マツダのリコール情報-令和3年9月24日リコール届出-

令和3年9月24日に、対象期間に製作されたマツダのRX-8等の計12,491台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。

こちらの記事では、今回リコール届け出がされたマツダの詳しい情報についてご紹介いたします。

マツダ令和3年9月24日リコール情報

令和3年9月24日にリコール届出がされたマツダ対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。

マツダ(RX-8等)令和3年9月24日リコール届出の対象車

令和3年9月24日にリコール届出がされたマツダ「RX-8」等の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。

車名通称名:マツダ RX-8
型式:ABA-SE3P①②
 車台番号:E3P-300013~SE3P-308439
対象期間:平成20年1月8日~平成24年6月23日
 リコール対象車台数:8,193台
型式:CBA-SE3P①②
型式:平成20年1月8日~平成21年5月29日
 車台番号:SE3P-300012~SE3P-303639
対象期間:平成20年1月8日~平成 21年5月29日
 リコール対象車台数:230台

車名通称名:マツダ アテンザ
型式:CBA-GH5AP 4WD車のみ②
 車台番号:GH5AP-100004~GH5AP-100245
対象期間:平成20年1月15日~平成21年12月11日
 リコール対象車台数:242台

型式:DBA-GH5AP 4WD車のみ②
 車台番号:GH5AP-200002~GH5AP-200121
対象期間:平成22年1月6日~平成24年6月20日
 リコール対象車台数:120台

型式:CBA-GH5AS 4WD車のみ②
 車台番号:GH5AS-100006~GH5AS-100378
対象期間:平成20年1月15日~平成21年12月16日
 リコール対象車台数:373台

型式:DBA-GH5AS 4WD車のみ②
 車台番号:GH5AS-200001~GH5AS-200178
対象期間:平成22年1月6日~平成24年6月20日
 リコール対象車台数:178台

型式:CBA-GH5AW 4WD車のみ②
 車台番号:GH5AW-100011~GH5AW-100966
対象期間:平成20年1月15日~平成21年12月16日
 リコール対象車台数:955台

型式:DBA-GH5AW 4WD車のみ②
 車台番号:GH5AW-200002~GH5AW-200419
対象期間:平成21年11月4日~平成24年6月22日
 リコール対象車台数:418台

マツダ「RX-8」の不具合状況と改善内容

今回リコール届出がされたマツダ(RX-8)の不具合の部位は、燃料装置(燃料タンク)です。
当該部位でおこる不具合の状況及び原因は2つあります。

  1. 燃料タンクにおいて、タンク上面にある樹脂製ポンプリング部の遮熱性が不足しているため、エンジンや排気管からの熱影響を受けてポンプリングが劣化することがあります。そのため、そのまま使用を続けると劣化が進行して、ポンプリングに亀裂が入ることで燃料が漏れ、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。
    改善内容としては、全車両、燃料タンクに遮熱パッドを貼り付けます。
  2. 燃料タンクにおいて、タンク上面にある樹脂製ポンプリングの締め付けトルクの設定が不適切なため、ポンプリングの強度が低下することがあります。そのため、そのまま使用を続けるとポンプリングに亀裂が入り燃料が漏れ、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。
    改善内容としては、全車両、ポンプリング一式を新品に交換し、適切なトルクで締め付けます。

国内市場からの報告による発見となり、不具合の発生件数は31件、事故の有無は0件となっています。

マツダ「RX-8」とはどんな車?

今回リコールの届け出があったマツダのRX-8は、マツダが2003年4月から2012年6月まで生産・販売していたモデルです。初代RX-8の第3プラットフォーム・プログラム開発推進室の主査である片淵昇氏は、元々ツーリングカーレースや、モーター好きが高じてマツダへと就職を決めた人物です。その開発主査はRX-8のプロジェクトにあたり、スポーツカーファンを唸らせるハンドリングを持つ車として、生粋のスポーツカーファンにこの車のステアリングを握ってもらいたいという気持ちを込めて、RX-8を開発しました。こちらではマツダのRX-8について、くわしくご紹介します。

マツダ「RX-8」とはどんなスポーツカーか

マツダのRX-8は、ロータリーピストンのガソリンエンジン13B-MSPを搭載しています。ロータリーエンジン(RE)は、総排気量654cc×2の自然吸気エンジンとなっており、エンジンの配置は2ローター・ロータリーの縦置きです。ローター自体の軽量化とハイパワー化により、ハイパワーユニットは最高出力8,500rpmを発生させることが出来ます。また、従来のホイールに対して約15%の軽量化が図られていたため、パワーと軽量化によりさらにスポーツカーとして走行性能を高めることが出来ています。また、RX-8はスポーツカーでありながら、4ドア4シーターを備えているため、スポーツカーだけでなく通勤などの用途にも活躍する車となっていることが従来のスポーツカーとは異なる点となっていました。

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