令和2年10月1日に、平成25年5月13日~平成26年1月31日に製作されたマツダ計360台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届け出がされたマツダの詳しい情報についてご紹介いたします。
リコール対象車ってなに?
リコール対象車とは、リコール制度の対象となる車のことを指します。リコール制度とは、道路運送車両法に基づく自動車やオートバイに、設計や製造段階による不具合が発見された場合に、その不具合により保安基準に不適合となる場合、メーカーや輸入業者が無料で回収を行い修理を行う制度のことです。
自動車やオートバイにおけるメーカーによる自主改修は、リコール、改善対策、サービスキャンペーンの3つがあります。
リコール
リコールとは、自動車の構造または性能が自動車の安全上、道路運送車両の保安基準に適合しなくなるおそれがある状態もしくは、適合していない状態で原因が設計または製造段階の過程にある場合にその旨を国土交通大臣に届け出て自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
改善対策
改善対策とは、自動車の構造または性能が基準不適合状態ではないが、安全上または道路運送車両の保安基準上放置できなくなるおそれあるまたは放置できないと判断される状態で、原因が設計または製造段階の過程にある場合にその旨を国土交通大臣に届け出て自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
サービスキャンペーン
サービスキャンペーンとは、リコールまたは改善対策に該当しない場合であり、商品性や品質の改善のためにメーカーが自主的に自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
マツダ令和2年10月1日リコール情報
令和2年10月1日にリコール届出がされたマツダ対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
マツダ令和2年10月1日リコール届出の対象車
令和2年10月1日にリコール届出がされたマツダ対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
通称名:AZオフロード
型式:ABA-JM23W
車台番号:JM23W-680393~JM23W-680752
リコール対象車台数:計360台
マツダAZオフロードの不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたマツダの不具合状況は、フロントサスペンションにおいてコイルスプリングの鋼材に対する塗料の密着性が不足しているため、砂や小石を噛み込んだ場合に塗装が剥がれやすく腐食が早期に進行するものがある、とのことです。そのため最悪の場合、コイルスプリングが折損するおそれがあります。改善内容としては、全車両フロントコイルスプリングを対策品に交換を行います。