令和4年1月20日に、対象期間に製作されたダイハツのロッキーの計11,349台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたダイハツの詳しい情報についてご紹介いたします。
ダイハツ令和4年1月20日リコール情報
令和4年1月20日にリコール届出がされたダイハツの対象車(OEM車)および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
ダイハツ(ロッキー)令和4年1月20日リコール届出の対象車
令和4年1月20日にリコール届出がされたダイハツ「ロッキー」等の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:ダイハツ ロッキー
型式:5AA-A202S
車台番号:A202S-0000061~A202S-0004018
対象期間:令和3年11月1日~令和3年12月23日
リコール対象車台数:3,421台
車名通称名:トヨタ ライズ
型式:55AA-A202A
車台番号:A202A-0000056~A202A-0010079
対象期間:令和3年11月1日~令和3年12月23日
リコール対象車台数:7,928台
ダイハツ「ロッキー」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたダイハツ(ロッキー)等の不具合の部位は原動機(エンジン制御コンピュータ)です。
不具合の状況及び原因は以下です。
ハイブリッド車において、発電に用いるエンジンの制御コンピュータのプログラムが不適切なことが原因で、走行中にエンジンが停止した直後の加速時に再始動できないことがあります。そのため、エンジン警告灯が点灯して加速不良となり、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合バッテリ残量不足により走行不能になるおそれがあります。
改善内容としては、全車両、エンジン制御コンピュータのプログラムを修正します。
市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は29件、事故の有無は、なしとなっています。
ダイハツ「ロッキー」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったダイハツのロッキーは1990年から1997年まで販売されていたモデルと、2019年から販売を開始した現行モデルがありますが、ダイハツでは1990年のロッキーの後継モデルではなく同じ車名をもつ異なるSUVとされているため、現在販売中のロッキーが初代モデルとなります。ダイハツだけでなくOEM供給を受けたトヨタ自動車にも同タイプSUVがあり、ライズという車名で販売されています。こちらでは、ダイハツのロッキーについて詳しくご紹介します。
ダイハツのロッキーとはどんなコンパクトSUVなのか
ダイハツのコンパクトなサイズのSUVというと、タフトやテリオスキッドなど軽自動車規格のSUVの印象を持つ方が多いと思いますが、ロッキーは1.0Lまたは1.2Lの排気量をもつ普通乗用車カテゴリのコンパクトSUVです。ターボエンジンを搭載しているロッキーは、軽量コンパクトタイプでありながら爽快感のある走りが特徴で、しっかりとした足回りを持っていることから、四駆が欲しいユーザーや、街乗りでもSUVに乗りたいが駐車スペースが限られるといったユーザーから好評です。現在のところは、トヨタディーラーの普及率もありOEM供給を受けたライズの販売台数が上回っているものの、同タイプのロッキーも高い人気があります。