令和4年10月6日に、対象期間に製作された日産自動車のリーフ等の計108台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届け出がされた日産自動車の詳しい情報についてご紹介いたします。
日産自動車令和4年10月6日リコール情報
令和4年10月6日にリコール届出がされた日産自動車対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
日産自動車(リーフ)令和4年10月6日リコール届出の対象車
令和4年10月6日にリコール届出がされた日産自動車「リーフ」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:ニッサン リーフ
型式:ZAA-ZE1
車台番号:ZE1-202079~ZE1-202837
対象期間:令和4年6月6日~令和4年6月10日
リコール対象車台数:108台
日産自動車「リーフ」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされた日産自動車(リーフ)の不具合の部位は、車体(バックドアヒンジ)です。
不具合の状況及び原因は、バックドアヒンジにおいて、一部製作工程での作業指示および検査指示が不適切なため、車体への締結ナットが規定以上の締付トルクで締結されたものがあります。そのため締結ボルトが変形し、最悪の場合、ヒンジの片側が外れて、保安基準第18条に規定された堅ろう性の基準に抵触するおそれがあります。
改善内容としては、全車両、バックドアヒンジと締結ナットを交換します。
社内からの情報による発見となり、不具合の発生件数は0件、事故の有無は無しとなっています。
日産自動車「リーフ」とはどんな車?
今回リコールの届け出があった日産自動車のリーフは、100%電気で動く電気自動車です。リーフには二つのバリエーションがあり、航続距離が長い大容量の60kWhバッテリーと40kWhのバッテリー搭載モデルがあります。こちらでは日産自動車リーフの二つのバッテリー搭載車について、詳しくご紹介します。
二つのリーフの充電走行距離の差は
日産自動車のリーフには、バリエーションとして、60kWhバッテリー搭載モデルのe+と、40kWhバッテリー搭載モデルの二種類があります。バッテリー容量が異なるため、一充電走行距離と急速充電にかかる時間には差があります。
バッテリー容量が違うことによる差異が以下です。バッテリー容量が大きくなることにより、車両重量は重くなりますが、バッテリー容量が大きくなるため、最高出力は60kWhバッテリーe+の方が大きくなっています。
60kWhバッテリーe+ | 40kWhバッテリー | |
---|---|---|
一充電走行距離(WLTCモード) | 450km | 322km |
一充電走行距離(JC08モード) | 550km | 400km |
急速充電時間 | 約60分 | 約40分 |
車両重量 | 1,670~1,680kg | 1,520kg~1,530kg |
最高出力 | 160kW(218PS) | 110kW(150PS) |