令和5年2月9日に、対象期間に製作されたホンダのN-ONEなどの計652台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたホンダの詳しい情報についてご紹介いたします。
ホンダ令和5年2月9日リコール情報
令和5年2月9日にリコール届出がされたホンダ対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
ホンダ(N-ONEなど)令和5年2月9日リコール届出の対象車
令和5年2月9日にリコール届出がされたホンダ「N-ONE」などの対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:ホンダ N-ONE
型式:6BA-JG3
対象期間:令和3年3月12日~令和3年4月28日
車台番号:JG3-2004721~JG3-2006188
リコール対象車台数:652台
ホンダ「N-ONE」などの不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたホンダ(N-ONEなど)の不具合の部位は動力伝達装置(ピークトルクリミッタ) ) です。
不具合の状況及び原因は、手動変速機を搭載した車両において、ピークトルクリミッタの樹脂製ハウジングの成形条件が不適切なため、当該ハウジングの強度が低下したものがあります。そのため、クラッチの繰返し操作によりハウジングが破損し、クラッチ液が漏れ、最悪の場合、クラッチ操作ができず変速できなくなるおそれがあります。
改善内容としては、全車両、ピークトルクリミッタを良品と交換します。
取引先からの情報による発見となり、不具合の発生件数は0件、事故の有無は無しとなっています。
ホンダ「N-ONE」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったホンダのN-ONEは、ホンダ(本田技研工業)が生産・販売している軽セダンです。N-ONEは、2012年にNシリーズの第二弾として登場しました。2020年にモデルチェンジがあり、現行モデルは2代目となっています。こちらではホンダN-ONEの人気グレードRS(6MT)について、詳しくご紹介します。
ホンダのN-ONE RS(6MT)はなぜ人気が高いのか
ホンダのN-ONE RS(6MT)は、2020年11月に2代目N-ONEのスポーティグレードとして追加されました。ホンダのRSとは、RoadSailing(ロード・セーリング)という意味があり、ヨットが風をうけて海原に行くように悠々と未知の彼方に駆け抜けるといった意味が込められています。N-ONEのRSタイプは、DOHCターボ付きエンジンで、駆動方式はFFのみ、トランスミッションは6速MTです。走りにこだわりのある人へ、操作性と一体感のあるクラッチフィールが人気の要因となっています。
ボディカラーはクリスタルブラックパールのモノトーンカラーのほかは2トーンカラーが選択可能となっていて、プラチナホワイト・パール&ブラック、ブリティッシュグリーン・パール&ホワイト、プレミアムイエロー・パールⅡ&ブラック、サンセットオレンジⅡ&ブラックから選ぶことができます。
N-ONE RS(6MT)が登場するまで、N-ONEのトランスミッションはCVTのみとなっていました。初代登場からユーザーからの要望も多かったため、RSになって追加された6MTは好評で、2代目登場以降の約2か月でN-ONE購入ユーザーの約3割が6MTのマニュアル車を選ぶという結果になっていました。