令和3年6月24日に、対象期間に輸入されたキャデラックのCT5等の計122台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたキャデラックの詳しい情報についてご紹介いたします。
キャデラック令和3年6月24日リコール情報
令和3年6月24日にリコール届出がされたキャデラック対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
キャデラック(CT5等)令和3年6月24日リコール届出の対象車
令和3年6月24日にリコール届出がされたキャデラック「CT5等」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:キャデラック CT5
型式:7BA-A2LL
対象期間:令和3年2月8日~令和3年5月13日
車台番号:1G6D85RK4M0101448~1G6D85RK4M0128813
リコール対象車台数:94台
車名通称名:シボレー コルベット
型式:不明
対象期間:令和2年9月1日~令和2年10月13日
車台番号:1G1Y93D49M5103667~1G1Y92D44M5108124
リコール対象車台数:28台
キャデラック「CT5」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたキャデラック(CT5等)の不具合の部位は電気装置(シリアルデーターゲートウェイモジュール)です。
不具合の状況及び原因は、車両システムにおいて、各モジュールからの通信を処理するシリアルデーターゲートウェイモジュールのソフトウェアが不適切であることがわかりました。そのため、各通信を正しく処理できないことがあります。エアバッグシステムに不具合が発生しても、警告灯が点灯しなくなるとともに、エアバッグシステムの不具合に乗員が気づかず必要な点検整備を行われないことにより、最悪の場合、衝突時にエアバッグが作動せず、乗員が傷害を負うおそれがあります。
改善内容としては、全車両、シリアルデーターゲートウェイモジュールのソフトウェアをアップデートします。
北米からの情報による発見となり、不具合の発生件数は国内0件、事故の有無はなしとなっています。
キャデラック「CT5」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったキャデラックのCT5は、2021年1月に国内に導入されたキャデラックCTSの後継モデルとなるセダンです。グレードはプラチナムとスポーツが用意されており、ブランドのイメージであるショーファーカーではなく、ドライバーズカーとなっています。こちらでは、キャデラックのCT5について詳しくご紹介します。
キャデラックCT5のドライバーへのユーザビリティ
キャデラックCT5が2021年1月に日本国内への導入を開始しました。プラチナムグレードのメーカー希望小売価格は5,600,000円からとなり、価格帯としてはドライバーズカーのなかでもプレミアムセダンとなるCT5は、トヨタのクラウンやメルセデスベンツ、BMWといったメーカーが販売する車両との比較検討をされる方が多いのではないでしょうか。
CT5のユーザビリティの一つが最新技術の装備です。まず、ドライバーが操作する際に見やすく、扱いやすいタッチパネルタイプのディスプレイが10インチサイズでフロントに収まっています。ロータリーコントローラーなどの操作はステアリングホイールでも操作出来るため運転中もストレスがありません。
ドライバーズシートにもこだわりがあり、キャデラックが特許を持っているセーフティアラートシートの機能で「ドライバーへの警告や警報アラートを必要とした時にバイブレーターによって瞬時に伝えることが出来る」ようになっています。また、高級セダンとして欠かせない静粛性の高さはキャデラックが製造する自動車に共通するものとなっており、遮音されることによって、BOSEのスピーカーとサラウンドシステムから発せられる音響設備を最大限に活かすことが出来るようになっています。