令和3年6月24日に、対象期間に製作されたダイハツのハイゼット等の計160,435台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたダイハツの詳しい情報についてご紹介いたします。
ダイハツ令和3年6月24日リコール情報
令和3年6月24日にリコール届出がされたダイハツの対象車(OEM車)および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
ダイハツ(ハイゼット)令和3年6月24日リコール届出の対象車
令和3年6月24日にリコール届出がされたダイハツ「ハイゼット」等の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:ダイハツ ハイゼット
型式:EBD-S321V HBD-S321V
車台番号:S321V-0345549~S321V-0423163
リコール対象車台数:76,564台
対象期間:平成29年10月31日~令和元年7月31日
型式:EBD-S331V HBD-S331V
車台番号:S331V-0183084~S331V-0228312
リコール対象車台数:44,652台
対象期間:平成29年10月31日~令和元年7月31日
車名通称名:ダイハツ ハイゼットデッキバン
型式:EBD-S321W
車台番号:S321W-0006958~S321W-0009021
リコール対象車台数:2,064台
対象期間:平成29年11月16日~令和元年7月31日
型式:EBD-S331W
車台番号:S331W-0009946~S331W-0012998
リコール対象車台数:3,048台
対象期間:平成29年11月6日~令和元年7月31日
車名通称名:ダイハツアトレーワゴン
型式:ABA-S321G
車台番号:S321G-0069347~S321G-0076256
リコール対象車台数:6,887台
対象期間:平成29年10月31日~令和元年7月31日
型式:ABA-S331G
車台番号:S331G-0031832~S331G-0036249
リコール対象車台数:4,411台
対象期間:平成29年10月31日~令和元年7月31日
車名通称名:スバルサンバー
型式:EBD-S321B HBD-S321B
車台番号:S321B-0016310~S321B-0020631
リコール対象車台数:4,319台
対象期間:平成29年10月31日~令和元年7月31日
型式:EBD-S331B HBD-S331B
車台番号:S331B-0015607~S331B-0019746
リコール対象車台数:4,138台
対象期間:平成29年11月1日~令和元年7月31日
車名通称名:スバルサンバーオープンデッキ
型式:EBD-S321Q
車台番号:S321Q-0000209~S321Q-0000239
リコール対象車台数:31台
対象期間:平成30年1月12日~令和元年6月26日
型式:EBD-S331Q
車台番号:S331Q-0000345~S331Q-0000419
リコール対象車台数:74台
対象期間:平成29年11月20日~令和元年7月30日
車名通称名:スバルディアス
型式:ABA-S321N
車台番号:S321N-0003435~S321N-0003846
リコール対象車台数:411台
対象期間:平成29年11月1日~令和元年7月31日
型式:ABA-S331N
車台番号:S331N-0003540~S331N-0004093
リコール対象車台数:554台
対象期間:平成29年11月7日~令和元年7月31日
車名通称名:トヨタピクシスバン
型式:EBD-S321M HBD-S321M
車台番号:S321M-0020451~S321M-0028813
リコール対象車台数:8,323台
対象期間:平成29年11月1日~令和元年7月31日
型式:EBD-S331M HBD-S331M
車台番号:S331M-0012672~S331M-0017656
リコール対象車台数:4,959台
対象期間:平成29年11月1日~令和元年7月31日
ダイハツ「ハイゼット」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたダイハツ(ハイゼット)の不具合の部位はかじ取り装置(ステアリングギヤ)です。
不具合の状況及び原因は、ステアリングギヤにおいて、ブーツ取付け部のシールが不適切かつエアコンドレンホースが直上にあるため、エアコン凝縮水が当該取付け部に滴下し、ギヤ内部に侵入するものがあるとわかりました。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ギヤ内部に錆が生じて異音が発生し、最悪の場合ベアリングが破損し操舵ができなくなるおそれがあります。
改善内容としては、全車両、エアコンドレンホースに延長用ホースを追加するとともに、ステアリングギヤのブーツ内を点検し、水の侵入が認められたものはステアリングギヤを新品と交換します。また、水の侵入が認められないものは、ブーツを適正に取り付けます。
市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は69件、事故の有無は、なしとなっています。
ダイハツ「ハイゼット」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったダイハツのハイゼットは、1960年から販売されている軽自動車のトラックとカーゴの商標名です。トラックは61年、カーゴは60年という長い歴史を持つ人気の軽自動車となっており、トヨタ自動車とスバルへOEM供給も行われています。こちらでは、ダイハツのハイゼットシリーズの中からハイゼットデッキバンについて詳しくご紹介します。
ダイハツのハイゼットデッキバンの特徴とは
ハイゼットデッキバンは、ハイゼットのプラットフォームを流用し、オープンデッキタイプの荷室がある4名乗車定員可能で2列シートの軽バンです。
2021年9月時点の現行モデル「ハイゼットデッキバン」は、最大積載量250kg、ハイルーフ仕様で上位グレードのG”SA3”は、5MTの2WDの場合メーカー希望小売価格は1,430,000円となっています。アウトドアやキャンプ用品などの積載にも適したデッキバンは、商用登録だけでなく自家用車としても人気があります。カラーパックの有料オプションを選択すると、標準色のホワイトとブライトシルバーメタリック以外の外装色を選択することが可能になります。カラーパック選択時のみの専用色が、ライトローズマイカメタリック、ファインミントメタリック、オフビートカーキメタリック、パールホワイト、ブラックマイカメタリックとなり、その中でもオフビートカーキメタリックが人気カラーとなっています。