令和3年5月14日に、対象期間に製作されたスズキのジムニーの計111,611台、クロスビーやスペーシア車いす移動車等の計34,200台についてのリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたスズキの詳しい情報についてご紹介いたします。
スズキ令和3年5月14日リコール情報
令和3年5月14日にリコール届出がされたスズキ対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
スズキ(ジムニー)令和3年5月14日リコール届出番号4946
今回リコール届出がされたスズキ(ジムニー)の不具合の部位は電気装置(ワイヤハーネス)です。
スズキ「ジムニー」の不具合状況と改善内容
不具合の状況及び原因は、運転席ドアおよび助手席ドアのワイヤハーネスにおいて、設計が不適切なため、ドア開閉の繰り返しにより、配線が断線することがあるとわかりました。これにより、サイドエアバッグやカーテンエアバッグ、ドアミラーの補助方向指示器等が作動しなくなるおそれがあります。
改善内容としては、全車両、運転席ドアおよび助手席ドアのワイヤハーネスを対策品に交換します。
市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は13件、事故の有無はなしとなっています。
上記リコール届出がされたスズキ「ジムニー」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:スズキ ジムニー
型式:3BA-JB64W
対象期間:平成30年5月11日~令和2年12月2日
車台番号:JB64W-100092~JB64W-181143
リコール対象車台数:80,932台
型式:3BA-JB74W
対象期間:平成30年6月1日~令和2年12月3日
車台番号:JB74W-124721~JB74W-124947
リコール対象車台数:30,679台
スズキ(クロスビー、ジムニー、スペーシア等)令和3年5月14日リコール届出番号4947
今回リコール届出がされたスズキ(クロスビー、ジムニー、スペーシア等)の不具合の部位は燃料装置(燃料ポンプ)です。
スズキ「クロスビー、ジムニー、スペーシア等」の不具合状況と改善内容
不具合の状況及び原因は、低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなり、燃料によって膨潤して変形することがあるとわかりました。そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合は走行中にエンストに至るおそれがあります。
改善内容としては、全車両、低圧燃料ポンプを対策品と交換します。
市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は29件、事故の有無はなしとなっています。
上記リコール届出がされたスズキ「クロスビー、ジムニー、スペーシア等」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:スズキ クロスビー
型式:DAA-MN71S
対象期間:平成30年4月9日~平成30年11月9日
車台番号:MN71S-113528~MN71S-130885
リコール対象車台数:16,934台
車名通称名:スズキ ジムニー
型式:3BA-JB64W
対象期間:平成30年5月11日~平成30年11月28日
車台番号:JB64W-100092~JB64W-112388
リコール対象車台数:12,280台
型式:3BA-JB74W
対象期間:平成30年6月1日~平成30年11月15日
車台番号:JB74W-100036~JB74W-102725
リコール対象車台数:2,685台
車名通称名:スズキ スペーシア車いす移動車
型式:DBA-MK32S 改
対象期間:平成29年10月2日~平成29年12月13日
車台番号:MK32S-452296~MK32S-452456
リコール対象車台数:159台
型式:DAA-MK42S 改
対象期間:平成29年9月28日~平成29年12月25日
車台番号:MK42S-217109~MK42S-225307
リコール対象車台数:86台
型式:DAA-MK53S 改
対象期間:平成30年1月25日~令和元年10月9日
車台番号:MK53S-103809~MK53S-230284
リコール対象車台数:1,776台
車名通称名:マツダ フレアワゴン 車いす移動車(スペーシアOEM)
型式:DBA-MM32S 改
対象期間:平成29年10月4日~平成29年12月14日
車台番号:MM32S-451485~MM32S-451544
リコール対象車台数:60台
型式:DAA-MK42S 改
対象期間:平成30年3月16日~令和元年8月28日
車台番号:MM53S-101472~MM53S-107939
リコール対象車台数:220台
スズキ「スペーシア」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったスズキのスペーシアは、スズキの販売している軽自動車で、ファミリーカーとして人気のスーパーハイトワゴンです。初代スペーシアの販売は、2013年でパレットの後継車として販売されました。パレットの特徴であり、人気の後部席両側スライドドアを継承していて、狭い駐車スペースでもドアの開閉がしやすいことが人気となっています。こちらでは、スズキのスペーシアについて詳しく解説します。
スズキのスペーシアは家族も嬉しい軽ハイトワゴン
スズキのスペーシアは現在2代目モデルを販売中で、2020年8月には2代目モデルのマイナーチェンジがありました。コンセプトとして、子育て世代のファミリー層に向けた使い勝手の良いハイトワゴンタイプの軽自動車となっています。もともと、車名の通り広々とした室内空間(スペース)があることで知られている車でしたが、さらに安全性能、経済性の高い燃費性能も加わっています。室内空間の広さは、室内高1,410mmで小さいお子様であれば停車中に立って着替えることも出来るゆとりがあります。また、ラゲッジスペースは広さもありますが、低床設計であるため重たい荷物などの積み降ろしも無理なくしやすい作りとなっています。ベビーカーや自転車の積み込みも出来る広さがあるため、雨の日のお迎えで自転車を積んで帰りたいといった場合も安心です。