令和3年4月5日に、対象期間に製作されたBMWのX3の計10,823台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたBMWの詳しい情報についてご紹介いたします。
BMW令和3年4月5日リコール情報
令和3年4月5日にリコール届出がされたBMW対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
BMW(X3)令和3年4月5日リコール届出の対象車
令和3年4月5日にリコール届出がされたBMW「X3」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:BMW X3 xDrive 20d
型式:LDA-WY20
対象期間:平成24年7月18日~平成27年8月14日
車台番号:WBAWY32050L686596 ~ WBAWY32040L699999
リコール対象車台数:3,122台
対象期間:平成25年3月25日~平成25年11月25日
車台番号:WBAWY320300C65805 ~ WBAWY320100C72798
リコール対象車台数:1,496台
対象期間:平成25年11月25日~平成26年2月24日
車台番号:WBAWY320900H06000 ~ WBAWY320100H08985
リコール対象車台数:998台
対象期間:平成26年2月21日~平成28年6月2日
車台番号:WBAWY320700K37101 ~ WBAWY320000K41099
リコール対象車台数:2,438台
対象期間:平成27年7月30日~平成28年5月25日
車台番号:WBAWY320900N96000 ~ WBAWY320200N96999
リコール対象車台数:998台
対象期間:平成28年5月11日~平成28年10月14日
車台番号:WBAWY320000T95053 ~ WBAWY320700T95552
リコール対象車台数:497台
対象期間:平成28年6月2日~平成29年8月7日
車台番号:WBAWY320600R54900 ~ WBAWY320100R55534
リコール対象車台数:634台
対象期間:平成28年10月8日~平成29年8月21日
車台番号:WBAWY320100V61600 ~ WBAWY320400V62241
リコール対象車台数:640台
BMW「X3」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたBMW(X3)の不具合の部位は燃料装置(燃料ポンプ)です。
不具合の状況及び原因は、低圧燃料ポンプにおいて、燃料成分に対する検証が不十分なため、日本仕様の燃料に含まれる成分が、低圧燃料ポンプのジェローター(金属製圧送ギア)部分に付着し、堆積することがあります。堆積した場合、堆積物が抵抗となって燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、アイドリングストップからのエンジンの再始動ができなくなるおそれがあります。
改善内容としては、全車両、低圧燃料ポンプを対策品と交換します。
市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は126件、事故の有無は0件となっています。
BMW「X3」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったBMWのX3は、BMW輸入車プレミアムSUVのなかで販売台数No.1の車です。リコール届出があったX3は、xDrive 20dモデルで、2017年のフルモデルチェンジの際に販売を開始したモデルのうち、ディーゼルエンジン車のグレードになっています(20iはエントリーモデルのガソリンエンジン車)。こちらでは、BMWのX3について詳しくご紹介します。
BMWのXシリーズは人気が高い
BMWのXシリーズは、BMWの販売台数シェアのうち3分の1を占めると言われていて人気が高いシリーズです。特にX5の小型版SAVという形で登場したSUVのX3は街乗りもしやすく、走行性能走破性能ともに高いということで人気のXシリーズの中でも群を抜く人気で輸入車プレミアムSUVのなかで最も売れている車になっています。最新のX3は、EuroNCAPというヨーロッパで自動車の安全性を評価する衝突安全試験において。最高評価の総合5つ星を獲得しています。総合5つ星を獲得するには、成人乗員保護性能80%以上・子供乗員保護性能75%以上・歩行者保護性能60%以上・安全補助装置50%以上となっています。快適で安全性の高いSUVは、通勤用などだけでなくファミリーカーとしても好評のようです。