令和4年7月28日に、対象期間に製作された日産自動車のエクストレイルの計56, 608台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届け出がされた日産自動車の詳しい情報についてご紹介いたします。
日産自動車令和4年7月28日リコール情報
令和4年7月28日にリコール届出がされた日産自動車対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
日産自動車(エクストレイル)令和4年7月28日リコール届出の対象車
令和4年7月28日にリコール届出がされた日産自動車「エクストレイル」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:日産自動車エクストレイル(ハイブリッド車のみ)
型式:DAA-HT32
車台番号:HHT32-100102~H T32-156735
対象期間:平成27年4月20日~令和元年6月12日
リコール対象車台数:11,724台
型式:DAA-HNT32
車台番号:HNT32-100029~HNT32-179949
対象期間:平成27年4月20日~令和元年6月12日
リコール対象車台数:44,884台
日産自動車「エクストレイル」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされた日産自動車(エクストレイル)の不具合の部位は、制動装置(電動ブレーキ倍力装置)です。
不具合の状況及び原因は、電動ブレーキ倍力装置において、油圧ポンプモーターの部品仕様が不適切なため、頻繁なブレーキ操作を繰り返した場合、ポンプモーター内部の電線が破損し、必要油圧が不足し、ブレーキ警告灯が点灯した後に警告音が作動するおそれがあります。警告灯点灯及び警告音作動した後もそのままの状態で使用を継続した場合、ブレーキの効きが悪くなるおそれがあります。
改善内容としては、全車両、当該電動ブレーキ倍力装置の油圧ポンプモーターを対策品に交換します。
市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は89件、事故の有無は無しとなっています。
日産自動車「エクストレイル」とはどんな車?
今回リコールの届け出があった日産自動車のエクストレイルは、2022年7月に約9年ぶりにフルモデルチェンジを行いました。エクストレイルといえば日産自動車が販売する国内外に人気の高いミドルサイズSUVで、2000年に初めて登場した初代モデルから人気があります。特に日産のエクストレイルといえば、オフロードもシティも乗り回し易い走行性能です。
エクストレイルの最新モデルの特徴は
日産自動車のエクストレイルは2022年7月25日にフルモデルチェンジを行いました。4代目エクストレイルの特徴は、初代モデルから継続されている走破性の高さで、初代モデルにつけられた「タフギア」な部分は、そのまま継承されています。さらに、日産自動車の電動化技術と4WD制御技術を統合した電動駆動四輪制御技術e-4ORCEが搭載されたことで、雪道や山道、オフロード(未舗装道路)のほか、急なカーブや坂道でも自動制御によりステアリング操作に頼ることなく安全な運転に集中することができます。特に路面状況や市街地走行での停止発進の連続、加減速により発生する前後の揺れも最小限に抑えることができるため、運転者だけでなく同乗者にとっても快適な乗り心地を生み出すことができています。