依頼するのは、現在の車を買取に出してそれを元手にして購入するというメリットがあります。年式や走行距離によって、査定価格が変わるので状態を確認し業者を選ぶのが大事です。
自分の車と同じような走行距離や年式で見ていき、どのくらいで買取してくれるかの検討をつけておくとよいでしょう。自分の車がどのくらいかわからないまま、査定に出しても高いのか安いのかわかりません。
また、クラウンが欲しいと思ったのであれば、買取を行う前にリサーチも必要になってきます。市場で人気のタイプを調べ、相場はどのくらいなのかを把握しておきましょう。
買取業者はカーネクストがおすすめ
もし、自分の車が事故や劣化のため動かなくなってしまってどこにも買取手が見つからなく、途方に暮れているのであればカーネクストに査定を見てもらって買取をしてもらいましょう。カーネクストは、どんな車でも0円以上からの買取をしています。
車を廃車するのにもお金がかかり、手続きが面倒ということもあります。しかし、カーネクストはそんな車でも買取してくれ、動かない車でも無料でレッカーで運んでくれるのです。普通自動車の廃車の手続きには必要書類とされるものを集めて管轄する運輸支局にて行います。
まずは「自動車検査証・自賠責保険証明書・リサイクル券・実印・印鑑証明書・本人確認書類・ナンバープレート」を揃えておく必要がります。そこで運輸支局に提出しさらに「永久抹消登録申請書・手数料納付書・自動車税・自動車取得税申告書」に記入していかなくてはなりません。
こんな面倒なことを自分で行わずに、中古車店やディーラーに依頼をすると、代行手数料が10,000円以上取られてしまいます。さらにレッカー費用・解体費用など廃車するためには合計で数万円かかってしまい、せっかく元手を作ってクラウンを購入しようと思っていたのに、これでは本末転倒ということになるでしょう。
これらの代行手続きなどカーネクストは無料で行ってくれます。日本車の場合は海外でも人気があり、例え事故車でもパーツを売ることができます。そのために、代行費用をもらわなくても、十分にやっていけるという自信の表れなのです。
参考:カーネクスト
中古クラウンをお得に購入しよう
クラウンは憧れの車で、ステイタスの象徴ともいえます。いつかは手に入れたいと思っていても、購入するきっかけがつかみにくいこともあります。しかし中古車は販売数も多く、昔に比べて手ごろなクラウンが見つけやすくなりました。
2018年6月にフルモデルチェンジになったばかりなため、ひと世代前のモデルが手に入りやすくなりました。まさに、中古車ではクラウンが熱いともいえるのです。そのため、愛車を乗り換えるのであれば、なるべく早いうちから検討されることをおすすめします。