ピックアップトラック「T100」の後継として生まれたタンドラは、「ツンドラ」を車名の由来にしているトヨタ車です。サイズや居住性、パワーなどが魅力で、北米トヨタ車の中でも人気を集めている種類です。このタンドラをできるだけ安く入手するためには、中古車がおすすめです。
そこでこのページでは、タンドラの中古車価格について、さまざまな角度から解説します。自動車の特徴や購入時の注意ポイントについても取り上げていきます。タンドラを中古で安く手に入れたい人は、ぜひ参考にしてください。
タンドラの魅力と特徴
タンドラはビッグサイズのボディで、ピックアップトラックという種類ながらも、6人乗車できる自動車です。また、車内の収納が充実している特徴もあります。こうしたタンドラの魅力と特徴について、詳しく解説していきましょう。
大きなボディの圧倒的存在感
タンドラは遠くから見ても、圧倒的な存在感に目を奪われるような車です。排気量やボディサイズが大きいため、他メーカーの自動車よりも信頼感すら感じられます。もちろん、豪快なビジュアルだけではなく、車内にもさまざまな魅力のある車です。
ピックアップトラックなのに6人乗車可能
ピックアップトラックは、それほど人が乗車できないというイメージがありますが、タンドラは6人乗車も可能です。前後に3人ずつ乗車でき、しかも、前の席の真ん中部分は、センターコンソールにもなります。しかもセンターコンソールは、ひじ掛け以上に便利な作りになっています。
車内の収納が充実
大きな作りになっているセンターコンソールを開けると、さまざまなものを収納できる設計になっています。センター座席にも収納スペースがあり、後席を上げると、大きな荷物を積めるスペースも現れます。こうした収納性も、タンドラの魅力の一つです。
タンドラの中古車の価格相場
タンドラは、中古車市場でどのような価格設定になっているのでしょうか。基本的には、数十万円で購入できるような自動車ではありません。また、たくさんの量が流通しているわけでもありません。詳しくタンドラの中古車の価格相場を見ていきましょう。
タンドラの中古車価格
タンドラの中古車価格は基本的に高めで、高ければ800万円前後はします。そもそも、数自体もそれほど多いわけではありません。日本では販売されておらず数も少ないため、なかなか入手できない自動車です。しかし、300万~400万円台でも購入できる可能性はあるので、タンドラが欲しい人は、根気強く探してみましょう。
タンドラ クルーマックス SR5
「SR5」は、ほかのモデルよりも安い傾向にあります。しかし高値の中古車の場合、700万円台になります。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
ガリバー | - | - |
グーネット | 76万~750万円 | 約410万円 |
カーセンサー | 228万~758万円 | 約490万円 |
タンドラ クルーマックス 1794エディション
「1794エディション」は、500万~800万円前後が相場です。タンドラの中で最上級グレードなので、中古車価格も安くはないです。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
ガリバー | – | – |
グーネット | 498万~858万円 | 約680万円 |
カーセンサー | 498万~858万円 | 約680万円 |
タンドラ クルーマックス プラチナム
プラチナムの相場は、400万~700万円前後です。「1794エディション」より価格は落ちますが、「SR5」よりは全体的に高めの傾向があります。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
ガリバー | - | - |
グーネット | 359万~788万円 | 約580万円 |
カーセンサー | 359万~788万円 | 約580万円 |
おすすめの中古タンドラのモデル
タンドラのモデル別に、それぞれの特徴を解説します。モデルは1794エディション、SR、リミテッド、プラチナムなどがあり、それぞれ装備やスペックに違いがあります。お気に入りの中古タンドラのモデルを探してみましょう。
タンドラ 1794エディション
「1794エディション」は、タンドラの中で最もグレードが高い自動車です。2014年に誕生したこの車は、「1794Editionバッジ」や「1794Edition専用プレミアムブラウンレザー」などのインテリアに特徴を持ちます。ウェスタンをイメージした車内が魅力的です。
最高出力 | 駆動方式 | 全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 | 燃費 | 排気量 |
- | 4WD/FR | 5.8m | 2m | 1.9m | 5人 | 5.5km/L | 5.7L |
タンドラ SR
ベースグレードの「SR」は、商用利用の自動車として、アメリカでは認知されています。そのため、利便性や耐久性を追求した作りで、余計な機能などはありません。日本では、あまり売られていない自動車でもあります。
最高出力 | 駆動方式 | 全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 | 燃費 | 排気量 |
– | 4WD/FR | 5.8m | 2m | 1.9m | 6人 | 5.5~6.3km/L | 4.6L/5.7L |
タンドラ リミテッド
「リミテッド」は、レザーシートを備えています。また、ウッドトリム、アクセントライト付LEDヘッドライト、デュアルエアコンなどによって、上質な空間を演出しながら、快適な走行を実現できる作りになっています。
最高出力 | 駆動方式 | 全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 | 燃費 | 排気量 |
– | 4WD/FR | 5.8m | 2m | 1.9m | 5人 | 5.5km/L | 5.7L |
タンドラ プラチナム
「プラチナム」は、専用デザインの20インチアルミホイールやバッジ、専用プレミアムブラックレザーシートなどを備えています。全体的にクールな印象があり、車内環境も快適に過ごせるような作りです。
最高出力 | 駆動方式 | 全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 | 燃費 | 排気量 |
– | 4WD/FR | 5.8m | 2m | 1.9m | 5人 | 5.5km/L | 5.7L |
業者別のタンドラの中古車価格
ガリバー、カーセンサー、グーネットなど、業者別に中古価格を見ていきましょう。タンドラのタイプ、年式、走行距離によって、どれぐらい価格が変わるのでしょうか。購入時の参考にしてください。
タイプ別
「SR」は、日本ではそれほど出回っている車ではないので、なかなか見つけられない可能性があります。ただしリミテッドなら、400万円前後で探しやすいかもしれません。
タイプ別 | ガリバー | カーセンサー | グーネット |
SR | – | – | 約460万円 |
リミテッド | – | 約380万円 | 約440万円 |
年式別
2003年は、タンドラの初期モデルです。そのため、価格も安い傾向にあります。2007年は2代目のタンドラなので、200万~300万円程度の価格になりそうです。2014年のタンドラは、「1794エディション」が追加され、中古車価格もアップしています。
年式 | ガリバー | カーセンサー | グーネット |
2003年 | – | 約70万円 | 約100万円 |
2007年 | – | 約230万円 | 約270万円 |
2014年 | – | 約500万円 | 約500万円 |
走行距離別
走行距離2万km以下の新車に近い状態では、やはり価格は高いです。9~10万kmになると大幅に価格は落ちるので、走行距離を気にしない人にはおすすめです。
走行距離 | ガリバー | カーセンサー | グーネット |
~2万km | – | 約630万円 | 約630万円 |
4~5万km | – | 約350万円 | 約430万円 |
9~10万km | – | 約240万円 | 約300万円 |
タンドラを購入する際の注意点
タンドラを買う際は、いくつか見るべきポイントがあります。例えば、タイヤの消耗度はチェックポイントです。また、燃費も良くありません。修理できる場所も限られているため、工場探しにも手間がかかります。こうしたタンドラを購入する際の注意点を、詳しく解説します。
タイヤの消耗度合いを確認
タンドラは、日本のトヨタ車の部品を使って、パーツ交換なども可能です。そのため、一般的な輸入車よりも、維持にかかるコストを抑えられる可能性があります。しかし、タイヤは非常に大きなサイズなので、日本のタイヤと交換することは難しいかもしれません。したがって、交換費用に関しては抑えられないリスクもあります。
修理工場は限られて来る
タンドラを修理してくれる場所はたくさんあるわけではないため、修理工場に依頼しても、断られる可能性があります。「何件かまわってやっと見つけた」という人もいるほど、修理可能な場所は限られています。万が一故障したとしても、身近な場所で手軽に修理できなければ、すぐに買い替えや廃車になるリスクがあるでしょう。
燃費の悪さは頭に入れておこう
タンドラは、燃費のよい自動車とはいい切れません。維持するためのコストだけでなく、ガソリン代も高くなるため、金銭面に自信のない人には向かない車といえます。大きなサイズの自動車なので、ガソリンもたくさん入ります。しかし燃費消費が早く、車検を毎年受けることになるなど、なにかとお金がかかってしまう車です。
現在の車から買い替える場合には
今乗っている自動車から、タンドラなど別の車に乗り換えたい人は、早めに買い替えの準備をしておきましょう。自動車はいつ修理が必要になるかわかりませんし、走れなくなったら早急な買い替えが必要です。
買い替えの準備は早い段階で行おう
長年乗っている自動車や、走行距離の多い車に乗っている場合、突然自動車が動かなくなってしまう可能性があります。そのため、買い替えたいと思ったら、すぐに新しい車について調べるようにしましょう。欲しい車種の色やサイズなどを検討し、販売店のホームページや中古車情報は、定期的にチェックして知識を深めておくと、すぐに買い替えの手続きを進められます。
買取業者はカーネクストがおすすめ
「車検が切れて動かせない」「故障して動かない」といった自動車を所有している人は、カーネクストに依頼しましょう。カーネクストは、どのような自動車であっても、0円以上の買取保証を行っている業者です。車種によっては、高額で買い取ってくれるチャンスもあります。しかも、全国対応のレッカー代、解体費用、廃車手続き代行費用もすべて無料です。別のディーラーや中古車販売業者だった場合、これらには費用がかかることも珍しくありません。ほかにもカーネクストでは、自動車税の還付手続き代行や、査定も無料サービスになっています。
査定する際は、メーカーや名前などを専用フォームに入力するだけです。また、フリーコールでは、専用スタッフが買取の相談を受け付けています。事故車や故障車など、ほかの業者では高く買い取ってくれなそうな車を持っている人は、カーネクストで査定を受けてみませんか。
参考:カーネクスト
タンドラの中古車をお得に入手しよう
北米トヨタの人気自動車であるタンドラは、日本では入手しづらい種類ですが、サイズや頑丈さなどによって、圧倒的に存在感のある魅力的な車です。中古車価格も、相場は全体的に低くはありませんが、グレードの低い種類であれば手に入れやすいでしょう。燃費の悪さや、修理しづらいというデメリットはあるものの、6人乗車できたり、圧倒的に収納性に優れていたりなど、メリットはたくさんあります。「次は海外の自動車に乗りたい」「インパクトのある車が欲しい」という人は、タンドラの中古車をお得に手に入れましょう。