令和3年8月20日に、対象期間に輸入されたメルセデスベンツのC200の計18,490台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたメルセデスベンツの詳しい情報についてご紹介いたします。
メルセデスベンツ令和3年8月20日リコール情報
令和3年8月20日にリコール届出がされたメルセデスベンツ対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
メルセデスベンツ(メルセデスC200)令和3年8月20日リコール届出の対象車
令和3年8月20日にリコール届出がされたメルセデスベンツ「C200」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:メルセデスベンツC200
型式:RBA-205042 左ハンドル
車台番号:WDD2050421R084830~WDD2050421R114861
対象期間:平成27年7月13日~平成27年11月14日
リコール対象車台数:624台
型式:RBA-205042 右ハンドル
車台番号:WDD2050422F000963~WDD2050422F295595
対象期間:平成26年4月18日~平成28年1月23日
リコール対象車台数:1,833台
車台番号:WDD2050422R019231~WDD2050422R377490
対象期間:平成26年11月17日~平成30年1月25日
リコール対象車台数:5,458台
型式:RBA-205042C 左ハンドル
車台番号:WDD2050421R069550
対象期間:平成27年8月27日
リコール対象車台数:1台
型式:RBA-205042C 右ハンドル
車台番号:WDD2050422F000856~WDD2050422F544553
対象期間:平成26年2月1日~平成29年4月10日
リコール対象車台数:1台
車名通称名:メルセデスベンツC200
型式:RBA-205042C 右ハンドル
車台番号:WDD2050422R006734~WDD2050422R386630
対象期間:平成26年11月17日~平成30年3月16日
リコール対象車台数:4,108台
型式:不明 右ハンドル
車台番号:WDD2050422F019975
対象期間:平成26年4月18日
リコール対象車台数:1台
車名通称名:メルセデスベンツC2004MATIC
型式:DBA-205043C 右ハンドル
車台番号:WDD2050432R288128~WDD2050432R388652
対象期間:平成29年5月12日~平成30年4月2日
リコール対象車台数:9台
車名通称名:メルセデスC200ステーションワゴン
型式:RBA-205242 右ハンドル
車台番号:WDD2052422F038757~WDD2052422F352082
対象期間:平成26年8月13日~平成28年5月19日
リコール対象車台数:3,557台
型式:RBA-205242C 右ハンドル
車台番号:WDD2052422F060115~WDD2052422F352268
対象期間:平成26年8月20日~平成28年4月27日
リコール対象車台数:1,375台
型式:-205042-
車台番号:WDD2052422F066651~WDD2052422F068595
対象期間:平成26年8月20日~平成26年9月23日
リコール対象車台数:15台
メルセデスベンツ「メルセデスC200」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたメルセデスベンツ(メルセデスC200)の不具合の部位は電気装置(オルタネータのダイオード)です。
不具合の状況及び原因は、4気筒ガソリンエンジンに搭載されているオルタネータにおいて、アイドル時の発電制御が不適切なため、整流器のダイオードが熱を受けて破損し、警告灯の点灯や充電不良を起こし、エンジンがストールすることがあるとわかりました。また、特定の組み合わせのダイオードが複数破損して、短絡するとオルタネータに台電流が流れて発熱し、周囲を溶損させることで、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。
改善内容としては、全車両、オルタネータの点検を行い、ダイオードが破損している場合は、オルタネータを対策品に交換します。ダイオードに破損がない場合は、エンジンコントロールユニットの制御プログラムを対策プログラムに書き換えます。
市場からの報告による発見となり、不具合の発生件数は60件、事故の火災12件となっています。
メルセデスベンツ「メルセデスC200」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったメルセデスベンツのC200は、2021年6月にフルモデルチェンジを行い5代目モデルが登場しました。Cクラスというと、Dセグメントクラスにカテゴリされる普通乗用車で、ボディサイズも日本国内の道路環境や駐車スペースにあっているため、外国産車のなかでも人気の高いモデルとなっています。こちらではメルセデスベンツのC200について、詳しくご紹介します。
5代目メルセデスベンツC200の人気のポイントは
メルセデスベンツのC200がフルモデルチェンジを行い登場した5代目モデルは、2021年6月29日に国内に導入することが発表されました。国内でCクラスが人気となるポイントの一つは、日本の交通事情や駐車スペースに対応しているボディサイズであることです。5代目モデルのC200の全幅は1,820mmになっており、日本国内に設置されている一般的な機械式駐車場の全幅1,850mm未満とされているところが多いため、Cクラスは都市部など駐車場が少ないところに置いても保有しやすい車となります。また、パワートレインがすべて電動化されたことによって環境性能がアップし、レスポンス能力も高まったことにより運転性能もアップしていることが人気を高めている要因となっています。