令和2年10月8日に、対象期間に輸入されたオペルのアストラ・ベクトラ計225台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届け出がされたオペルの詳しい情報についてご紹介いたします。
オペル令和2年10月8日リコール情報
令和2年10月8日にリコール届出がされたオペル対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
オペル(アストラ・ベクトラ)令和2年10月8日リコール届出の対象車
令和2年10月8日にリコール届出がされたオペル「アストラ・ベクトラ」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:アストラ
型式:GH-AH04Z18
対象期間:平成17年5月16日~平成18年4月5日
車台番号:W0L0AHL4855167300~W0L0AHL4865081322
リコール対象車台数:143台
型式:GH-AH04Z18W
対象期間:平成17年5月6日~平成17年12月19日
車台番号:W0L0AHL3555122192~W0L0AHL3565059139
リコール対象車台数:46台
型式:GH-AH04Z20
対象期間:平成17年5月6日~平成17年10月14日
車台番号:W0L0AHL3555148954~W0L0AHL3555178386
リコール対象車台数:4台
型式:GH-AH04Z20W
対象期間:平成17年5月6日~平成17年6月3日
車台番号:W0L0AHL4865010915~W0L0AHL4855153475
リコール対象車台数:24台
車名通称名:ベクトラ
型式:TA-Z02Z22
対象期間:平成17年12月19日
車台番号:W0L0ZCF6861035330~W0L0ZCF6861038125
リコール対象車台数:8台
オペル「アストラ・ベクトラ」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたオペルアストラ・ベクトラの不具合の部位は、運転席側エアバッグ(その他の装置)です。
不具合の状況及び原因は、運転席側エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、環境温度及び湿度変化の繰り返しにより、ガス発生剤が劣化する可能性があることが判明しました。そのため、エアバッグ展開時にインフレータ内圧が異常上昇してしまい、インフレータ容器が破損する恐れがあります。
改善内容としては、全車両の運転席側エアバッグユニットの部品番号を確認し、交換対象部品の場合は、対策品に交換を行います。
本国からの情報による発見のため、不具合の発生件数は0件、事故の有無も0件となっています。
オペル・アストラとはどんな車?
今回リコールの届け出があったオペルのアストラは、オペルから販売されている現在も販売中の乗用車です。日本仕様は初代モデルから3代目モデルまで販売されていましたが、日本市場からオペルが2006年5月8日に撤退したため、以降のモデルは正規輸入が行われていません。
オペル・アストラの国内仕様最後の3代目モデルとは
オペル・アストラの3代目モデルは2004年に販売を開始し、同年世界で40万台販売された人気のハッチバックカーです。2005年には、世界で51万台が新規登録され、カーオブザイヤー2005を獲得しています。3代目モデルの発売開始から2年で100万台を達成しており、人気車だったことがわかります。アストラの3代目モデルの特徴は、安全装備が充実していることで、当時のEuroNCAP衝突安全性テストでは最高評価の5つ星を獲得しました。日本仕様の輸入販売は、2006年5月8日の撤退を最後に終了しているため、現在中古車市場でも現存する車体は数少なくなってきています。