ジープのリコール情報-令和4年12月20日リコール届出-

令和4年12月20日に、期間中に輸入されたジープ・グランドチェロキー計1,177台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。

こちらの記事では、今回リコール届け出がされたジープの詳しい情報についてご紹介いたします。

自動車のリコール制度とは

自動車のリコール制度とは、設計や製造段階を原因とする不具合が特定の自動車(オートバイを含む)および原動機付自転車に発見され、その不具合により保安基準に不適合となる場合、道路運送車両法第63条の3に基づき、メーカーや輸入業者が国土交通大臣へその旨をあらかじめ届け出て、該当する製品を無料で修理をする制度のことです。日本では1969年6月に運輸省の通達でリコール届けの受付が開始されました。1994年7月には、道路運送車両法改正でリコール制度が法律で明記されて1995年1月に施行されました。

ジープ令和4年12月20日リコール情報

令和4年12月20日にリコール届出がされたジープ対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。

ジープ令和4年12月20日リコール届出の対象車

令和4年12月20日にリコール届出がされたジープ対象車(グランドチェロキー等)は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。

通称名:ジープ グランドチェロキー
型式:7BA-WK36P
車台番号:1C4RJFEG0KC743286~1C4RJFEGXKC752867
輸入期間:令和元年05月20日~令和元年12月19日
リコール対象車台数:計49台

型式:DBA-WK36T
車台番号:1C4RJFEG0JC482594~1C4RJFEGXKC732831
輸入期間平成30年08月19日~令和元年08月07日
リコール対象車台数:計355台

型式:DBA-WK36TA
車台番号:1C4RJFEG0JC472518~1C4RJFEGXKC754683
輸入期間平成30年08月19日~令和元年08月07日
リコール対象車台数:計773台

不具合状況と改善内容

今回リコール届出がされたジープの不具合の部位は、制動装置(ABS制御プログラム) です。

不具合の原因と状況は、制動装置において ABSの制御プログラムが不適切なため、ブレーキプレッシャーセンサーからの信号に過敏に反応してしまうことがあります。そのため、ブレーキペダルを踏んでないにも関わらず、制動灯が点灯および、エンジンが始動可能となるとともに Pレンジからシフト操作が可能となり、車両が動き出すおそれがあります。

改善内容としては、全車両、ABS制御プログラムを対策プログラムに書き換えます。

こちらの不具合の発見は、市場からの情報によるもので、不具合件数は5件、事故の有無はなしとなっています。

ジープ「グランドチェロキー」とはどんな車?

今回リコールの届け出があったグランドチェロキーは、2021年12月に約10年ぶりのフルモデルチェンジを行った5代目モデルです。ロングボディのグランドチェロキーLと、スタンダードボディのグランドチェロキーがあり、グランドチェロキーLは7人乗り、グランドチェロキーは5人乗りモデルのSUVとなっています。ジープのフラグシップモデルとして登場したグランドチェロキーは、乗り味の個性や利便性と機能性の高さなど、憧れの一台として人気があります。

2021年販売の最新グランドチェロキースペック

現在販売中のグランドチェロキーのスペックが下記の表になります。グランドチェロキーは全長4,900~4,910mmとなっており、人気の国産ミニバンアルファードの全長に近い大きさがあります。日本国内の駐車場の基本サイズから考えると、普通乗用車向けの駐車場のサイズは幅2.5m、奥行6m以上とされていますが、荷物の積み下ろしをするなどを考えるとゆとりがある大型車用に駐車するなどの工夫が必要となるでしょう。

通称名グランドチェロキーグランドチェロキーL
グレードLimitedLimited 4xeSummit Reserve 4XeLimitedSummit Reserve
型式7BA-WL203LA-WL203LA-WL20A7BA-WL36L7BA-WL36LA
全長(mm)4,9004,9105,200
全幅(mm)1,980
全高(mm)1,8101,8151,795
ホイールベース(mm)2,9653,090
燃料エンジン種類直列4気筒DOHCターボV型6気筒DOHC
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