令和3年12月2日に、対象期間に製作されたホンダのN-VANなどの計85,390台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたホンダの詳しい情報についてご紹介いたします。また、リコール対象車となったときの対応方法のほかリコール対象車をお得に廃車する方法についてもご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。
ホンダ令和3年12月2日リコール情報
令和3年12月2日にリコール届出がされたホンダ対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
ホンダ(N-VANなど)令和3年12月2日リコール届出の対象車
令和3年12月2日にリコール届出がされたホンダ「N-VAN」などの対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:ホンダ N-VAN
型式:HBD-JJ1
対象期間:平成30年6月12日~令和2年8月24日
車台番号:JJ1-1000002~JJ1-1004028
リコール対象車台数:3,497台
対象期間:平成30年6月14日~令和2年8月24日
車台番号:JJ1-2000003~JJ1-2002487
リコール対象車台数:2,465台
対象期間:平成30年6月12日~令和2年8月25日
車台番号:JJ1-3000012~JJ1-3046474
リコール対象車台数:43,097台
対象期間:平成30年6月12日~令和2年8月25日
車台番号:JJ1-4000004~JJ1-4011236
リコール対象車台数:11,139台
型式:HBD-JJ2
対象期間:平成30年6月12日~令和2年8月24日
車台番号:JJ2-1000002~JJ2-1001634
リコール対象車台数:1,215台
対象期間:平成30年6月12日~令和2年8月24日
車台番号:JJ2-2000001~JJ2-2001423
リコール対象車台数:1,423台
対象期間:平成30年6月12日~令和2年9月7日
車台番号:JJ2-3000009~JJ2-3019104
リコール対象車台数:15,919台
対象期間:平成30年6月14日~令和2年8月25日
車台番号:JJ2-4000007~JJ2-4006666
リコール対象車台数:6,635台
ホンダ「N-VAN」などの不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたホンダ(N-VANなど)の不具合の部位は動力伝達装置(無段変速機)です。
不具合の状況及び原因は、無段変速機において、油圧制御プログラムが不適切なため、一定車速での走行時にアクセルの開閉を頻繁に繰り返す操作を行うと、金属ベルトに亀裂が生じ、破損することがあります。そのため、そのまま使用を続けると発進や加速不良となり、最悪の場合走行不能となるおそれがあります。
改善内容としては、全車両、無段変速機の金属ベルト破損片の有無を点検し、破損片が確認された場合は無段変速機を良品と交換するとともに、無段変速機の油圧制御プログラムを対策プログラムに書き換えます。破損片が確認されなかった場合は、無段変速機の油圧制御プログラムを対策プログラムに書き換え、故障検知プログラムを追加し、追加後にシフトポジション表示灯が点滅し、当該不具合が確認された場合には、無段変速機を無償交換します。
市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は284件、事故の有無は無となっています。
ホンダ「N-VAN」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったホンダのN-VANは、ホンダ(本田技研工業)が生産・販売している軽バンです。自家用車として、ホビー用途や車中泊などのアウトドアなどにも人気がありますが、商用車としても人気が高い車になっています。2021年2月には一部改良がありました。こちらでは、ホンダのN-VAN最新現行モデルについて詳しくご紹介します。
ホンダのN-VANは人気が高くて4か月待ち?
ホンダのN-VANは、2018年にNシリーズに追加された軽商用バンです。もともと商用車としても人気が高いものの、2021年の一部改良を受けて追加された新グレード+STYLE FUNではホビー用途など、趣味性の高い用途に向けて使用されることを前提に、レッド系やブルー系といった商用車とは異なるボディカラーの展開も追加されました。
人気が高いことに加えて、半導体不足等の影響も受けていることから、現在は工場出荷目処が4か月後となっています。