令和3年1月28日に、対象期間に製作されたダイハツのハイゼットの計624,105台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたダイハツの詳しい情報についてご紹介いたします。また、リコール対象車となったときの対応方法のほかリコール対象車をお得に廃車する方法についてもご紹介いたします。
ダイハツ令和3年1月28日リコール情報
令和3年1月28日にリコール届出がされたダイハツ対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
ダイハツ(ハイゼット)令和3年1月28日リコール届出の対象車
令和3年1月28日にリコール届出がされたダイハツ「ハイゼット」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:ダイハツ ハイゼットトラック
型式:EBD-S500P 3BD-S500P
対象期間:平成26年8月3日~令和2年11月4日
車台番号:S500P-0000069~S500P-0130201
リコール対象車台数:73,925台
型式:EBD-S510P 3BD-S510P
対象期間:平成26年8月3日~令和2年11月5日
車台番号:S510P-0000072~S510P-0354086
リコール対象車台数:136,297台
車名通称名:ダイハツ ハイゼット
型式:EBD-S321V HBD-S321V 3BD-S321V 5BD-S321V
対象期間:平成27年3月26日~令和2年11月4日
車台番号:S321V-0247796~S321V-0474122
リコール対象車台数:203,898台
型式:EBD-S331V HBD-S331V 3BD-S331V 5BD-S331V
対象期間:平成27年3月26日~令和2年11月6日
車台番号:S321V-0247796~S321V-0474122
リコール対象車台数:94,604台
車名通称名:ダイハツ ハイゼットデッキバン
型式:EBD-S321W 3BD-S321W
対象期間:平成27年3月27日~令和2年11月4日
車台番号:S321W-0004737~S321W-0010191
リコール対象車台数:4,815台
型式:EBD-S331W 3BD-S331W
対象期間:平成27年3月26日~令和2年11月4日
車台番号:S331W-0006518~S331W-0015088
リコール対象車台数:6,182台
車名通称名:ダイハツ アトレーワゴン
型式:ABA-S321G 3BA-S321G
対象期間:平成27年3月26日~令和2年11月4日
車台番号:S321G-0062857~S321G-0079375
リコール対象車台数:16,383台
型式:ABA-S331G 3BA-S331G
対象期間:平成27年3月27日~令和2年11月5日
車台番号:S331G-0027912~S331G-0038321
リコール対象車台数:10,400台
車名通称名:スバル サンバートラック
型式:EBD-S500J 3BD-S500J
対象期間:平成26年8月6日~令和2年11月4日
車台番号:S500J-0000052~S500J-0007729
リコール対象車台数:3,741台
型式:EBD-S510J 3BD-S510J
対象期間:平成26年8月6日~令和2年11月4日
車台番号:S510J-0000423~S510J-0033351
リコール対象車台数:9,668台
車名通称名:スバル サンバー
型式:EBD-S321B HBD-S321B 3BD-S321B 5BD-S321B
対象期間:平成27年3月27日~令和2年11月4日
車台番号:S321B-0009456~S321B-0023180
リコール対象車台数:11,544台
型式:EBD-S331B HBD-S331B 3BD-S331B 5BD-S331B
対象期間:平成27年3月27日~令和2年11月4日
車台番号:S331B-0009151~S331B-0022046
リコール対象車台数:7,805台
車名通称名:スバル サンバーオープンデッキ
型式:EBD-S321Q 3BD-S321Q
対象期間:平成27年4月22日~令和2年10月29日
車台番号:S321B-0009456~S321B-0023180
リコール対象車台数:100台
型式:EBD-S331Q 3BD-S331Q
対象期間:平成27年3月27日~令和2年10月22日
車台番号:S331Q-0000230~S331Q-0000480
リコール対象車台数:208台
車名通称名:スバル ディアス
型式:ABA-S321N
対象期間:平成27年4月1日~令和2年3月26日
車台番号:S321N-0002778~S321N-0003957
リコール対象車台数:1,178台
型式:ABA-S331N
対象期間:平成27年4月1日~令和2年3月26日
車台番号:S331N-0002733~S331N-0004226
リコール対象車台数:1,493台
車名通称名:トヨタピクシストラック
型式:EBD-S500U 3BD-S500U
対象期間:平成26年9月5日~令和2年11月4日
車台番号:S500U-0000053~S500U-0007209
リコール対象車台数:4,331台
型式:EBD-S510U 3BD-S510U
対象期間:平成26年9月4日~令和2年3月26日
車台番号:S510U-0000053~S510U-0016732
リコール対象車台数:7,498台
車名通称名:トヨタピクシスバン
型式:EBD-S321M HBD-S321M 3BD-S321M 5BD-S321M
対象期間:平成27年4月1日~令和2年11月4日
車台番号:S321M-0012574~S321M-0034888
リコール対象車台数:19,909台
型式:EBD-S331M HBD-S331M 3BD-S331M 5BD-S331M
対象期間:平成27年4月1日~令和2年11月5日
車台番号:S331M-0008021~S331M-0020878
リコール対象車台数:10,126台
ダイハツ「ハイゼット」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたダイハツ(ハイゼット)の不具合の部位は電気装置(自動変速機AT制御コンピュータ)です。
不具合の状況及び原因は、動力伝達装置において、バルブボデーが異常摩耗し、油圧漏れが発生するものがあることがわかりました。また、油圧漏れが発生した際のAT制御コンピュータのプログラムが不適切であることも判明しています。そのため、油圧漏れを正しく検出できないままの状態で使用を続けると、油圧漏れが大きくなり、最悪の場合、意図せぬクラッチが係合して一時的に急減速するおそれがあります。
改善内容としては、バルブボデーの異常摩耗の検証に時間を要するため、全車両AT制御コンピュータプログラムを対策プログラムに書き換えるとともに、油圧漏れを点検し、油圧漏れが確認出来た場合には、バルブボデーを新品と交換します。バルブボデーの異常摩耗については、原因が特定でき次第、必要に応じて措置を講じる予定となっています。
市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は35件、事故の有無は、物損1件となっています。
ダイハツ「ハイゼットトラック」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったダイハツのハイゼットトラックは初代モデルが1960年に登場し現在は61年目となっています。現行軽自動車の商標登録のなかで最も古い歴史を持つ軽トラックで、英語の綴りはHIJET、カタカナ表記はハイゼットとなっています。こちらでは、ダイハツのハイゼットトラックについて詳しくご紹介します。
ダイハツのハイゼットトラックには軽自動車初の安全機能が搭載
ダイハツから販売されているハイゼットトラックは、初代モデル発売開始から61年が経ち現行は2010年にフルモデルチェンジを行った10代目モデルとなっています。ハイゼットトラックは2018年のマイナーチェンジの際に、軽トラックで初めて衝突回避支援ブレーキ機能を搭載しました。このスマートアシスト3t機能により、さらに高い安全性がプラスされたことになります。また、2010年から2019年までの国内軽・小型・普通トラック車名別年間新規届出登録台数では、10年連続で販売台数1位を記録しています。