三菱ふそうのリコール情報-令和4年4月21日リコール届出-

令和4年4月21日に、対象期間に製作された三菱ふそうのふそうファイターの計2,158台、ふそうスーパーグレートの計4,625台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。

こちらの記事では、今回リコール届出された三菱ふそうの詳しい情報についてご紹介いたします。

三菱ふそう令和4年4月21日リコール情報

令和4年4月21日にリコール届出がされた三菱ふそう対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。

三菱(ふそうファイター)令和4年4月21日リコール届出(届出番号:5137)の対象車

令和4年4月21日にリコール届出がされた三菱「ふそうファイター」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。

車名通称名:三菱ふそうファイターストレートフレーム車

型式:2KG-FK65F
対象期間:令和元年8月7日~令和3年8月26日
 車台番号:FK65F-605003~FK65F-607246
 リコール対象車台数:2,124台
型式:2KG-FK75F
対象期間:令和元年9月6日~令和3年7月8日
 車台番号:FK75F-605021~FK75F-605244
 リコール対象車台数:14台
型式:2PG-FK65N
対象期間:令和元年10月15日~令和3年3月1日
 車台番号:FK65N-605002~FK65N-605014
 リコール対象車台数:9台
型式:2PG-FK65NA
対象期間:令和元年12月16日~令和3年2月9日
 車台番号:FK65NA-605001~FK65NA-605011
 リコール対象車台数:11台

三菱「ふそうファイター」の不具合状況と改善内容

今回リコール届出がされた三菱ふそう(ふそうファイター)の不具合の部位は緩衝装置(リヤサスペンション) です。

不具合の原因は、中型トラックにおいて、リヤサスペンションの設計が不適切なため、段差通過時等に後輪のブレーキチャンバーとフレームが干渉し、最悪の場合、当該ブレーキチャンバーが破損して制動力が低下するおそれがあります。

改善措置として、全車両、リヤブレーキ一式およびリヤリーフスプリングブラケットを対策品に交換します。これに伴い、関連部品についても交換等を行います。

社内からの情報による発見となり、不具合の発生件数は1件、事故の有無は無となっています。

三菱(ふそうスーパーグレート)令和4年4月21日リコール届出(届出番号:5138)の対象車

令和4年4月21日にリコール届出がされた三菱「ふそうスーパーグレート」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。

車名通称名:三菱ふそうスーパーグレート

型式:2KG-FV70HJR
対象期間:平成29年10月31日~令和3年5月14日
 車台番号:FV70HJ-500003~FV70HJ-520185
 リコール対象車台数:656台
型式:2KG-FV74HJR
対象期間:平成30年1月12日~令和3年3月30日
 車台番号:FV74HJ-500003~FV74HJ-520033
 リコール対象車台数:72台
型式:2KG-FV70HYP
対象期間:平成31年2月5日~令和3年4月9日
 車台番号:FV70HY-500289~FV70HY-520264
 リコール対象車台数:86台
型式:2KG-FV70HZP
対象期間:平成31年3月28日~令和3年4月1日
 車台番号:FV70HZ-500407~FV70HZ-520223
 リコール対象車台数:25台
型式:2PG-FV74HJR
対象期間:平成30年1月17日~令和3年3月29日
 車台番号:FV74HJ-500004~FV74HJ-520032
 リコール対象車台数:65台
型式:2PG-FP74GGR
対象期間:平成30年5月29日~令和3年2月5日
 車台番号:FP74GG-500003~FP74GG-520008
 リコール対象車台数:31台
型式:2RG-FP74HDR
対象期間:平成29年10月6日~令和3年4月16日
 車台番号:FP74HD-500001~FP74HD-520713
 リコール対象車台数:2,463台
型式:2RG-FP74HER
対象期間:平成29年11月6日~令和3年4月27日
 車台番号:FP74HE-500001~FP74HE-520345
 リコール対象車台数:1,069台
型式:2RG-FP74HGR
対象期間:平成29年11月24日~令和3年4月7日
 車台番号:FP74HG-500002~FP74HG-520056
 リコール対象車台数:158台

三菱「ふそうファイター」の不具合状況と改善内容

今回リコール届出がされた三菱ふそう(ふそうファイター)の不具合の部位は灯火装置(トレーラ側ブレーキランプ) です。

不具合の原因は、大型トラクタにおいて、トレーラ側ブレーキランプの回路が不適切なため、ブレーキランプ点灯時に当該回路のダイオードが焼損する場合があります。そのため、トレーラ側ブレーキランプが不灯になってブレーキランプ異常の警告が表示され最悪の場合、火災に至るおそれがあります。

改善措置として、全車両、トレーラ側ブレーキランプ回路からダイオードを削除します。また、半導体リレーによる電装品制御を行っていない車両は、当該回路にリレーとサブハーネスを追加します。

社内からの情報による発見となり、不具合の発生件数は14件、事故の有無は火災1件、部分焼損2件となっています。

三菱「ふそうファイター」とはどんな車?

今回リコールの届け出があったふそうファイターは、2021年3月に新型モデルへとモデルチェンジした人気の中型トラックです。こちらでは三菱ふそうファイターについて、最新情報を詳しくご紹介します。

最新の安全装備を標準搭載している新型ファイター

三菱ふそうから現在販売されているふそうファイターは、2021年3月にフルモデルチェンジを行った新型モデルです。新型モデルには、ABA5(アクティブ・ブレーキ・アシスト5)という衝突被害軽減ブレーキシステムを全車標準搭載され、より安全な輸送が行えるように進化しました。先進予防安全システムのABA5は、前方認識カメラと高精度ミリ波レーダーは前方の交通状況を検知することが可能で、もしも走行している車両や静止車両および歩行者に対して衝突の危険があるとシステムが判断した場合は、ブザーとモニターで警報を鳴らします。それでも衝突の危険があると判断されると、衝突回避のため自動でブレーキが作動するようになっています。

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