令和3年4月1日に、対象期間に製作された日野自動車のブルーリボンの計1,451台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出された日野自動車の詳しい情報についてご紹介いたします。
日野自動車令和3年4月1日リコール情報
令和3年4月1日にリコール届出がされた日野自動車対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
日野自動車(ブルーリボン)令和3年4月1日リコール届出の対象車
令和3年4月1日にリコール届出がされた日野自動車「ブルーリボン」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:日野自動車 ブルーリボン
型式:QDG-KV290N1 QKG-KV290N1
対象期間:平成27年10月12日~平成29年7月10日
車台番号:KV290N1-7000001~KV290N1-7000355
リコール対象車台数:355台
型式:2DG-KV290N2 2KG-KV290N2 2TG-KV290N2
対象期間:平成29年8月24日~令和元年7月23日
車台番号:KV290N2-7000001~KV290N2-7000242
リコール対象車台数:242台
型式:2DG-KV290N3 2KG-KV290N3 2TG-KV290N3
対象期間:令和元年7月30日~令和2年11月19日
車台番号:KV290N3-7000001~KV290N3-7000129
リコール対象車台数:129台
型式:QKG-KV290Q1 QPG-KV290Q1 QRG-KV290Q1
対象期間:平成27年10月15日~平成29年8月10日
車台番号:KV290Q1-7000001~KV290Q1-7000294
リコール対象車台数:294台
型式:2DG-KV290Q2 2KG-KV290Q2 2PG-KV290Q2 2TG-KV290Q2
対象期間:平成29年8月24日~令和元年7月24日
車台番号:KV290Q2-7000001~KV290Q2-7000282
リコール対象車台数:282台
型式:2PG-KV290Q3 2RG-KV290Q3 2TG-KV290Q3
対象期間:令和元年 7 月 30 日~令和 2 年 11 月 19 日
車台番号:KV290Q3-7000001~KV290Q3-7000149
リコール対象車台数:149台
日野自動車「ブルーリボン」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされた日野自動車(ブルーリボン)の不具合の部位は燃料装置(燃料ホース)です。
不具合の状況及び原因は、大型バスの燃料ホースにおいて、整形ホースの差し込み代の組み付け指示が不適切なため、差し込み代が大きい場合に曲げ部に応力が集中し、亀裂が発生することがあると判明しました。そのため、そのまま使用を続けると亀裂が発展してしまい、燃料が漏れるおそれがあるとなっています。
改善内容としては、全車両、燃料ホースを対策品に交換し、正規位置に組み付けます。
市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は2件、事故の有無は無となっています。
日野自動車「ブルーリボン」とはどんな車?
今回リコールの届け出があった日野自動車のブルーリボンは、1951年から1975年まで、その後1982年以降販売されている大型バスです。2015年にはハイブリッドモデルのブルーリボンも登場しました。こちらでは、日野自動車のブルーリボンについて詳しくご紹介します。
日野自動車のブルーリボンがさらに燃費性能向上
日野自動車から販売されている大型路線バスのブルーリボンは、日野自動車が自由に安全に効率的に人と物が移動する豊かで住みよい持続可能(サステナビリティ)な社会を目指すために、4つの目標達成に取り組んでいます。そのなかで、安全と環境技術を追求した最適商品の提供をする方向性にむけてブルーリボンの改良がありました。改良は、2020年6月17日に発表、同年7月1日から改良車の発売が開始しています。改良により、アイドリングストップに関する仕様変更が行われ、燃費性能が向上しました。改良によって全車平成27年度重量車燃費基準を達成しています。