ポルシェは令和2年7月20日と令和2年7月27日に、平成30年5月22日~令和2年6月1日に導入された計572台についてリコール届出を国土交通省に提出しました。
こちらの記事では、今回リコール届け出がされたポルシェの詳しい情報についてご紹介いたします。
ポルシェ令和2年7月リコール情報
令和2年7月にリコール届出がされたポルシェ対象車および不具合状況と改善内容ついてご説明いたします。ご自身が所有するポルシェがリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ、照らし合わせてご確認ください。
令和2年7月20日リコール届出のポルシェ対象車
令和2年7月20日にリコール届出がされたポルシェ対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名と型式を照らし合わせてご確認ください。
通称名:Cayenne
型式:ABA-E3K30、ABA-E3K30A
車台番号:WP1ZZZ9YZLDA01436~WP1ZZZ9YZLDA61114、WP1ZZZ9YZLDA01707~WP1ZZZ9YZLDA59960
製作期間:令和元年11月12日~令和2年3月16日
リコール対象車台数:170 台
令和2年7月20日リコール届出の不具合状況と改善内容
令和2年7月20日リコール届出がされたポルシェの不具合状況は、オートマチックトランスミッションオイルラインにおいて製造時の材料配合が不適切なため、適切に摩擦溶着されていないものがあるとのことです。そのため当該ラインの接続部が外れ、トランスミッションオイルがもれて、最悪の場合、路面に流れたオイルにより後続車両に事故が発生するおそれがあります。改善内容としては、全車両のオートマチックトランスミッションオイルラインの製造日を確認し、交換対象の場合はオイルラインを良品への交換を行います。
令和2年7月27日リコール届出のポルシェ対象車
令和2年7月27日にリコール届出がされたポルシェ対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名と型式を照らし合わせてご確認ください。
通称名:CayenneTurbo、CayenneTurbo S、
型式:ABA-E3K40A、3LA-E3L40A
車台番号:WP1ZZZ9YZKDA90235~WP1ZZZ9YZLDA89205、WP1ZZZ9YZLDA52116~WP1ZZZ9YZLDA92847
製作期間:平成30年5月22日~令和2年6月1日
リコール対象車台数:402 台
令和2年7月27日リコール届出の不具合状況と改善内容
令和2年7月27日リコール届出がされたポルシェの不具合状況は、燃料ラインにおいて耐熱評価が不十分なため、耐熱性が不足しているとのことです。そのため、エンジンルーム内の高温に晒されると当該ラインに亀裂が生じ、最悪の場合、燃料が漏れるおそれがあります。改善内容としては、全車両の燃料ラインを対策品への交換を行います。
リコール対象車でも売却可能
リコール対象車になったことをきっかけに車の乗り換えを考える方もいらっしゃるでしょう。
では、リコール対象車でも買い取ってもらえるのでしょうか?こちらでは、リコール対象車の売却やリコール対象車を売却する際の注意点についてご説明いたします。リコール対象車の売却をご検討中の方は、参考にしてみてください。
リコール対象車でも売却可能
リコール対象車であってももちろん売却することは可能です。リコール対象歴があるからという理由だけでは車の買取査定に影響することはありません。しかし、売却を考えている場合であっても、査定前にリコール対象箇所の点検・修理を済ませておくに越したことはないでしょう。
リコール対象車を売却する際の注意点
リコール対象車かどうかということよりも、故障カ所があれば車の買取価格は大幅に下がってしまいます。買取査定額は基本的に、メーカー・車種、走行距離、年式から算出されます。それに加えて、外装状態や内装状態もプラス査定やマイナス査定として算出されます。リコール内容と関係ない故障などは、査定額にもちろん関係しますので注意しましょう。
リコール対象車は廃車買取業者へ
リコール対象歴のある車の売却先としておすすめなのが、廃車買取業者です。廃車買取業者とは廃車を専門としている業者で、車の引取りから解体、陸運局での廃車手続きの代行など廃車に関するすべてを行ってくれます。廃車買取業者といっても最近は全国各地にいくつもありますので、1社ではなく数社で比較をするなどとして慎重に選んでください。