令和4年5月17日に、対象期間に輸入されたプジョーのプジョーe-208等の計139台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたプジョーの詳しい情報についてご紹介いたします。
プジョー令和4年5月17日リコール情報
令和4年5月17日にリコール届出がされたプジョー対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
プジョー(プジョーe-208)令和4年5月17日リコール届出の対象車
令和4年5月17日にリコール届出がされたプジョー「プジョーe-208」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名:プジョーe-208
型式:ZAA-P21ZK01
対象期間:令和2年9月14日~令和2年11月4日
車台番号:VR3UHZKXZLT052238~VR3UHZKXZLT091653
リコール対象車台数:85台
車名:プジョーe-2008
型式:ZAA-P24ZK01
対象期間:令和3年1月16日
車台番号:VR3UKZKXZKJ890612~VR3UKZKXZLJ846217
リコール対象車台数:40台
車名:DS DS 3 クロスバック E-TENSE
型式:ZAA-D34ZK01
対象期間:令和3年1月16日
車台番号:VR1UJZKXZKW142341~VR1UJZKXZLW024717
リコール対象車台数:14台
プジョー「プジョーe-208、2008」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたプジョー(プジョーe-208、2008)の不具合の部位は原動機(オンボードチャージャー及び EVCU)です。
不具合の状況及び原因は、オンボードチャージャー及び EVCU(エレクトリックドライブトレーンスーパーバイザー ECU)において、オンボードチャージャーの基板の接続及びEVCU のソフトウエアが不適切なため、オンボードチャージャーに一時的な電圧変動が発生し、EV システムの故障と判断してしまい、警告灯点灯、警告メッセージの表示、及びモーターの作動停止が発生するおそれがあります。このため、車両が走行中に停止し、停止後すぐに再始動できなくなるおそれがあります。
改善内容としては、全車両、EVCU 及び関連するソフトウエア(バッテリーEV システム)を対策プログラムに更新します。また、オンボードチャージャーのシリアル番号を確認し、該当する場合はオンボードチャージャーを対策品に交換します。
こちらは、本国からの情報による発見となり、不具合の発生件数は0件、事故の有無は0件となっています。
「プジョーe-208」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったプジョーのe-208は、コンパクトタイプの電気自動車です。フランスの自動車メーカーであるプジョーが製造販売しているプジョーe-208は、高効率電動モーターを搭載していて、最高出力は100kW・最大トルク260Nmとなっていて、電動モーターだからと言って決して加速力が弱いわけではなく、発進時から最大トルクを発生できるモーターになるためスムーズな加速が可能な車となっています。
電気自動車プジョーe-208のメリット
プジョーe-208は、電動モーターで走行する電気自動車となっています。今までガソリン車やハイブリッド車といったエンジンを搭載する車のみ乗ってきたという方にとって、電気自動車に乗り換えるかどうかはかなり悩まれるのではないでしょうか。こちらでは、電気自動車プジョーe-208のメリットをご紹介します。
プジョーe-208は、コンセントタイプの3kW普通充電機で充電が可能となっています。自宅駐車場に充電設備を設置するのであれば、屋外用コンセントを設置することで対応が可能です。外国産メーカーのため定格内かどうかが不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、日本国内の定格出力3kWに対応しています。自宅だけでなく、全国の充電スタンドでも充電が可能です。コンセントタイプによる普通充電での所要充電時間は、50km走行分であれば約3時間、満充電をするには約18時間となり、通勤が50キロ圏内であれば一晩の充電量で問題ありません。
電気自動車は電動モーターでの走行になるため、静穏性が高くなり、低重心で安定した走行が可能になります。早朝や夜間の発進や停車時も騒音の心配がありません。また、燃料や排気ガスの臭いがないことも、狭路が多く、隣家との距離が近い日本の住宅事情にあっています。