令和4年10月12日に、対象期間に製作されたBMWの220iと他の計395台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたBMWの詳しい情報についてご紹介いたします。
BMW令和4年10月12日リコール情報
令和4年10月12日にリコール届出がされたBMW対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
BMW(220i)令和4年10月12日リコール届出の対象車
令和4年10月12日にリコール届出がされたBMW「220i」と他の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:BMW 220i
型式:3BA-12CM20
対象期間:令和3年8月18日~令和4年5月31日
車台番号:WBA12CM0408C16767 ~ WBA12CM0208C73064
リコール対象車台数:249台
車名通称名:BMW M240i xDrive
型式:3BA-52CM30
対象期間:令和3年8月19日~令和4年5月31日
車台番号:WBA52CM0008C16783 ~ WBA52CM0608C73117
リコール対象車台数:47台
BMW「220i」等の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたBMW(220i等)の不具合の部位はその他(ルーフライニング)です。
不具合の状況及び原因は、ルーフライニングにおいて、C ピラー固定用ホルダーの設計が不適切なため、ホルダーの固定が不十分である可能性がある。そのため、衝突事故等でサイドエアバッ
グが作動した際に、ホルダーが外れ乗員が負傷するおそれがあります。
改善内容としては、全車両、ルーフライニングの C ピラー固定用ホルダーをリベットで固定します。
ドイツ本国からの不具合報告による発見となり、不具合の発生件数は0件、事故の有無は0件となっています。
BMW「2シリーズ」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったのは、ドイツの自動車メーカーBMWが製造販売している2シリーズの一つである、BMW 220iです。220の数字は、最初の一つ目の数字がシリーズを示していて、残りの二桁の数字はエンジン性能を示しています。エンジン性能とはバーチャル排気量のことで、20とついている現行モデルのBMW 220iStandardの実際の排気量は、1,998ccとなっています。iはinjection(インジェクション)からで、燃料種類がガソリン車であることを示します。車両タイプがセダンやハッチバックであるかどうかは、車両自体を見るとわかるためモデル名には含まれていません。
こちらでは、BMWの2シリーズについてご紹介します。
BMW 2シリーズは日本の環境に適したセダン
BMWの現行モデルは、数字のシリーズでいうと1,2,3,4,5,7,8とあり、英文字シリーズはM,X,iがあります。数字は小さい数字から大きい数字になるほど車格とボディサイズがアップしていくため、2シリーズはBMWのなかでは小型モデルといえるでしょう。現行の2シリーズの220i クーペStandardのボディサイズは、全長4,545mm、全幅1,825mm、全高1,405mmとなっています。
例えばトヨタで現在製造販売中のセダンの一つであるカローラのボディサイズは、全長4,495mm、全幅1,745mm、全高1,435mmとなりますので、220iクーペと比べると少し大きいということがわかります。
日本国内の道路環境として、市街地ほど狭路が多く、また駐車スペースの確保もしづらいといった特性において、BMWの2シリーズは日本の環境下にあった車といえるでしょう。
また、BMW 220iクーペは1,998ccといった排気量が抑えられている車のなかでもスポーツ性が高く、低出力で最大トルク300Nmを発揮する高い走行性能をもったモデルとなっているため、スポーツよりのセダンを好むドライバーから人気が高くなっています。